詩人:EASY | [投票][編集] |
空中を舞う超音波
可視光たちが奏でる音は
苦し紛れの残像だ
光りが光っていることを
説明している教授たち
知恵の輪みたいな構造に
僕は静かに波動拳
幸せになる為になら
幸せになることはない
不幸になる為になら
説明書が必要だ
アリスの姉の友達が
夢で見たかも知れないことを
想像してみたりする
そんな具合に落ち着いた
夜空が僕の上にある
詩人:こちこ | [投票][編集] |
君が見ている世界は
決して嘘はつかないよ
頑張ったことは
自分にかえってくる
傷ついたことは
自分の財産
誰かを傷つけたことは
自分の不名誉
そうでしょう
分かっているよね
分かっているなら大丈夫
もう、顔をあげよう
否定しなくても
全ては君を歓迎しているよ
少しずつで大丈夫
歩けるペースでいいよ
したいことは何?
分かりたいことは何?
生きていきたい気持ちは
ちゃんとあるかな?
泣くのも 笑うのも
悩むのも 怒るのも
恋をするのも 家族を作るのも
自分を見るのも 人を見るのも
君が人として生きている証拠
命を生きている証拠だよ
詩人:山崎登重雄 2 | [投票][編集] |
6年振りの社会復帰
出来るかどうかの明日面接
ありのままにぶつかろう
恐れ無きかな日々を楽しめ!
もう楽しまなきゃソン!
ワクワクが止まらない
頑張るぞー♡
詩人:梅宮 蛍 | [投票][編集] |
夢のあとに風が一陣
始末を付けられない男たちは 無防備に
夢のさきに花が一房
女はいつも現実的で だから幻想的で
出会ったのは間違いだったのか 正解だったのか
追い求めた物は幻だったのか 現実だったのか
そこにあった物は愛だったのか 望みだったのか
誰も知る由はない
今はただ 夢の抜け殻があるだけ
詩人:ペーパームーン | [投票][編集] |
昔、何かの映画で見たわ
恋人たちが月に腰掛ける夢のような画
私は子供ながらにときめいたの
私もいつかって
その画の虚しさも知らずに
紙で出来たお月様 作り物だけど
皆から愛されていたの 私も撮りたいわ
愛の証に
ペーパームーン 私と腰掛ける
ペーパームーン 誰もが言うの "貴方がペテン師だって"
ペーパームーン だけど見せかけなんかじゃないわ
ペーパームーン 貴方が傍に居てくれるかぎり
紙で出来たお月様 作り物だけど
皆から愛されていたの 貴方と残したいわ
幸せの証に
ペーパームーン 貴方と腰掛ける
ペーパームーン 誰もが言うわ "貴方だけはやめなさいって"
ペーパームーン だけど見せかけなんかじゃないの
ペーパームーン 貴方が私を照らすかぎり
昔、誰かが歌っていたわ
"愛があれば何でも本当のことのように思える"って
子供の私は言葉に心奪われたの
私もいつかって
その言葉の意味も知らずに
紙で出来たお月様 作り物だけど
誰もが信じていたの
時に偽物も本物に成り得るって
ペーパームーン 二人で腰掛ける
ペーパームーン 誰もが言った "だから、云わんこっちゃないって"
ペーパームーン だけど見せかけなんかじゃなかったわ
ペーパームーン 私は確かに愛した 私は確かに幸せだったもの
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
思えば全部「ごっこ」だった
まともに生きている人間たちに混じって
仕事も恋愛も生活も行ってきた
上手くいかないなって思っていたずっと
真っ当な人間の生き方を真似た
ごっこ遊びだったのか
詩人:理恵 | [投票][編集] |
この道をゆきて着いたらば、
何待ち構へたるものか、
われは知らぬ、だがゆかん。
この道をゆきて秋風ふけば、
立ち止まりて思ひ馳する、
われは知らぬ、きみのこと。
この道をゆきて触れたらば、
知らぬ世界に実感もなし、
しかし確かに、きみはゐて。
この道を戻りて手元(たもと)を見れば、
尽力の賜物が頁を連ね、
亦たどりぬる、その人生(みち)を。
この道を戻りてきみに耽れば、
今さらそれを噛みしめて、
われ筆を執り、認(したた)めぬ。
この道を戻りて灯りの下で、
未熟な理解と知りつつも、
刻ませて賜ふ、この詩(うた)を。
H30.10.19