詩人:あいく | [投票][編集] |
かさぶた
絶対にさわらねぇ
治って自然にはがれるまで
ぜってーにさわらねぇ!!
と
心に固く決め結んでも
なぜかふと
さわっちゃって
2回くらいわ
はがしちゃう、、、
、、、なんで?。。。
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
はじめまして
まっ白な日々に意図をもとめて
細さを無視して、出来るだけく黒く書き尽くす
なんなら嘘でも比喩でも
雪原を暴れる
@
会社からの帰宅途中
スーパーで買い物をして
ふと、駐車場の花壇に植えらた木にぶら下がる
コウモリをみかける
立体遊泳が始まる
いや嘘さ
そんな言葉ないよ
あればいいのに
いやただ、ただ俺は読み手に嫌気をさされ
お互いに始まればいい
コウモリの目はあまり良くない
なにもかもあまりよくわかならいのに
なにもかもよくわからない
もう、夕焼け
いらないのに
詩人:gof | [投票][編集] |
セロファンテープに
きみの唇のあと
ゆびでなぞる
そんなことで
憂いはおびて
すくわれる 美しさで
あるべきすがたとは
きっと曖昧
だけれども 余韻かもしれない
誰かが過ぎ去った 香りかも知れない
誰にも気づかれない 花の一雫かもしれない
枯れ木の道ばたに埋もれたレモン
かもしれない
微睡み 時間 紅ルージュ
さよなら 壊れた指針
靴紐ほどけたコンバース
過ぎ去った後にしか生まれない
しがない余響の様な微笑みを
ぼくは大切にしたい
詩人:gof | [投票][編集] |
雨伝いに聴いたジョニミッチェル
寂しいの色とアスファルトと
子供の鳴き真似のネコ
ぼくならば 都市の片隅で 荒ぶって
知らない街のプラットホームで
ヒトと 死と光のブルースが点滅する海原で
夜が来るまで 朝の毛布に包まったまま
罪は罪で 忘れ去って
焚かれた線香の誘いで 夜夕闇の夢で
「誰かを愛したい」束の間の願いで
煌めいた 気がしたそれは
無意味で 無味 蒙昧な視界に在って
それでも 救われたよ なんて
誰かが云った 気がした
詩人:gof | [投票][編集] |
ああ惰性で
11月は ため息と尽きて
カサブランカ きみは
誰もいない国の 季節の変わり目で
好きで はじめたギターも
パンのアロマには敵わない
なんて
なんて 綺麗な宝石だと
過去の瞳は ノスタルジーを請う
無理に笑えなくても
唇と花言葉で 今日を例えたならば
報われる恥も失敗も苛立ちも
名もない海の 夜の果てで
さららと 流され揺蕩うように
明日ならばきっと 明日ならばきっと
呼吸しよう 瞼を閉じよう 哀かんじよう
詩人:こちこ | [投票][編集] |
何が得意 何が不得意
全部ができなきゃなんて嘘
決められているの?
誰が決めているの?
完璧になれって言う人に言おう
そんな人いません
失敗しちゃいけない仕事
失敗もあるよ
誰かのせい?
自分のせい?
うまく行った仕事
それもあるよ
誰のおかげ?自分?
みんな同じでないのに
考えてることは違うのに
テストの答えは一つだった
じゃあそれは
間違ってたんじゃないの?
いろんな気持ち
言えない気持ち
言いたい心
流して歌って
表してごらんよ
詩人:EASY | [投票][編集] |
それは掲げるほど
大それたものじゃない
それは伝えるほど
回りくどいものじゃない
シュプレヒコールの循環は
意味より瞳に語りかけ
淡い光りで水面に映る
僕はただ
そうおもう
すべては
すべてと同じくらい
声にすることも
出来ないくらいに
果てしなく愛しいと
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
魚を捌くのだって躊躇するのに
きみから心臓を取り出すなんて無理だ
鼓動ひとつ分の振動
皮膚を叩く
ポップアップする血管と感傷
「エモい」の3文字で終わらせたくない
終わらせたくない気持ちこそ
吐き出しきれない衝動焦燥
流れ出る止まらない
まるで轢き殺された猫や鳩
フローリング真っ赤にコーティング
臓物ぐちゅぐちゅ左胸
ぼくはきみにずぶずぶ
普段は見せないあそこに触れる
どくんどくんと跳ねない魚
まだ捌いてもいないのに
詩人:羅憂里 | [投票][編集] |
見えるものしか見えないから
もうダメだなって思った
確かなものを求めて
考えるだけ考えて
思考は溶けていくだけ
私は形を失う
I lost shape of myself
私のことを見つけて
そんなワガママ寒気がするね
私は私だけ
I only have myself
特に無いけど
今日も生きてるんだよ