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[195201] いのち
詩人:EASY [投票][編集]

力が及ばないのに
力一杯なのは

それが

美しいからだ


ここから眺めると、それは

途方もなく永い年月を経て
積み重なった化石の様な

哲学的な切なさを帯びている



花火は打ち上がり
光りを放ち

そして打ち終わる


その余韻が
切なさを帯びているのは


それが

花火よりも
美しいからだ






2018/12/21 18:51



[195199] 声聞けなくて
詩人:こちこ [投票][編集]

聞きたかった声
でも眠るよ
きっと夢に出てくる声
わたしを安堵させる
魔法

聞けなくて でも
思い出そうって
グッと苦しくなる
これが恋なんだね

花弁が舞うような
気分とそうでない気分
心が忙しく動く
もう動かないと思っていた心
ちゃんと動いていて
生きているって思えた

2018/12/20 06:24



[195198] 
詩人:鱗子 [投票][編集]

人は生きていて、

未来に見せる夢だとか

生きてみなければ、あつかましさなどはわからない。

これほどにわからない希望を残そう。

また都合の夢を見て。

わたしはわたしでいなければ駄目なんだろう。

ただただ淡々と。

今日はもう眠い。

2018/12/19 20:23



[195196] かっこの悪さ
詩人:鱗子 [投票][編集]

ただ腹の立つ子がいた。

その子自身が腹立っているようだった。

やさしさとは汚れること。

何も無いよりほんとに良いんだと。

ほんとにあのばらの花びらだった花びらは一枚も残していない。

でもやさしさが残った。

赦していないし、答えがあり、生きていけるよ。

歩くことだってほら出来る。

2018/12/19 19:49



[195194] あなたのプレゼント
詩人:こちこ [投票][編集]

あなたのプレゼント
それはものじゃない
心だね

クリスマスに彩る街
赤や緑に眩しくなる
心まで染まる勢いです
 
ざわつく季節に
私は気づく
あなたの心に
気づけなくてごめんね

雨が冷たくて 雪みたい
サンタクロースは ニコニコしているのかな

I hope happy world
I hope peace world

2018/12/19 19:36

[195191] 桃の花
詩人:鱗子 [投票][編集]

きみとも
あなたとも
呼んだことはない
同じ生活を夢に見て



嘘は赤い
嘘はばら
あなたが忘れられない

いくつも
いくつも
抱いてきたばら

赤いクチビル

なんまいも
なんまいも
かぞえてきた

赤赤はめで溶けて

こころに桃色の花がさく

けど              痛い

痛いよ


   

水におぼれ抱き合う 深い川で 生命を大なり抱える

もう会わない約束かと思った

清潔を

きみがこぼして

たすからない紺色の水滴となってあたし生まれたのよ

一人で溺れる

恋をいつか嘘にして

もうついて来ないで

こんな会話を花に想う

おんなの罪悪感、じごくに咲いてしまった罪悪感をつみ

悲しみを思い続ける

2018/12/19 18:50



[195190] 大切なものとは
詩人:こちこ [投票][編集]


たくさんのものが溢れている
見失いそうな道がある
私の前に

ものがあるのに不安で
掴めない何かを恐れている

何がそんなに
心が求めているものはわからない

音が聴こえてくる
確かに聴こえてくると思うのに
微かすぎて響いてこない

大切なのは
きっと人だろう
人の体温 命 地球
星 海 空 そして大地
そう分かっている
でも分かっていないから不安になる
考えることをやめてみよう
何もないところに幸せがあるのに
気づかないなんて馬鹿みたいじゃないかな

2018/12/19 16:34



[195188] 短い詩 三遍
詩人:こちこ [投票][編集]

あなたの右手に
触れられない
どうしてこんなにさみしいか

寒さとぬくもり
全然違う
人のぬくもり
さらに違う

フラフラした気持ち
好きですあなたが
仲良くしていたい

2018/12/17 23:43



[195187] 神様に伝えたいこと
詩人:こちこ [投票][編集]

この冬 特に 寒くて
私は 不安の帽子をかぶっていました

泣きじゃくる 顔は 子供みたいで
何故 消えてはくれない いつまでも

強く生きようと 人に合わせ
いつも強くなくて ボロボロになる

笑っていいのか 喋っていいのか
私は何なのか 空に問いかけたくなる

あなたは寒い冬に
何を考えていますか
私は情けなく立ち止まり
立派な顔もしてません

神様 心の中の冬は
どうしたら自分で抱えられますか
どうしたら人に打ち明けて
楽になれるのですか

ずっと泣きつかれるのは
もうやめにしたい
誰かに泣きつけない私は
学んでも学んでも人並みになれない
神の意地悪に付き合わされて

冬を感じて

冬を見ています

2018/12/17 21:48



[195186] 空虚に疾走
詩人:清彦 [投票][編集]

若き日の疑いは間違いじゃなかった

溢れる快楽、享楽

僕だけが世界で孤独みたいに

喧騒は鳴り止まず

いわゆるやったもん勝ちの世間



空なんか誰も見てないし

政治はルサンチマンの掃き溜め場

イキがる価値も見当たらない末に

そしてやはり

行く宛のない欲望



簡単じゃないんだよね

空気を読み漁った挙げ句

みんな自傷行為のように

過ちの連鎖を犯す



あいつもこいつもどっちもどっち

歌詞もない、情念もない音楽みたいに

空虚に空虚を重ねていく調べ

開き直れないままの

僕を一瞬で通り過ぎていく

怒りの音色


2018/12/17 15:37
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