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[195341] 逃げ出したいの
詩人:灰色 [投票][編集]

今日が来てしまったと、毎朝嘆くくらいなら
どこかへ逃げ出してしまえばいいのに
自分のための良心がそれを阻んで、
私は私のせいで今日も朝が来てしまったと泣くのだ。

馬鹿馬鹿しくて、情けなくて、やるせなくて苦痛だ。

どこか遠くへ。
誰も私を知らない場所へ。
風が連れ去ってくれると言うならば
今持つ全てを差し出したっていい。

2019/01/21 07:57



[195338] 冷たい目たち
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

わかっているよ
きみがぼくを怒鳴るのは
わかっていないからってこと

しまった
やってしまった
やってはいけないと何度も
繰り返し繰り返すうちに
またやってしまった
過ちばかり繰り返して
褒めてくれる人など
そりゃあ
いない

わかっているよ
冷たい目をして注意するのは
わかっていないからってこと

2019/01/20 03:29



[195337] ずっと、さがしてるもの
詩人:46 [投票][編集]

音に出せば消えていく
そんなものは形などなくて
不安定で不確かで
なかったことになんて一瞬でできたりする

それでも残るものがある
それはあなたの笑顔だったり、あたたかい手だったり
少し悲しそうな顔であったり
ごめんねって発したあとの俯いて見えた頭のてっぺん

それはどれも静かで当たり前な時間だった
当たり前だと思い込んでいた時間だった。

確かなものはこの世にいくつあるだろう
確かなものとして胸に抱えていたいものほど
目に見えない、映らない

大人と呼ばれる年齢に気づけばなっている私たちは
確かに昔と比べて物事を考える器が大きくなった人間なった気がするよ

でも、でも子供の頃からずっと探しているものが
今でもはっきりしないのはどうして?

どうして。





2019/01/19 22:38



[195332] 射す
詩人:EASY [投票][編集]

連なった憂鬱は
あっさりと夕日に溶けて

忘れてしまった感情を
窓から射し込む光りに変えて

一生懸命伝えてる



間違えて乗った快速は
大げさに言えば人生で

簡単に言えば使わない
100円で買った箸置きだ


退屈な時
散歩をするのは

理に叶っていない


お前は
そんなことを言う


まるで

死なない為に
生きてるみたいに




人と人とが
最後に交わす言葉は

割りと普通のことだ


ありふれた空だとか
時々見上げる


星みたいに



2019/01/18 21:44



[195330] サガミオリジナル
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

突然アタマが真っ白に
京王線
飛び込んだのは
自分の意思じゃないにしても
今し方
ポイっと捨てられた
使用済みのゴムのよう

反資本主義の
路上アーティストの絵
かもしれない落書きをバックに
笑顔でパシャリ
それをSNSに載っけて拡散
批判され非難され炎上
謝罪をするか
次の話題に移るまでがアート

深夜高速を
けむりみたく
魂がゆらゆら徘徊するくらい
無意味なものを書いてしまった業
カルマと言えば聞こえはいいが
破けて散った白濁色のそれは
ただの薄汚いネズミ
生産性があっても需要がなければ
ほら

くずかごに抜け殻になった君がいるよ

2019/01/18 02:05

[195326] 無題
詩人:灰色 [投票][編集]

まさか。
まさか帰ってくるなんて思わなかった。
だけど、IDもパスワードも、覚えてた。
そうかぁ、また、傷ついてたんだなぁ。
また、すがりにきてしまった。

2019/01/16 10:53



[195325] ものほごろも
詩人:波羽 [投票][編集]

ちまっちぃ
ちみっちぃ

きみらどこかのかみさま?

ええい
ちまい
ちまっちぃ!

2019/01/15 20:44



[195323] 缶酎ハイのキセキ
詩人:とーれぱすて [投票][編集]

理由もわからない空虚さをアルコールで埋める
ほどよく酔う

お笑い番組をYouTubeで見る
心のない乾いた笑い声が
一人の部屋にこだまする

酔いが覚め始めると
また虚しくなる
理由はわからない

理由をこじつけ
プルタブに指をかける

明日へ向かう
確かな時の進みを見たくて
アナログ表示の腕時計を手に取る

スマホの23:59と、腕時計の23:59

長針が12を過ぎたのを見ながら考える
明日は、心いっぱい元気に過ごせるのだろうか。

なぜこうも、張り切って頑張って生きようとするのか




また、プルタブに指をかける

2019/01/14 17:50



[195316] 桃花源
詩人:梅宮 蛍 [投票][編集]

 桃の花が ひとひら 舞い降りる
 ふたひら みひら その髪に
 よひら いつひら その肩に
 むひら ななひら はらりと触れて
 これはゆめ あなたの夢の中
 花びらに あなたの笑顔が埋まる

「何か面白い事でもありましたか?」
「いいや」
 たずねる私にあなたはわらう 私もわらう
「おかしな人ですね」

 これはゆめ ゆめのなか あなたの夢の中
 私はわらう あなたもわらう
 目が覚めたとき
 あなたは覚えてくれているでしょうか
 あなたと笑う 私の顔を

2024/09/13 00:18



[195305] story_knk_#0002
詩人:波羽 [投票][編集]

いつだって
気にしてた
いつ

終わるの

君は
そのままたの
よく
生きれたもんだ。

ー知らない
知らない
そんなことば。

吐き捨てて…

つまり
泣いてたさ。
君のうしろで

2019/01/09 09:34
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