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[195522] 頬っぺた
詩人:EASY [投票][編集]

本当の正しさは
揺らめいて

苦しくて、楽しくて
滑稽に謎めいて

愛しくて、悲しくて
泥にまみれて傷ついて

愚痴を言う頬っぺたは
可愛らしく揺らめいて

転がって、佇んで
陽炎とか蜃気楼


損をして、得をして
観念そっと差し出して

それを、通して見た色を
君が綺麗と言ったから

僕は似合うと言ったんだ



君に似合った色メガネ


可愛らしい頬っぺたで
君は今日も愚痴を言う

2019/03/27 21:00



[195521] 能書き
詩人:しゅんすけ [投票][編集]

彼女はいつも小さな声で語る
彼はいつもそれを煩わしく思う

ある時彼は別れを伝えた
彼女はそれを拒んだ

妻子待つ家に帰る
彼女はそれを拒んだ

本当はただ飽きただけ
彼女はそれを拒んだ

最初から決まっていた
彼女はそれを拒んだ

そして口を閉ざした
彼女はそれを拒んだ

彼女はそれを拒んだ
彼女はそれを拒んだ
彼女はそれを拒んだ

仕事も生活もうまくいかなかった

男が非日常に揺らぐ事は知っている

腰かける人間椅子には丁度いい

涙を見せるために呼びつけた
彼は守りたかった

男一人をコントロールすることなんて
彼は守りたかった

ワタシはヒガイシャ
彼は守りたかった

彼は守りたかった


彼は守りたかった
彼は守りたかった


彼は守りたかった
彼女はそれを拒んだ

彼はいつも煩わしく思う
彼女はいつもそれを小さな声で語る

2019/03/26 23:00



[195519] 君しかいないのに
詩人:清彦 [投票][編集]

辛くて

詩が書けない


痛くて

言葉にならない


ただ最後に

言えるのは

さよならと愛してる



ほんの偶然としきたりと

悪戯で世界は変わった

何かを見失っていたんだ



素直になれずに

長いこと彷徨ってた

僕の世界には

君しかいないのに








苦しくて

歌が歌えない


遠くて

届かない


ただ最後に言えるのは

さよならと愛してる



安らぎと悲しみで

皮肉にも運命が動いた

思うより感じてきたはずだ



階段を駆け下りて

夢で見ていた美しい景色へ

あの場所で待つのは

君しかいないのに


君しかいないのに

2019/03/26 07:10



[195518] 無題
詩人:灰色 [投票][編集]

「いいやつだね」
って言われたいわけじゃない。

「いい子だね」
って頭を撫でてほしい。


「やさしい」とか「いい子」とか、
それだけで許されていたあの頃が恋しい。


かつて生きていた穏やかで優しかったあの日々への憧れを私はまだ捨てられずにいる。

2019/03/25 02:14



[195517] 明日は来ないとそう言って
詩人:灰色 [投票][編集]

明日が怖くて眠れないから

誰か私をいい子と褒めて、おやすみと撫でて。

不安と浅い呼吸を忘れて微睡みに沈みたいの。

嘘でもいいから

明けない夜を約束して。

恐ろしい明日は来ないとそう言って。

目が覚めてもまだ朝が来ないことを願ってる。

2019/03/25 02:06

[195514] 燻ぶる
詩人:小さな貝がら [投票][編集]

貴方と出会って
貴方と他愛のない事
話してるだけだったけど
お互い芽生えた想いが
あったでしょ?

何気ない言葉の数々に
支えたり
支えられたり

最初は分からない位の
小さな蕾が
勝手に私の中で
大きくなって

見えないけど
貴方と同じ夢に
向かって歩いてみたり

時に不安になって
手探りして
貴方の手
探したくなるの

時に不安になって
甘えてみたくなる
貴方の声
欲しがって

時に不安になって
独り占めしたくなる
貴方の事
我慢しても

一瞬で燃えついてしまう
想いじゃなかった

密かに密かに
毎日毎日
私の中で大きくなる想い

それが好きだと言う事と
それが愛してる気持ちと

そう

それが恋で
それが愛で

それがただ必要で
それをただ求めて

何故それが
伝わらなかったのだろう?
何故それが
実らなかったのだろう?

私の蕾
私の花

抱きしめられる事もなく
踏みつけられて

叶わない想い

貴方の想い
貴方の想いは
何だったのですか?
教えて下さい

一瞬で燃えつきない
私の想いは
今も私の心燻ぶる

By 音無詞 詩
2019年3月作

2019/03/24 00:58



[195506] 春だなぁと思うとき
詩人:あいく [投票][編集]

春風薫わ

牛糞臭ににたる

有機肥料

2019/03/22 19:14



[195502] 劣越感
詩人:EASY [投票][編集]

小鳥たちが何度もつつく
餌じゃなくて石ころを

餌なんて見下した
言い方はやめるんだ


腹が減るのは太陽が
悪いことをしてるから

昔話に出てくるような
教訓たちは猫みたい


苦しみなんか明日には
きっと消えてなくなるよ

消えてなくなる明日には
苦しみなんてきっとない

2019/03/20 20:26



[195500] 夜の空の低いところで
詩人:さみだれ [投票][編集]

後ろの正面
あの子の影
世界の羽音
呼吸
未来が欲しいね
空を彷徨う手
わたしひとり
目を開けてもなお

守れなかった
生きられなかった
手を繋ぎたかった
息を確かめていた
夜のこと
守りたかった
死にたくなかった
手を繋いでいた
息を忘れていた
よるのこと
あなたは忘れただろうか
目を開けてなお
夜が続いた安らぎを
あなたは聞こえていた?
月や星が音を持って響いていたのに
ほんの少しの距離が
命すら越えて
どうしようも無い距離が
あなたを透明にして
守れなかったり
生きようとしたり
手を伸ばしたり
声を出して呼んだり
そんな夜のこと
全部ひとつにして
あなたに聞いて欲しかったり

あなたに言って欲しかったり

2019/03/19 21:18



[195498] なんにも
詩人:EASY [投票][編集]

何もだよ

本当に何にも


世界中のないものを集めて
ひとつにしても

敵わないくらいに

本当に
何にもないんだ


君を咎めるものは

2019/03/18 16:52
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