詩人:龍聖 | [投票][編集] |
光はまぶしい
僕のような人間は直視できない
君やあなたと目が合う瞬間に反らしてしまう
自分の汚れた心を見るようで
まるであなたに見透かされるようで
取り繕った表情すら無意味に思える
積み重ねた汚れがあなたに伝染らないように
あなたにはあなただけの素敵な世界
僕には僕だけが受ければいい世界
いっぱいになった時に見える世界
誰のこころも感じれる
傷つけることだけを拒む先
荒廃の世に無力で立ち止まり
くうを感じ無気力
再生の夜に言葉を置く
他でもないあなたに
読むよう仕組まれたあなたに
希望の火を
新しい朝を
大衆から首を上げ呼吸したあなたに
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
ありがとうございます
ありがとうございます
どうもありがとうございます
すみません
すみませんでした
どうもすみません
庭にニラを植えていて
嫁は私の弁当の野菜炒めに
そのニラを使う
なのにカタツムリだ
会社から帰宅すると
玄関前の庭にある
花壇のニラに目をやると
カタツムリを毟り取り
殺すつもりで足元に叩きふせる
すみません
ありがとうございます
詩人:こちこ | [投票][編集] |
もう一度太陽が見たい
もう見れないと思っていた
あのヒカル太陽
また見たいと思っていた
心から
もう駄目だと思って
泣いて地面を睨んで
そして見上げて涙で滲んで
空が見えず
また見たい
あの時の太陽
全てを照らしてくれる
影をなくしていく
母の陽のような
ぬくもりが知りたかった
私は怖がりたくない
もう一度見つけたいんだ
自分を見つけるための
自分の体と影と
ぬくもり 命と
同化するような球体
回って巡る
私の中で
詩人:EASY | [投票][編集] |
君が幸せになって
僕が幸せになって
世界中が幸せになって
宇宙全体が満たされても
たとえ、そうでなくても
ずっとそこに、あるもの
これまでも、これからも
今日も、今も変わらずに
ただ単に
そこにあるもの
それこそが
愛しきものというものだ
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
考えると
空の色が濃くなる
風はひそひそ話を始める
僕はつまらなくなる
考えると
目的地を通り過ぎる
君が咳をする
僕はつまらなくなる
考えると
お風呂は湯気でいっぱいになる
夜が店じまいをする
僕はつまらなくなる
そして眠る
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
すべては
想像でしかないのだけれど
そもそも
想像することに意味はないのかもしれないけれど
それでも
想像してみることで救われるのならば
おそらく
想像することが僕らを繋いでくれる
空に戻るその日まで続くよ
すべては
想像でしかないのだけれど
詩人:アルバトロス | [投票][編集] |
提出する書類をまとめないといけないから
データに基づいて客観的に
何度も練り直して練り直して
ところで
どこに提出するんだろう
これは何のための書類だろう