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[194670] 折り神
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

ぽきぽきと
折れる骨もないのかな
だからか
喉元に刺さらず
するりと通り抜ける真言
爽快感はあるが
疑いの余地はないな
飛行機になって飛びはしない
やっこさんにも手裏剣にも変化せず
たったひとつの祈りを天に
捧げるくらいなら
くしゃくしゃに丸めてポイっと
してやる

2018/07/22 03:05



[194665] ぼくのあなたの
詩人:カクレクマノミ [投票][編集]

いつもそう
大事なものほどおざなりで
気づいたときには手遅れで
自分が悪くて
なんとも言えない

神様が砂の山に息を吹きかけて
やっとこさ積んだ山も台無しさ

もっかい積んで
今度は蹴散らされて

もっかい積んで
今度は爆発

もっともっと高く積んで
そしたら飛行機が突っ込んで

もっともっともっと高く積んだら
大水全部飲み込んだ

まだまだ積んで
もっと積んで
その度壊されても、自分で壊してしまっても
泣きながらでも積まなくちゃね

2018/07/21 03:13



[194664] 此処
詩人:EASY [投票][編集]

静かにゆっくりと
流れたり

激しく世話しなく
流れたり


巡り行く季節のように
虹を描く為の色のように


深い海の悲しみのように
広い空の喜びのように


聞こえる音のように
見える景色のように
手に触れた感触のように

苦しさや幸せのように


そう感じるすべての
ことのように



それはあまりにも

此処に在る









2018/07/21 00:47



[194663] しゅがー
詩人:しゅんすけ [投票][編集]

これから始まる

正しい生活



太ももと乳首の隣のキスマーク


原因不明の高熱と明日の会社の人員配置

首はやめてって言ったのに

それはそれで




婚姻というルール



一途が正しいという先入観



社会と世間の合致



あいらぶじゃpan



いや


まじで



イエス


あいにーどじゃぱん


正解は

きっと誰かが決めてくれる



イエス


あいらぶじゃぱん

2018/07/21 00:08



[194659] ぽろぽろ
詩人:ai [投票][編集]

言いたい事が山ほどあるのに
心の中 うまく言葉にできない

不思議ね

苛立つ時は気持ち以上の言葉が
ぽろぽろ 要らない程に出てくるのに

出てこない言葉は
ただ、静かに涙になって

ぽろぽろ

2018/07/18 20:38

[194658] 挿し言
詩人:EASY [投票][編集]

とても小さな力

ほんの一瞬の儚き
深遠な光り


花は芳香を
枯れる為に漂わせ

瞼の外に反射する


誰も悪くない
何も悪くない

そんな風にしながら
廻っているのに


こんなにも切なさが
溢れだしてしまうのは


僕たちの意味を
それとなく

教えてくれているからだ


2018/07/18 23:32



[194657] 眺められた情熱
詩人:EASY [投票][編集]

野原を駆けずり回り
君は笑った

出来もしないことを
僕は出来ると言ってみる


天真爛漫は
君の為に必要な

僕の為の表現で


無力ゆえに力強い
抱きしめる為の腕力だ

2018/07/17 19:45



[194653] 沈み方
詩人:EASY [投票][編集]

成すべきことが成せられて
成されぬことが成されずに

君が涙を流すから
沈む夕日に恋をする


そうであった全てのことは
そうであった全てのことで

そうでなかった全てのことは
そうでなかった全てのことだ


君がそうでなかったことは
今まで一度もなかったことで

君がそうであることは
全ての中で何よりも

一番正しいことであり

誰も説明できないように
沈む夕日に恋をする





2018/07/16 20:04



[194652] 愛の所以
詩人:EASY [投票][編集]

夢から醒める


どうやら、僕は夢の中で
君を探していたみたいだ

いや、違う?

君を探している途中で
眠って、夢を見ているのだろうか?

どちらだろうか?




結局それは
どちらでもいい


愛は何処にでも
漂うのだから



2018/07/16 19:42



[194651] 知らず知らずのうちに
詩人:ふくざわゆいと [投票][編集]

いつ 心から休まるんだろう

いつ ゆっくり眠れるんだろう

誰が 気持ちを 汲み取ってくれて

どこでなら 吐き出せるんだろう


言いたいことも言えないまま

ただ 時間だけが過ぎていき

老いてゆくばかり


最後に 心から笑ったのはいつだろう

最後に 声を上げて泣いたのはいつだろう


知らず知らずのうちに

そういったカケラが

降り積もって 刺さって

小さな けれど無数の傷から

知らず知らずのうちに

本当の自分が 流れ出ていて

気づいた頃には 空っぽ

気づいた頃には 血だらけ



なんて 人達ばかりに見える

2018/07/15 18:50
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