詩人:EASY | [投票][編集] |
鰹節を食う猫が
鼻息が荒すぎて
鰹節を飛ばすのが
僕はとても好きなんだ
鰹で、できたシーチキン
少しだけマグロより
脂が乗っていないのが
僕はあまり好きじゃない
詩人:EASY | [投票][編集] |
もう
言い訳できないよ
生まれて来ちゃった者だから
それは、もう
ものすごく
致し方ない事なんだ
こんな風に僕たちは
目的みたいな言われのものを
欲望みたいな云われのものを
切なさみたいな儚いものを
隠しきれないみたいなものを
隠そうとしてる無邪気者だ
僕らが生きた風景は
ほんの少しの価値があり
ほんの少しの意味があり
ほんの少しの苦しみと
少し多めの切なさと
かなり多めの儚さと
満たされ過ぎた愛がある
詩人:さみだれ | [投票][編集] |
見慣れた歩道橋が
色を変えていた朝
いつもすれ違う人が
最近見ないなって気付いた夜
紫陽花がたくさん咲いていた5月も
町が白く覆われた12月も
終わりの兆しさえ
見せようとはしない世界を
煙草に火をつけて
彼女はうつむいていた
同じ煙草に火をつけて
私は空に吐いた
ちゃんと終わってくれる
あと少しで消えちゃうから
彼女に言いたい言葉は
空へ泳いでいく
それだって消えるなら
そんなことを思いながら
今日も歩いている
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
新しい景色
動いているのに素通りしていた
視界には入っていたのに
噂には聞いていたのに
右から左に流れても振り返らずに
あてもなくぶらぶらしているうち
初恋相手は結婚して子どもが二人
実家のタロウはココに代わり
思い出のバンドは解散して復活を果たしていた
アルバム十一枚目を出すまでの期間
同じだけ生きていたのに同じじゃない
記憶はたしかにあるのにな
中身がどうにも見当たらない
新しくなる景色に
目移りしてばかりで
肝心なものは何ひとつ見えていない
違う
そんなことが言いたいんじゃなくって
そうこうしているうち
初恋相手は離婚して
子ども二人は大人になって
横切っていくのを横目に
大人になれずに死んでいくのか
一度座ると中々立ち上がれない
差し伸べられた手
希望の光
スポットライトを前にしても重い腰
仕事をしない言い訳を考えて
一日を終える
最新曲で再ブレイクを果たす中
ソラはいまだに懐かない
詩人:山崎登重雄 2 | [投票][編集] |
言葉化したい想いの丈を
どんなに愛しているのかを
言葉に編んで置いてゆく
寿波を詠んで老いてゆく
言葉よ寿波 言の葉の
風にそよいで 流れ詠む
I can't touch this 今を重ねて
詩人:山崎登重雄 2 | [投票][編集] |
最初は僕というワンピース
昨日 今日 明日
描き出す絵画
やがてめぐり逢いツーピース
愛し合い生まれた子供達
時は経ちスリーピース
笑って育む毎日を
積み重ねて描き続けて
過去 現在 未来
春夏秋冬で4ピース
一週間で7ピース
一年で365ピース
繰り返し繰り返し描き出す絵画
いろんなデコボコはめ込んで
諦めないで繰り返す日々
僕が倒れても
子供達が続けてくれる
素晴らしい未来
四隅を仕上げ枠が出来上がる
今を合わせ
収めて行く日々
たくさん笑顔を仕上げて行く
諦めないで繰り返す日々
手を繋いで歌いながら
諦めないで繰り返す日々
浮かび上がる絵画
未来への物語
笑顔の花園を笑顔の花園を
今日を合わせ明日を描き
未来の今をはめ込んで
希望を紡ぐジグソーパズル
ワンピースフォーピース
今日より明日ヘラブアンドピース
未来は続くよ何処までも
出来上がる一枚の絵画は
箱絵にして誰かに
のんびり愉しんてもらうんだ
僕から子供達へ
子供達から未来へ
永遠に誰かに愉しんてもらうんだ
始まりも終わりも
僕という名のワンピース
あなたにフォーピース
愉しんで愉しんで
ワンピースフォーピース
ピースオブマイハート
始まりも終わりも
たったひとつのジグソーパズル
僕もアナタもはめ込んで
創り出す絵画
描き出す未来
人生はジグソーパズル
さぁ愉しもうよ何処までも!
詩人:山崎登重雄 2 | [投票][編集] |
どうしようもなく切ない
どうしようもなく寂しい
独りだけど
独りじゃないよ
抱きたい
抱きしめられたい
ひとつになって
ただ抱きしめて
愛をささやいて
果てることなく
君と漂いたい
コールミー
プリーズテルミー
ラブミー
09084599294
君と
ただそれだけを
待っている
詩人:山崎登重雄 2 | [投票][編集] |
我想う故に我在り
たい焼きは 何を想って 焼ける のか
朝晩祈る以外
発音のない唇
携帯の目覚まし
レンジのチン
洗濯機ガタゴトスン
生活は極彩色の音色を奏で
僕の耳をくすぐる
ダージリンティーを淹れる
香りに包まれ游ぐ
何か物足りない
小腹が空いた
さぁ たい焼き焼いた!