詩人:EASY | [投票][編集] |
温かさを伝える為に
必要なものは
お金ではない
微笑みを伝える為に
必要なものは
命ではない
愛を伝える為に
必要なものは
なにもない
それでも尚、僕たちは
生まれてしまい
言葉を使うしかないから
愛しいにもほどがある
詩人:EASY | [投票][編集] |
ずっとそれを
握りしめてる
小さな手
汗でもう、何なのかさえ
分からなくなってる
その小さな手
とても柔らかく
口は一文字
その愛らしさは
憎まれる方法を
知る術がない
四つ葉のクローバーは
生物的には奇形で
運命的には幸運で
僕たち的には柔らかい
とてもその様なものだ
それはただ
夜の癖に昼よりも
はっきりと見える雲みたく
そのことを宛てがうように
とても柔らかきものの様にして
そのことを
僕に伝えようとする
とても言葉にすることを
させなくさせてる愛しさだ
詩人:清彦 | [投票][編集] |
君に会いに行く
道のりを思い出す
遠く感じて少し苦しい
余計なことを考える癖を
なくせないまま大人になったよ
君が口ずさむメロディ
煙に溶けていくその視線
唄の中に隠れてる
いくつものストーリー
大人になったんだろうね
僕より違う誰かのほうが
君のことを知ってる気がして
同じ空を見てた頃と
変わらずに見えることが
少しだけ苦しい
紫色の花が
春風に揺れてる
自分の名前も知らずに
通り過ぎる人を眺めながら
光を待つのかな
久しぶりに話すときは
言葉を待つ刹那
君の瞳を見ながら
少しだけ怯えてしまうよ
僕より違う誰かのほうが
君のことを愛してたことを
何もわからないまま
揺れて待ち続けていただなんて
思ったりして
同じ空を見てた頃と
変わらずに見えることが
少しだけ苦しい
詩人:ちぃふぁん | [投票][編集] |
もやもやした想いが
私の中に膨らんで
あの人を思うたび
この気持ちが何なのか分かってしまう
でもこれは恋と呼べるのか
ただの気まぐれなのか分からなくて
また自分が嫌になる
結局のところ自己完結して口をつぐむ
妄想だけでいいんだ
嫌われてしまうのが怖いから
私の中にいるあの人は私を好きだから
ただ仲良くしてくれる距離でいいんだ
あの人は特別で
一番ではないけれど
私はもう一人ではないから
交わらないと分かっている
こんな気持ちを知られたら
面倒臭いと思われてしまいそうで
怖くてまた気持ちを隠す
この気持ちよどうか早く冷めておくれ
詩人:EASY | [投票][編集] |
よくある冬の太陽の
知らない街への射し込みは
よくある古いアパートの
寝心地を良くみせる
よくある駅の混雑の
知らない人への溶け込みは
よくある普通の人生の
居心地を良くみせる
詩人:EASY | [投票][編集] |
僕はどうしても
哲学的になりにけり
統計的推論で
アインシュタインしたりする
僕はどうしても
情熱的になりにけり
ロックをロールで
韻を踏み
青いハートでノックする
僕はどうしても
恋をしたり愛をする
生まれてから死ぬまでを
アドリブで弾くように
詩人:かし | [投票][編集] |
ねぇ、投げたら届くかな?
たぶん、今の君には無理じゃないかな
それじゃあビンに詰めて流したら受け取れる?
いつかどこかのだれかに届くだけさ
この石を水面になるべく平行に回転かけて投げれば…
楽しいよね、水切り
ロープに吊るしてこっちを高くしてみるとか
どうやってロープの端をこっちに?
うーん
うーん
どうしたらいいんだろう
いいよ
冷たい…なぁ
そりゃあ、君はね
無理だよ、ここは
気持ちだけ、受け取っとく
そっちのやつは悪くなっちゃう前に
食べちゃいな
それじゃあ、また
話せて良かった
…通じ合ったんだよ
詩人:EASY | [投票][編集] |
開けちゃえばいいよ
勇気なんかいらない
その腕をそっと
前に突き出すだけだ
なっちゃえばいいよ
力なんていらない
そのままでそっと
吹かれればいいよ
そうなっていいよ
間違ってはないよ
そうで成って在るように
そっとすべては微笑むさ