詩人:EASY | [投票][編集] |
よく俺の電話番号が分かったな?
色々調べたからな
まるで人工知能だな?
俺たちも、そういう時代だからな
金が欲しいのか?
まぁ、そういうことだ
それで、何が出来るんだ?
何でも出来る
女だって買えるし
美味い飯も食える
借金だって返せるしな
まるで人工知能だな?
ああ、そうさ
俺たちも、そういう時代だからな
詩人:鰐句 蘭丸 | [投票][編集] |
俺の知るこの世界の狭いこと小さいこと
俺の知る人々のなんと生々しくも痛々しいこと
耐えられないニュースにも慣れてきた
あちこちにころがる孤独に躓いては転び擦りむいて
誰も見向きもしない
とばっちりを避けんと見て見ぬふり
俺の知るこの世界の美しくも醜いこと
否定と肯定のマイノリティ
孤独が幸せだと雑踏のなか殺されていく
意識のあるまま死んでいく
幼子の行方なき泣き声
もう
生きていても楽しくない
そう思わせる世界に
誰がそうしたのだろう
俺の知る世界って
こんなだったかなぁ
詩人:EASY | [投票][編集] |
その小さなタッチパネルから
手を放すんだ
イヤホンも外そう
煙草は全て吸い付くし
雨に濡れない理由を問いただそう
スケジュールは白紙にして
流れるボサノバに体を揺らし
一瞬だけ目を合わそう
こんな平日の昼前に
誰も言葉を交わさずに
コーヒーを飲みあった仲じゃないか
ボサノバはビートルズに変わり
僕は、コーヒーに溶けた
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
好きな人の好きなものが
自分も好きである確率を
求めて導き出す頃には
別れを告げられて
好きな人の好きな曲だけが
変わらず部屋に流れている
違う
そうじゃないんだって
雑感
ひどく断定的な
けれど限定しない
パッケージングされた
可愛さを
おもいおもいに引き裂いて
柘榴の断面みたいな集合体
そこまで
見えていなかった
立体的に客観視せず
正面だけを見て
それがあなただと判断してしまっていた
見るからに甘そうだったから
過ぎ去った今も苦い思い出だ
詩人:gof | [投票][編集] |
あなたからのキス
星屑のプラットホームで
雨の日も風の日も
傘は 所詮の傘で
置き忘れさられたりもするけれど
あいそれーしょん
そんな今夜だってさ
あの瞬間だけで とめどない
感情の深くやわらかいところ
鮮明な 繊細なる 神みたいに
唇 LOVE 熱帯夜 向上
きみやぼくもにもあった
いつかの情熱やらなんやら
詩人:gof | [投票][編集] |
サミシイは 彼女の髪の匂い
風は 取り止めようのない
ノスタルジー
かわした言葉は プールサイドの
波紋 程度だったから
忘れられて 朽ちて
手を 手を伸ばした 月は
絞り落としたレモンみたいな
カタチでした
愛は なんと 遠く 近くて
とめどなくて 尊い
詩人:EASY | [投票][編集] |
世界は今日も混沌で
画期的で曖昧だ
これでもかって言う程に
僕は君を愛してる
世界的な情勢は
核をミサイルで花火して
私的な君の残像は
僕をミサイルで打ち堕とす
詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
今日もここにいてくれていますか?
自分の事を他の人に言う事が苦手で
無理をしやすい私だけど
あなたがここにいてくれるのなら
周りに甘えることも覚えていくから
どうかどうか
愛想尽かさず
無事に育ってね