詩人:鱗子 | [投票][編集] |
人は生きていて、
未来に見せる夢だとか
生きてみなければ、あつかましさなどはわからない。
これほどにわからない希望を残そう。
また都合の夢を見て。
わたしはわたしでいなければ駄目なんだろう。
ただただ淡々と。
今日はもう眠い。
詩人:鱗子 | [投票][編集] |
ただ腹の立つ子がいた。
その子自身が腹立っているようだった。
やさしさとは汚れること。
何も無いよりほんとに良いんだと。
ほんとにあのばらの花びらだった花びらは一枚も残していない。
でもやさしさが残った。
赦していないし、答えがあり、生きていけるよ。
歩くことだってほら出来る。
詩人:こちこ | [投票][編集] |
あなたのプレゼント
それはものじゃない
心だね
クリスマスに彩る街
赤や緑に眩しくなる
心まで染まる勢いです
ざわつく季節に
私は気づく
あなたの心に
気づけなくてごめんね
雨が冷たくて 雪みたい
サンタクロースは ニコニコしているのかな
I hope happy world
I hope peace world
詩人:鱗子 | [投票][編集] |
きみとも
あなたとも
呼んだことはない
同じ生活を夢に見て
嘘は赤い
嘘はばら
あなたが忘れられない
いくつも
いくつも
抱いてきたばら
赤いクチビル
なんまいも
なんまいも
かぞえてきた
赤赤はめで溶けて
こころに桃色の花がさく
けど 痛い
痛いよ
水におぼれ抱き合う 深い川で 生命を大なり抱える
もう会わない約束かと思った
清潔を
きみがこぼして
たすからない紺色の水滴となってあたし生まれたのよ
一人で溺れる
恋をいつか嘘にして
もうついて来ないで
こんな会話を花に想う
おんなの罪悪感、じごくに咲いてしまった罪悪感をつみ
悲しみを思い続ける
詩人:こちこ | [投票][編集] |
たくさんのものが溢れている
見失いそうな道がある
私の前に
ものがあるのに不安で
掴めない何かを恐れている
何がそんなに
心が求めているものはわからない
音が聴こえてくる
確かに聴こえてくると思うのに
微かすぎて響いてこない
大切なのは
きっと人だろう
人の体温 命 地球
星 海 空 そして大地
そう分かっている
でも分かっていないから不安になる
考えることをやめてみよう
何もないところに幸せがあるのに
気づかないなんて馬鹿みたいじゃないかな
詩人:こちこ | [投票][編集] |
あなたの右手に
触れられない
どうしてこんなにさみしいか
寒さとぬくもり
全然違う
人のぬくもり
さらに違う
フラフラした気持ち
好きですあなたが
仲良くしていたい
詩人:こちこ | [投票][編集] |
この冬 特に 寒くて
私は 不安の帽子をかぶっていました
泣きじゃくる 顔は 子供みたいで
何故 消えてはくれない いつまでも
強く生きようと 人に合わせ
いつも強くなくて ボロボロになる
笑っていいのか 喋っていいのか
私は何なのか 空に問いかけたくなる
あなたは寒い冬に
何を考えていますか
私は情けなく立ち止まり
立派な顔もしてません
神様 心の中の冬は
どうしたら自分で抱えられますか
どうしたら人に打ち明けて
楽になれるのですか
ずっと泣きつかれるのは
もうやめにしたい
誰かに泣きつけない私は
学んでも学んでも人並みになれない
神の意地悪に付き合わされて
冬を感じて
冬を見ています
詩人:清彦 | [投票][編集] |
若き日の疑いは間違いじゃなかった
溢れる快楽、享楽
僕だけが世界で孤独みたいに
喧騒は鳴り止まず
いわゆるやったもん勝ちの世間
空なんか誰も見てないし
政治はルサンチマンの掃き溜め場
イキがる価値も見当たらない末に
そしてやはり
行く宛のない欲望
簡単じゃないんだよね
空気を読み漁った挙げ句
みんな自傷行為のように
過ちの連鎖を犯す
あいつもこいつもどっちもどっち
歌詞もない、情念もない音楽みたいに
空虚に空虚を重ねていく調べ
開き直れないままの
僕を一瞬で通り過ぎていく
怒りの音色
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
団地が近くにある
仕事からの帰宅途中
たぶん
団地の住人らしい
初老に近い婦人が
重そうな買い物袋を手に下げ
家路を歩む様子を
運転席の車窓から見かけると
他界した母の事が思い出されて
どうにも
車に乗せたくなる
詩人:gof | [投票][編集] |
躊躇いのカスタネット
靴ひもほどけたコンバース
誰もいないステージで
響くのは音じゃない
ぼくらの鼓動だ
脈々とつながれた生命
この呼吸も 言葉も
あたりまえじゃないよ
思い悩みもよいでしょう
暗い深海に堕ちてもよいでしょう
苦しみを含まない音楽は
ほんとうの楽しさを生まないように
意味のない出会いや悲しみはないなんて
だれがいったか
しんねーなんて
ただ 棄てたセリフの余韻に
ほんの少しだけ かけて 信じてる
自分がいる 振り返るそぶりもみせずに
ただひたすら叩いて
コピペじゃつまらんよ 人生
だれにだって 底の底には
青い炎を焚いているんだぜ
こんな呟きには全く意味がない
たまに思い出して 忘れさられるはきだめ
だからこそよいんだって
画面のそばでThe 1975が流れる刹那の様に
はかないから美しいとか
芸術だから尊いとか
そういうことじゃなく
こんな場所があって
今 いま いま
たったいま、きみの目にふれたなら
それでいい
きみの町は どんな香りや風が流れる?
美味いもん食って だらけよう
身を粉にして働いたなら 眠ろう
いみはない いみはある
明日はくる? 今を呼吸した証
それだけでよいでしょう