詩人:gof | [投票][編集] |
可愛いらしい君は
簡単に泥を洗い流し
月の舟は夢物語と
揺蕩う微睡みの海藻の海で
消えました
こんなもの(感情)たちには
意味がないと呟きました
たった一つの命は
なんのためだよ?
呼吸一つで あんなにも豊かな青に
染め上げて微笑むことができる
はずなのにね
すれ違い 憂い 勘違い
笑うことや 誠実であることの
苛立ちや難しさに
今夜の雨なら 素直に
ありがとうって撃たれながら
明後日のきみに素直になれない顔で
一歩ずつ 解くながら 積み上げて
景色を変える 情熱を注ごうと
たった一回の人生に
今日が今日ならば、尚更に誓いを
あの深くて静かなる熱情に鎮めて
詩人:EASY | [投票][編集] |
君の笑ったその顔が
膨らむ所をノックして
尖った僕の心象は
平坦な壁をキックする
空から降って来る水が
部屋の出窓を掃除して
瞳を覆った水分は
遠い何かを癒してる
詩人:あいる | [投票][編集] |
流れる星を掴んだが未だまだ
願いは叶わないままだ
もう何回も唱えた望みは
呪文のよう
儚さを含んだまま
爛れるもしもを俯瞰から眺めた
胸にしまいこんだタラレバ
どんなもんだいも
堪えた涙も
持論に依存してただけなのかな
明日はあの子と遊ぶ日
晴れが出るまで
サンダル飛ばすように
道端、心のそこ、胸の鼓動
沈む夕陽と同調するこの頃
神様の仕業おとぎ話
カーテンの隙間から射す光
柔らかい稲光纏う
率直に単刀直入に直に君に
伝える想いと思い出
君も日々も大切だった今も
両の手では
持ちきれない花束
種を溢しながら
待ちきれない彼方から
からではなく
ボクじゃなくなったボクから
あの日捕まえた
星を投げるよ
受けとる前に
3回は唱えてよ
光より速く君の隣に行くよ
詩人:清彦 | [投票][編集] |
どれだけ平然を装っていても僕ら
お天気は操れないさ
空は怪しい雲行き
結局、
偶然に出会って
恋に陥ってかき回す無様
水たまりに映る僕の姿は
乱れる景色、恋模様?
そうだ、それは虚妄に偶像なのだと
噛み締めよう
今度も
これからも何度でも
雨が降るたびに
恋よりも愛で
優しい諦観の眼差しで
すべてを眺めていこう
そこに咲く紫陽花のように
感謝も恨みもないね
ただ、憂い、慈しみ、彩りを演じる
それでも
その美しさに心を奪われて
ほんの少しだけ立ち止まった
雨の中
遮断する傘の中
詩人:EASY | [投票][編集] |
始まりのない処で
僕たちは
終わろうとしていて
終わりのない処で
僕たちは
始まろうとしている
始まったと思うことは
終わりにさえ満たないし
終わったと思うことは
始まりにさえ満たないのに
始まりから終わりへと
僕たちは騙されて
騙されることの代償に
君に恋してみたりする
詩人:EASY | [投票][編集] |
君のことが好きな理由を
説明するのは難しい
それはまるで
風が心地良いことを
哺乳類じゃない先人に
説明するかの様なもの
思い通りに行かないことを
説明するのは難しい
それはほとんど
スラム街に降る雨を
その街に住む少年に
説明するかの様なもの
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
締めていたのは
首じゃなかった
探していたのは自分じゃなくて
内側から鍵を掛けられて入れない
自分の部屋だよ
だから
行きたくもない旅に出なくちゃ
探しものはこの手の中に
だからいくら探したって
他に何も出て来やしないのに
みんな前を向いて
みんなに倣って前へ
いつまでも続くわけがないと
ガタがくるのをひたすら待って
昨日の失敗を繰り返しては
子どものような嘘を吐いて
怒られる不毛
そりゃあ上司も禿げるわな
諦めていたのは
君じゃなかった