詩人:清彦 | [投票][編集] |
久しぶりに
ちょっと痛かった
息がつまって昔を思い出した
なんでもないこと
君は上手く喋るだけさ
愛される人柄だよ頑張ってほしい
こんなことしてる間にまた
我こそはひとりぼっち
"真実の愛"なんて
冗談めいた本気の病気で
望むことことごとく
払い除けてばかりの日々
取り返してみたいな
普通に過ごせたはずの青春を
謳歌したい 理屈も捨てて
戻りたいな戻りたいな
やり直して生きてみたい
あの10年前を
ここんところのらりくらり
表面上では上手く行ってた
閉ざしてたプライドのボロ屋から
やっと外に出てこれたから
でもこの過去は自分だから
剥がしても壊しても
同化して取り出せない何かがある
そう言うのか10年後も
痛かったりシラけたり
おどけたり怒ったり
笑うのさ その通り
馬鹿な心情、能天気
無茶苦茶が好きだから
笑うのさ その通り
どう やり直しても
何度でも行き着く
愚かで賑やかで
何もかもが馬鹿けてる
その道に
詩人:清彦 | [投票][編集] |
映画の中は現実じゃない
そんなことわかってるし当たり前だ
それでもフィクションに感動するわたし
炊飯ジャーの炊きあがりましたよの音で
現実に帰る悲しさよ
こんなに誰かに愛されたいというのに
わたしは何をやっているのだろう
やり方がわからないから仕方がない
いやもしかしてきっとみんなそうなんだと
都合の良い解釈で今日もひと安心
猫の鳴き声
雨の日の湿度
何も改善されない
憂う日々の物語
あなたに会いたくなって
欲情と虚しいひとりごと
こんなはずじゃなかった!
そしてこれはフィクションじゃない
そんなこと呆れるくらいわかりきってるけど
果たしてそれが当たり前でいいのか?
DONT TREAD ON ME!
黄色い旗の中で渦巻いてる
どこか戦いたくて仕方がない
だけど恐ろしくて仕方がない
あの映画の最初のカットはキリストで
かの国の在り方を問うていた
矛盾を孕む現実のすべて
あなたやその周り愛しているけど
わたしのその優しさの中には実は
どうしても隠しきれないそれ
つまり憎悪が隠れてるんだよ
こんな世の中で育った
そんなわたし
映画の中は真実じゃない
だとしても現実はどこまで信じていいの?
あるがままを受け入れられない
偶像を拝む毎日に耐えきれなくなったなら
DONT TREAD ON ME!
いったい誰に叫べは良いのか
詩人:EASY | [投票][編集] |
君の誕生日に
幸せをプレゼント
黄色いリボンで着飾った
僕の欲望を君はほどく
僕は記念日を
あまり気にしない
得意な数学が
大嫌いなのと同じ意味
君の誕生日は
数字で表現されて
僕の欲望は
詐欺っぽい嘘だ
君の誕生日に
幸せをプレゼント
そんなのは嘘
誕生日じゃなくても
プレゼントするよ
僕じゃなくて幸せが
そう言ってるんだから
詩人:EASY | [投票][編集] |
温かさを伝える為に
必要なものは
お金ではない
微笑みを伝える為に
必要なものは
命ではない
愛を伝える為に
必要なものは
なにもない
それでも尚、僕たちは
生まれてしまい
言葉を使うしかないから
愛しいにもほどがある
詩人:EASY | [投票][編集] |
ずっとそれを
握りしめてる
小さな手
汗でもう、何なのかさえ
分からなくなってる
その小さな手
とても柔らかく
口は一文字
その愛らしさは
憎まれる方法を
知る術がない
四つ葉のクローバーは
生物的には奇形で
運命的には幸運で
僕たち的には柔らかい
とてもその様なものだ
それはただ
夜の癖に昼よりも
はっきりと見える雲みたく
そのことを宛てがうように
とても柔らかきものの様にして
そのことを
僕に伝えようとする
とても言葉にすることを
させなくさせてる愛しさだ
詩人:清彦 | [投票][編集] |
君に会いに行く
道のりを思い出す
遠く感じて少し苦しい
余計なことを考える癖を
なくせないまま大人になったよ
君が口ずさむメロディ
煙に溶けていくその視線
唄の中に隠れてる
いくつものストーリー
大人になったんだろうね
僕より違う誰かのほうが
君のことを知ってる気がして
同じ空を見てた頃と
変わらずに見えることが
少しだけ苦しい
紫色の花が
春風に揺れてる
自分の名前も知らずに
通り過ぎる人を眺めながら
光を待つのかな
久しぶりに話すときは
言葉を待つ刹那
君の瞳を見ながら
少しだけ怯えてしまうよ
僕より違う誰かのほうが
君のことを愛してたことを
何もわからないまま
揺れて待ち続けていただなんて
思ったりして
同じ空を見てた頃と
変わらずに見えることが
少しだけ苦しい
詩人:ちぃふぁん | [投票][編集] |
もやもやした想いが
私の中に膨らんで
あの人を思うたび
この気持ちが何なのか分かってしまう
でもこれは恋と呼べるのか
ただの気まぐれなのか分からなくて
また自分が嫌になる
結局のところ自己完結して口をつぐむ
妄想だけでいいんだ
嫌われてしまうのが怖いから
私の中にいるあの人は私を好きだから
ただ仲良くしてくれる距離でいいんだ
あの人は特別で
一番ではないけれど
私はもう一人ではないから
交わらないと分かっている
こんな気持ちを知られたら
面倒臭いと思われてしまいそうで
怖くてまた気持ちを隠す
この気持ちよどうか早く冷めておくれ