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[195577] ペンタ
詩人:EASY [投票][編集]

底知れぬ自由がポテンシャル


僕たちが僕たちを
説明しようとする時に

始めに覚えるフレーズだ


どんな時にも使えるし
基本的には外さない


後は好きにするだけで
根本的にもそれでいい


2019/04/18 20:26



[195574] S(:O)S
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

そこにある
そこにあるよ
本当は地面は
暗闇に
蜘蛛の糸がなびく
その上を綱渡りしているような
いつ切れてもおかしくないし
一歩目から切れていなければ
そもそもおかしい
本当は地に足ついて歩いている
暗闇の中を
不安でいっぱいいっぱいで
怖いんだ
そこにある
本当の恐怖は
いつもひとりで感じている
これ以上
落ちることなどないのに
安心して歩けないんだ

2019/04/18 02:25



[195573] SABO
詩人:gof [投票][編集]

異なる星 鼓動 孤独 出逢い 目眩

わずに残った水分は
正義感の様な 純粋無垢さの様な

この街に暮らして あの町で生まれて

わだかまりも 猜疑心も
ぬくもりも希望も

みんな脈々と 今に至るまでの
呼吸と瞬きの間に創られて参りました

正しい生き方とは
マリーアントワネットとは

ただ君の便りを待っていただけ
あの雨の日に差し伸べたかった手とは
誰にも気付かれない商店街の片隅の傘でした

ただ堕落して 楽をしたいわけじゃない
この気持ちを共有したくて
絵を描く 音楽をやる 馬鹿をやる 悪さをする

君もキミも このボクも
知らない生き様の雑踏で

ふいに優しくなれたらいいね

サヨナラを見越して 笑う今日なんてないね

明日からだ ひたすら明日からだ
この身体は まだ動く
ひび割れた心のカケラならば
また拾い集めればいい

もっとカラフルで 誰も目に止めない様な
景色や過ちや微笑みの中に
煌めくカケラはあるはずと

寝転んで 酒飲んで 悔いて 腑に落ちたなら
また深呼吸して 先ずは演じればいい
信じこめばいい
「悲観は気分 前向きは意思だ!」なんて

泥まみれで荒んだ今日にだって
まだやり直しや挽回はある

今ある人生だ 今ある生命だ
きみもぼくも まだ出来るはずだと

2019/04/17 12:49



[195571] 寂しさの形
詩人:小さな貝がら [投票][編集]

寂しさの形は
無色透明の涙

貴方が好きだと
感じる程
貴方を愛してると
思う程

私の心を動かして
私の心が疼きだして
私の心をかき乱してく

そして
流れてく
溢れてく

形成しないかも
しれないけれど

寂しいと
訴えている
その形に気づいて

私の気持ちに気づいて

By 音無詞 詩
2019年4月作

2019/04/17 10:41



[195564] つり
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

なにをされているんですか

みてわかりませんか
釣りです

何がつれますか

まだ何も釣れていませんから
わかりません 

何も釣れていなくて
どうして釣りをされているんですか

質問が多い方ですね 
何か釣れるかもと考えて 
釣りをしているのです

もう一つだけ質問させてください
楽しいですか

釣れなければ
楽しくはありません
でも
やめる理由もないのです

この本屋は立ち読み禁止
ウェイパーをふりかけて
文脈をそれて
ふりかえる


2019/04/13 19:19

[195563] 無題
詩人:KiraAya [投票][編集]


優しさはいらない
いらないんだ

ありがとう
でももういらない

僕はもう戻れないから
君に何も返せないから
だから もういいよ

もういいんだ

僕を思い出さないで

2019/04/13 00:53



[195550] 欠落
詩人:キンセンカ [投票][編集]


君がどんなにクズでも

その汚さも弱さも素直さも

最終的に受け入れてあげられるのは僕だけだろうね

6年分の歪みを持った僕と君だからこそ

歪な型でも上手くハマるのさ

自由に生きてせいぜい病んで苦しんでくれ

その姿がたまらなく馬鹿で愛おしく感じるから

お腹抱えて笑ってあげる

鑑賞を一通り楽しんだら

ドブより汚そうなその体を抱きしめてあげる

君がどんなにダメ人間だろうが

純粋な心はそのままだと知っているからね

学習しない可哀想な人

難しく考えずにただ愛されたいだけなのにね

またその顔

でもそろそろ見飽きたかな

もっと魅力的な表情を引き出してあげる



2019/04/09 02:25



[195547] ふりだし
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

さいのめはふたつ
どうぶつえん
ぶたないよ
さいころをふろう
そんなふたり

さいのめはいくつ
いかさまは
ふらないでね
さいころされて
たとえそんでも

さいのめはみてた
あがらない
あまぞら
すごろく
そんなふたり



2019/04/09 22:56



[195545] ルーパー
詩人:EASY [投票][編集]

空間は制限を与えようとする
古典的なループトリックで

苦しみは価値観が構成した
アーティスティックな生態系

光りと闇は観念で神になって
思考は言論みたいに

自由っていうフレーズになった


ああ、本当に思うよ
目に見えないくらい離れた星を見て


宇宙は衝撃的に狭く
空間は僕たちに距離を与えない


何が出来なくて
何処に辿り着いて
何を手にすればいい?


僕は、すでにそうである場所で
プラカードを掲げながら

シュプレヒコールは歌わない


僕は振り向いて
笑顔と呼ぶにはあまりにも透明に

君の姿を探すんだ


ほんの一瞬の間
僕は君を探す


喧騒はモーションをスローにして
光りは輝きの範疇を超え

何よりもゆっくりと反射する



それは、まるで
記憶で作られた走馬灯の中にあった

本当の僕たちの
居場所の秘密みたいだ


ああ、なんて空間は
ああ、なんて時間は

こんなにも狭いのか

2019/04/05 01:46



[195543] 嘲笑
詩人:清彦 [投票][編集]

ありふれた人生を

送るのでしょうね?

このまま

妥協と惰性を離せないで



繋がっていた筈の神秘の何かは

一体何処?

織り成す会話の中で時々

溢れそうに思い出しそう

でも怒りで全て

同時に散らかって

また失ってしまう



願ってもみるけど

僕にはもう資格がない

かろうじて生きてるので

かろうじて死んでないだけ



僕は人殺しと

大差無いよ


だって人殺し



大差は無いよ



遮るビル あの青い空へ

何処へでも行けそうに

雲は誘っているのに

立ちはだかる困難はそう、

こんなにも無表情で冷酷に



嗚呼

君が眩しい光の中に消えてくのを

黙って見送って

笑って

祈って

そのあと

どうしよう



2019/04/04 02:16
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