詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
現在発見されているお前らの中で
正式名称がないものはいませんか?
未確認各位
深海に月の裏に銀河の果てに
隠れてないで出ておいで
今からあの星に名前をつけるので
採用しないと殺す
なんてジョーク
そうそう冗談といやあ
余命が二週間ちょっとなら
死ぬまでにやりたいことリスト
完遂できるかね
「もっと生きたかった」は除外して
「死にたい」はそのまま残して
なんてブラック
企業並みに笑えないユーモア
場所が違えば人気者
部屋に出たらぞっとするのに
フィクションだから許される
ファッ(ピー半永久的に愛される
無限を半分にしたって限りが無いような
半生にならなかったこと
反省します
おかしいな
ハハハハハ、
やっぱ今のナシで
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
いつか少女だった頃
結婚式を素敵だとも思わなかったし
ウエディングドレスを着たいとも思わなかった
でも 恋には憧れがあった
好きになれた人と
綺麗な星を一緒に
手を繋いで見たかった
色んな恋愛をしたけど
今も 好きな人とは
ただ並んで一緒にいたい
二人で 綺麗な空がみたい
今は 独りだけど
詩人:こちこ | [投票][編集] |
私の心の中で
育っていくもの
赤い花と 青い草
緑の石と
流れていく河のような愛情
育つもので
私の憎しみや悲しみはすっかり
覆われて
暖かく光を発して溶けてしまったんだ
心にはどうしてこんなに
真実を伝える装置があって
それをどうして人は
使えるようになったのかな
ロボットではない私たち
育つ私たち
ちゃんと動く足に
血が通っています
詩人:あいる | [投票][編集] |
運命なんて放っておけよ
耳が羽になるウサギ
綿毛になって飛んでけ耳掻き
お菓子の家のワンダーラグーン
運命なんて放っておけよ
いいの。
知らなくていいの。
そのままでいいの。
花柄模様の空のカーテン
枕の裏の非常口
跳ねるように君を望む
詩人:龍聖 | [投票][編集] |
光はまぶしい
僕のような人間は直視できない
君やあなたと目が合う瞬間に反らしてしまう
自分の汚れた心を見るようで
まるであなたに見透かされるようで
取り繕った表情すら無意味に思える
積み重ねた汚れがあなたに伝染らないように
あなたにはあなただけの素敵な世界
僕には僕だけが受ければいい世界
いっぱいになった時に見える世界
誰のこころも感じれる
傷つけることだけを拒む先
荒廃の世に無力で立ち止まり
くうを感じ無気力
再生の夜に言葉を置く
他でもないあなたに
読むよう仕組まれたあなたに
希望の火を
新しい朝を
大衆から首を上げ呼吸したあなたに
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
ありがとうございます
ありがとうございます
どうもありがとうございます
すみません
すみませんでした
どうもすみません
庭にニラを植えていて
嫁は私の弁当の野菜炒めに
そのニラを使う
なのにカタツムリだ
会社から帰宅すると
玄関前の庭にある
花壇のニラに目をやると
カタツムリを毟り取り
殺すつもりで足元に叩きふせる
すみません
ありがとうございます
詩人:こちこ | [投票][編集] |
もう一度太陽が見たい
もう見れないと思っていた
あのヒカル太陽
また見たいと思っていた
心から
もう駄目だと思って
泣いて地面を睨んで
そして見上げて涙で滲んで
空が見えず
また見たい
あの時の太陽
全てを照らしてくれる
影をなくしていく
母の陽のような
ぬくもりが知りたかった
私は怖がりたくない
もう一度見つけたいんだ
自分を見つけるための
自分の体と影と
ぬくもり 命と
同化するような球体
回って巡る
私の中で
詩人:EASY | [投票][編集] |
君が幸せになって
僕が幸せになって
世界中が幸せになって
宇宙全体が満たされても
たとえ、そうでなくても
ずっとそこに、あるもの
これまでも、これからも
今日も、今も変わらずに
ただ単に
そこにあるもの
それこそが
愛しきものというものだ