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[195412] 赤い淵
詩人:EASY [投票][編集]

何が何であろうが
僕たちは生れて

何が何であろうが
僕たちは死ぬ


何が何であろうが
それに、釘付けだ


観念たちは
灰色みたいに似通うことを

拒み続けてみたりして

まるで青い血を
通わすように

真っ赤な夕日と赤い血を
透明過ぎる、涙で濾して

宇宙が内緒にするように


それを瞳で合図する

2019/02/14 23:04



[195409] 労働基準
詩人:ai [投票][編集]


仕事が救いで我武者羅に働く
安月給もらった日には
夕食をグレードアップ
疲れを感じ指で数える休日
でも肝心な
休日の過ごし方を忘れてしまった
人を愛することが幸せだった
もっと仕事がしたい

2019/02/14 04:45



[195408] 愛と恋と哀に来い
詩人:EASY [投票][編集]

美しさの波形たち

素数の規則性を帯び
遥か彼方に拡がった


半音下がった心情の
奏でる音符は透明で

寝入りばなに見るような
知らない女を思わせる

2019/02/12 21:59



[195406] 許してほしい消えてしまいたい
詩人:灰色 [投票][編集]

しんどいむりつらいくるしい

いい加減絶対評価で苦しんでもいいですか。

いつまでも「あの子よりは恵まれてるから」と
相対評価で泣くのを我慢しなくてもいいですか。

「つらい」って私の感情でもいいですか。

逃げても、泣いても、吐き出しても。




だれか許してと今日も声に出さずに逃げている、ずるいずるい私。

2019/02/12 14:06



[195405] りんねん
詩人:EASY [投票][編集]

この青さや白さや
この赤さや黒さが

本当にずるいと思う


この輝きや切なさや
この悲しみや儚さが

本当にずるいと思う


生きることをこんなにも
ありありとさせるのだから

2019/02/11 21:35

[195404] 錆色の声
詩人:さみだれ [投票][編集]

私は叫んでいました
魂の奥底から
狂おしいほどの愛情を
しかし漏れ出るのはいつも
いつだって機械音のように
伝わるには程遠いものだったのです

戯れに躍る星を
羨ましくも悲しいと
窓辺に佇むガラクタは
思うだけに留めるしかなく

声が欲しいのです
願いを言葉にしたいと願い
あなたを引き止めるための手のような
追いつくだけの足のような
私は叫んでいましたか?
狂おしいほどの愛情を
それはきっと錆びた色をしていて
耳障りなほど軋んでいたでしょう
私は叫んでいました
今なお無様に
魂など知らぬままに

2019/02/11 21:28



[195398] レトロック
詩人:EASY [投票][編集]

それなら
警察にでもなった方がましだ

善か悪かを知ってる方が
意味的にはやり易い


それなら
泥棒にでもなった方がましだ

損か得かを知ってる方が
本能的にはやり易い


それなら
なるようになる方がましだ

結か局かに関わらず
僕ら的にはやり易い

2019/02/10 13:10



[195390] DADADANCE
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

いい人生だったと
悔いなく笑顔で死ねる
最期より
結末なんて微塵も気にせず
きみと踊り明かした今日が
最高に幸せだ

近い未来
こっ酷くフラれて
遠い未来
孤独死しても
きみが隣にいる今日は
本当に幸せだ

明日以降
毎日不幸に見舞われて
人類史上
最悪のバッドエンドが訪れても
大好きなきみと
今日を過ごせる幸せがある
だったら
踊るしかないよな

2019/02/09 02:58



[195388] 四季彩
詩人:あいる [投票][編集]

片道じゃ足らん
欲張って生きよう
肩肘張らず胸はって意味を
求め音め
がけて
どんぶり勘定と
生き様語った


おんぶにだっこ
花より団子
世間は言う何様
この有り様

塗り固められた
者へ届け
あえて
感嘆な言葉で放つよ
簡単な言葉で話すよ


心に種蒔いても枯らすのに
忘れた頃には芽吹く花蕾

災難や不快感
深い話じゃなくて
ただ不甲斐ないばかり

新しい目的地は敵地
出来高が物言う秘密基地

緻密に一途に黙って固まって
小さな液晶は虚像と化した
蜂蜜と林檎
韻を記すと激情画
向かうところ敵無しの
演奏家
なしステージ上
指揮するコンダクター
混濁した脳内で液状化
何かできそうな映像は
瞼とピントが合わず滲んだ


心に種蒔いても枯らすのに
忘れた頃には芽吹く花蕾

2019/02/22 08:44



[195386] Dear D
詩人:ちぃふぁん [投票][編集]

「好き」か だとか
「愛してる」か だとか
それらは大して意味が無いんだ

やっぱり君と居て 好きだなって
こんな友達みたいな風でいて
私を求めてくれる君の手を唇を
もっと感じたくて
嫌われたくなくて
そっと距離を保つ

「好きだよ」なんて言えなくて
気まぐれかもしれない想いを
口にしたら変わってしまいそうで
重く思われたくなくて

もう恋人は作らないと決めたから
これが愛なのかなんてわからないけど
多分違うだろうから
君とはこのままでいいんだ

君はきっと本気じゃない
私もきっと本気じゃないから
もう泣きたくないから

2019/02/05 06:54
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