詩人:猫のあし | [投票][編集] |
胸が弾んで
景色がとてもカラフルでキラキラしてくる
憂鬱だった道のりが 途端に楽しく思える
明日は どんな1日になるかな?
どんな話をしよう
いつか手を取って
キレイな景色を一緒に見れたらいいな
詩人:カィ | [投票][編集] |
ていねいに
集めては
壊すんだ
ひとつづつ
大事に
悲しみとさみしさと涙をまぜて
ぎゅーぎゅーに
嬉しいと幸せと温もりをかさねて
ぎゅーぎゅーに
集めては
積み重ね
落としては壊して
ひとつひとつ
確実に
まざるように
雨の日に虹がかかるように
晴れた日に星が降るように
ていねいに
大切に
大事に
めちゃくちゃに
全力で
完全に
君の笑顔が
曇らぬように
君が泣きたい時に
泣けるように
ていねいに
いいことと悪いことを
集めてはまぜる
温もりと冷たさを
積み重ねては
僕と君が同じ温度になっていく
言葉にならない思いに
好きを混ぜ込んで
ていねいに
ていねいに
詩人:EASY | [投票][編集] |
何も悪くないってのは
どうかな?
じゃあ
全部悪いってのは
どうかな?
じゃあ
面白いってのは
どうかな?
じゃあ
悲しいってのは
どうかな?
じゃあ
嬉しいってのは
どうかな?
じゃあ
死ぬってのは
どうかな?
じゃあ
生きるってのは
どうかな?
じゃあ
辛いってのは
どうかな?
じゃあ
何が一番良いの?
一番良いもの?
じゃあ
何も悪くないってことだ
それはともかく
BGMに合わせて
踊るだけだ
BGMに合わせないと
疲れるだけで
その躍りを堪能しないのは
本当の貧しさだ
BGMは平等だ
流れることが平等だ
それにダンスをすることは
本当の平等だ
それは善悪に所属せず
自由という非所属で
誰も悪くない平等だ
常に、今も、平等に
流れている
詩人:EASY | [投票][編集] |
本当に理解したら
説明なんか出来ない
雨の音を
差す日差しを
君の想うことを
僕の想うことを
ここに、こうして在る
それのことを
ここに、こうして在られない時に
どうして説明出来るだろうか?
僕たちは、時々黙る
何れ黙る
もしくは黙っていた
それを知っていて
それを知る為に
それを知らない振りを
している様な振りをして
詩人:山崎登重雄 2 | [投票][編集] |
街の匂いを感じながら
のんびり歩いて医者通い
久しぶりによく晴れた
少し暑い日
小さくなった歩幅
笑いながら
すれ違うパトカーに会釈
ご苦労様です
昔は気にした体臭も今は気にしない
病んでしまった俺にはすべてを受け止める
覚悟の実践が何よりも薬
心地よい汗をかいて香る加齢臭
ありのままありのまま
頑張れ俺
待合室で綴る今の静かなメロディー
感じて貰えたら凄く幸せ
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
貴方が面白いと感じられるのは
少し先を思い巡らす事に疲れ
柔らかい紙のページのはしを
徒労もせずに感じずめくった指先
ダイレクトな直感が虹と花咲く景色
誰しもいわれもない罪を
抱えながら
最果ての最寄りと
いいなずけの住む海底
誰も知らない近道を横切って越えていったバッタ
ほとんど一人で貸切みたいな映画館
もう運動会
ヒマワリの花びらをあしらったしおり
二十日大根の研究日誌
月の裏側の湖に着陸した亀船長
太陽から遠のいていく影の繰り返し
ホスピスで溜息をついた鶴監督
帰ったら
「玄関の草履をちゃんと並べてきちんと置きなさい」
比喩を囲み
皆で燃やそう
その灰を皆で舐め
分かち合おう
君を比喩し
明日を比喩し
比喩を比喩し
比喩の要らない比喩を比喩し合おう
また会う日まで
その時は
笑った方がいい
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
ブサイクが物思いに更ける
ブスが感傷的になる
それを見てキモいと笑う
わかっているよ気持ち悪いの
ブサイクだから物思いに更ける
ブスだから感傷的になる
そんな側面もあるのか
そっとしておいて
たまには構って
面の皮一枚の美的感覚のせいで
今日も指をさされて笑われる
下に見られる
死ねって言われて遠ざかる
何も考えたくないを考えて
ループする
タイムリープ出来たなら
自分いない世界を一目見たい
と思う矛盾をどうにかしなくちゃ
醜悪なのは遺伝か環境か
美女とケダモノ
心まで化け物なら
誰も踊ってくれやしない
化けの皮を剥がしても化けて出るほど
そっと手を差し伸べて
その手を引っ込めて
堕ちていくわたしを嗤う
その目は笑っていなかった