| 詩人:こちこ | [投票][編集] |
迷いついた 道の奥 赤いトリ 翼のばし
こちらを見つめていたという
ストーリーはそこまでで
見当たらないのは 人の心だ
赤い羽散らばる 白い地の上
絨毯を行く 使用人は何を思うの?
日本に生まれた 赤いトリ
外のことは知らなくて
飛んでいきたく なりゃせんか
雲の中は暖かい
そんな夢を見た朝に
夜まで踊れる身体なら
赤いトリを捕まえて
抱きしめ壊してしまえばいいか
愛し合うのが怖いのか
恋し合うのが嫌なのか
針を刺し合う トリ同士
私とあなた 出会うまま
| 詩人:猫のあし | [投票][編集] |
こんなに心細いのに
また朝がきて、同じようで違う1日が始まる
僕は そんな1日を 大切に大切に過ごそうと思う
僕の幸せは 僕自身である事なんだから
大切な毛むくじゃらのパートナーと
ゆっくり歩んで行きたい
| 詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
俺は瞬きたい
ごめんなさい
何つかぬはじめから
ないがしろをうらやみ
何かととどこおってきたころから
もうずいぶんたつ
水を飲みたい
きれいな水をかみしめながら
あたらしい
こうかい
しょっぱいうみ
のどがかわく
傷の痕がズキズキする
気がつかなかった
| 詩人:猫のあし | [投票][編集] |
大丈夫だよ
負けないで
あなたはあなたでいればいい
自分に素直でいて
優しさを失わないで
辛い時こそ笑顔を失わないで
大切なものが たくさんあるんだから
| 詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
現在発見されているお前らの中で
正式名称がないものはいませんか?
未確認各位
深海に月の裏に銀河の果てに
隠れてないで出ておいで
今からあの星に名前をつけるので
採用しないと殺す
なんてジョーク
そうそう冗談といやあ
余命が二週間ちょっとなら
死ぬまでにやりたいことリスト
完遂できるかね
「もっと生きたかった」は除外して
「死にたい」はそのまま残して
なんてブラック
企業並みに笑えないユーモア
場所が違えば人気者
部屋に出たらぞっとするのに
フィクションだから許される
ファッ(ピー半永久的に愛される
無限を半分にしたって限りが無いような
半生にならなかったこと
反省します
おかしいな
ハハハハハ、
やっぱ今のナシで
| 詩人:猫のあし | [投票][編集] |
いつか少女だった頃
結婚式を素敵だとも思わなかったし
ウエディングドレスを着たいとも思わなかった
でも 恋には憧れがあった
好きになれた人と
綺麗な星を一緒に
手を繋いで見たかった
色んな恋愛をしたけど
今も 好きな人とは
ただ並んで一緒にいたい
二人で 綺麗な空がみたい
今は 独りだけど
| 詩人:こちこ | [投票][編集] |
私の心の中で
育っていくもの
赤い花と 青い草
緑の石と
流れていく河のような愛情
育つもので
私の憎しみや悲しみはすっかり
覆われて
暖かく光を発して溶けてしまったんだ
心にはどうしてこんなに
真実を伝える装置があって
それをどうして人は
使えるようになったのかな
ロボットではない私たち
育つ私たち
ちゃんと動く足に
血が通っています
| 詩人:あいる | [投票][編集] |
運命なんて放っておけよ
耳が羽になるウサギ
綿毛になって飛んでけ耳掻き
お菓子の家のワンダーラグーン
運命なんて放っておけよ
いいの。
知らなくていいの。
そのままでいいの。
花柄模様の空のカーテン
枕の裏の非常口
跳ねるように君を望む
| 詩人:龍聖 | [投票][編集] |
光はまぶしい
僕のような人間は直視できない
君やあなたと目が合う瞬間に反らしてしまう
自分の汚れた心を見るようで
まるであなたに見透かされるようで
取り繕った表情すら無意味に思える
積み重ねた汚れがあなたに伝染らないように
あなたにはあなただけの素敵な世界
僕には僕だけが受ければいい世界
いっぱいになった時に見える世界
誰のこころも感じれる
傷つけることだけを拒む先
荒廃の世に無力で立ち止まり
くうを感じ無気力
再生の夜に言葉を置く
他でもないあなたに
読むよう仕組まれたあなたに
希望の火を
新しい朝を
大衆から首を上げ呼吸したあなたに