詩人: - 皐月 - | [投票][編集] |
別の人生(みち)を歩む
同じ時間(とき)を刻む
いつか二つの陽が交差するとき
私は貴方と生きたい
青い渚は大地を沈め
世界を飲み込む
朝露の薫り 静寂
二人は見つめ合い 満ち足りて
その瞳は沈黙のなか 多くを語る
そして、さざ波やさしく
青に溶けた...
詩人:EASY | [投票][編集] |
すべての記憶を
失ったとしよう
どんな風だろうか?
自分は消える?
消えない
それは、そこにいる
何かが変わる?
変わらない
それは、そこにある
何が起こる?
全ては、起こる
それは、今までと
何ら変わらない
ただ、その問いが
ないだけだ
詩人:ユズル | [投票][編集] |
なんかいつも 勘違い ばかりだ
生きていけるような 気がしただけ
夢だけでなく この現実で
頑張れたような 気がしただけ
ぐるぐる 巡る 笑顔もくれる
まるでここにいていいのだと
優しく言ってくれるみたい
その裏を見ないふり してるだけ
残ったのは
からっぽの夜に
弱くて 甘やかされたがりな自分 だけ
正しく なんてほんとは
生きたくないよ
すべてを 誰かに 受け入れてもらいたい
残ったのは
からっぽの歌に
こんなちっぽけな 愚かな自分 だけ
この歌が この夜に 響くだけ
それが 何かにつながったりするのかな?
いつかは
勘違いだらけのこの世界で
ほんとうに
生きていける ようになるのかなあ
詩人:EASY | [投票][編集] |
疲れた全てを抱えてながら
月を見上げると
流れる雲に隠されて
幻想的に見える
月から見ればこの僕も
流れる雲に隠されて
きっと幻想的に
見えているのだろう
それが何なのかを知るために
雲は流れていて
愛のある夢は、その為に
記憶には残らない
月明かりに照らされて
雲が流れていく様に
僕たちは流されながら
愛に照らされる
それを教える為に
月下の雲は
今日も何となく
流れているんだ
詩人:やま | [投票][編集] |
未来と子供たちへのね
俺が倒れたら
またその亡き後で
迷い 疑い 憂い
孤独に苛まれた時に
この部屋を訪れ
俺のメッセージを読んでくれるように
友の魂の詩から
希望と勇気を学んでくれるように
父や母 の代わりを見つけられるように
兄や姉 を見つけられるように
妹や弟 を見つけられるように
子や孫 を見つけられるように
君や友に託しておきたいんだ
この詩人の部屋が
この国が
この世界が
この星が
清らかな生命が
未来永劫と続きますように
そう遺言します
ありがとうございました 山崎登重雄
詩人:こうもり | [投票][編集] |
古典物理学に拠れば
Aの結果はBである
量子力学に拠れば
Aの結果はBかもしれないしCかもしれない
僕の中の君に拠れば
僕は君とずっといるはずである
僕の前の君に寄れば
僕は君にキスをしたかもしれないし…しなかったかもしれない…
詩人:EASY | [投票][編集] |
仕事帰りに
いつも行くコンビニに
耳の切れた黒猫が
居座って居たので
僕はサラダチキンを
少しだけあげて
僕と黒猫の関係を
伺っていた
すると、その関係は
揚げ鳥をもうひとつ
追加しろと言うので
大した使い道のない金を
揚げ鳥に投資した
僕がいない間に
酒とピーナッツの入った袋を
その冷たい鼻で
かき分けていた
居なかったらどうしよう?
と言う
僕の不安とは、まるで逆に
君はフーッと
その口を鳴らせた
君の健康を考えて
衣以外のささみっぽい
食感の良さそうな
部分だけを取り分けて
君にあげてみた
君はもう一度だけ
入念深く
フーッと吹いた
君は僕に感謝してなさそうだ
そんなことはしなくていい
そんなことはやめてくれ
君は君らしく
フーッと
しておいてくれ
明日同じ時間に
この場所に居てくれたなら
次は唐揚げに
してみようか?
でも、きっと君は
明日はいない
これが最後かも知れないね
君は今日のことを
僕に感謝しない
するべきじゃない
感謝するのは
僕の方で
そんな時だけ
僕は嫌いな神様を
好きになるんだ