詩人:EASY | [投票][編集] |
大安売りの旗を
風がなびかせて
曖昧な案配に
事をなびかせている
懐かしいことの半分は
日曜日に起きて
その更に半分は
僕の休日だ
太陽の光りは
僕に断りを入れて
その光りを
半分くらい強くして
その更に半分の憂鬱が
大安売りの旗を
なびかせている
詩人:EASY | [投票][編集] |
それはただ
跳び跳ねる
笑いながら子供がする
縄跳びみたいに
それはただ
眺めてる
時々遭遇する
飛行機雲みたいに
それはただ
そうなんだ
君が君らしく
いるかのように
詩人:EASY | [投票][編集] |
人間と言われるものに
悪行と言われるものを
自然と言われるものに
重ね合わせ
異常気象が何だとか
言ってみせる学者たち
あなた達は地球から
生まれたか弱き存在だ
人間と言われるものに
苦悩と言われるものを
宇宙と言われるものに
重ね合わせ
幸せが何だとか
言ってみせる覚者たち
あなた達は存在から
生まれたか弱き存在だ
詩人:理恵 | [投票][編集] |
目覚めたら窓の外 白銀の街
暖かい電車の中 まだ夢の中みたい
現実味ないおとぎ話みたいな日々思い出してた
心地よい温度とリズムにもうすぐさよなら
ホームに降りたら 音のない世界さえ
自分の呼吸で霞んでく
真っ白なキャンバスに一つ二つ
つけた足跡は
あなたと違う方へと進み始めていた
2018.3.4
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
ずっと殴られ続けている
一人でいるだけなのにな
孤独は人を強くするんだって
でも
強くなる必要あるのかな
この先も
ひとりでいるだけなのに
ずっと殴られ続けている
倒れても起き上がれなくても
ここで朽ち果てても
腐敗臭が漂ってようやく
気付かれるレベル
弱さを吐き散らかしたって
ああそう
それよりさあ?
って流されていく
川下で拾ってくれる人はいない
立ち上がるのが面倒だから
席が空いても座らないだけ
ずっと殴られ続けている
痛みを感じないわけじゃない
避けられないだけ
下手なんだ
独りでいるだけなのに
暴力を振るわれているような
他には誰もいないのに
好きでひとりでいるだけなのに
生傷が絶えない
なんでだよ
と虚空に振るう手
そこには誰もいないのに
詩人:ユズル | [投票][編集] |
淡く みずいろに染められた
いのちが
さらさらと 流れおちていく
降り積もる
ガラスのそとから
こんなふうに優しくさらさらしたいと
覗き込みながら
醜いかたちをとどめ続ける
けれど人間だから
ガラスの中へは行けないの
綺麗な みずいろの いのちは
さらさらと
今も ずっと
優しい 憧れでいる