詩人:evans | [投票][編集] |
初めて詩を書いた春の日から
もうすぐ十四星霜のときは流れ
またキラキラと輝きを増す
都心の青空と出会える日は近い
三寒四温という
冬と春が互いに手をとりあいながら
懸命に躍動を始めゆくさまは
森羅万象すべてを包み込む
最高の自然の芸術ともいえる
さあ 今日から如月
立春という希望の陽が
昇る日はもうすぐだ
人間社会の喜怒哀楽
さまざまな変化があるけれど
自然の流れに逆らわずに
一喜一憂せずに
希望のあかりを
わが胸中に輝かせて
まっすぐに進んでいこう
(2018年2月1日 東京の自宅にて)
詩人:EASY | [投票][編集] |
目的のない旅、僕は大好きだ
やりたくないことを
やるよりは
やりたいことがない方が
ずっとましだ
戦争をした方が
感動できたりするのは
神様の秘密で
君の子供っぽさが
魅力的に見えるのは
僕の秘密だ
色んな人達がいることに
僕たちは異論なく
色んな熱に溢れている
そんな風にしながら
気づかない内に
命よりも大切なものが
僕たちを包んでいる
詩人:なってくる | [投票][編集] |
まだ閉じたままの目蓋に
寝そべるだいだい陽だまり
温い春の心地さえする遅い朝
肺いっぱいに吸う
こんな朝がくるなんて思いもしなかった
こんな穏やかな心地なんて
知らなかった
明後日貴女と結婚する
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
こころの おそうじ
こころのなかの 整理整頓
忘れる思い出
大切にしまう思い出
モヤモヤを 整理整頓
許しちゃいけない思い出
許していく思い出
新しい旅立ちに
始まりの前の
終わらせていくもの
こころもおそうじ
詩人:理恵 | [投票][編集] |
手づくりのわたしはツギハギだらけ
ワンピースのボタンは一つだけ違う色
手づくりのわたしはツギハギだらけ
毛糸の頭はごわついたまま
手づくりのわたしはツギハギだらけ
靴はとうの昔にどこへやら
手づくりのわたしはツギハギだらけ
今も腕から中身が出てる
手づくりのわたしはツギハギだらけ
耳は糸一つで宙ぶらりん
手づくりのわたしはツギハギだらけ
身体は前方3センチ
手づくりのわたしはツギハギだらけ
忘れ去られた棚の下
片目の世界であなたを見てる
2018.1.31
詩人:理恵 | [投票][編集] |
波は一切見ていない
それがどんな色だったのか
どれほどのたうち回っていたのかは
知らない
だけどすべてを飲み込んで
すべてを無にして
きっと私の背後にいたのだろう
ただ、逃げ惑う人々を追いかけた
振り向かなかった
ただ一人で、ただ逃げていた
が
たどり着いた先に、あなたたちを見た
「みんないる」
と、思った
これから何が起こるかわからないけれど
背中の惨状を乗り越えよと言うのなら
手を伸ばしてもいいだろか
君たちが
手を伸ばすべき相手だろうか
迷いながら
拳が震えるのを感じてる
2018.1.31
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
やりたいこと
やらざるべでなかったこと
ことを生んでしまいがちなころ
いま細かくみてしまう
その歪んで忘れえない
ただのこと
立ち止まり思い返してみても
どうにもうるさい
耳を引きちぎったこうかい
そんなうなばらへ
おやすみません
詩人:EASY | [投票][編集] |
薄暗い明かりを
僕は灯して
自分に執着することを
やめようとしている
笑えないなりの微笑みを
対象のないものに
向けることが出来るのは
僕の意味そのものだ
曇りがかった空を
ほんの少し工夫して
君が微笑む為に必要なものを
探す権利が僕にはある
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
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少女らは今日も空へ
(まぶしい空へ)
繰り返す飽かぬ調べ
透明な時を待って
(記憶を冷まし)
かき鳴らせ風のハープ
──強い意志あらわにし
姿勢をただして
──あっさりつかんだ夢を
僕には教えてくれないの?
少女らは今日も空へ
(まぶしい空へ)
繰り返す飽かぬ調べ
輝きをほしいままに
(一人占めして)
かき鳴らせ風のハープ
──運命に立ち向かう
傲慢な笑顔
──善も悪もなく
時流に爪を立てていく
少女らは今日も空へ
(まぶしい空へ)
繰り返す飽かぬ調べ
哲学を学ぶふりで
(神をあざむけ)
かき鳴らせ風のハープ
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詩人:鰐句 蘭丸 | [投票][編集] |
君は変わってしまったね
俺も変わった 変えた
君がそんなふうになったのは
俺に関わるモノがそうさせてしまったんだろう
俺は変わった君を受け入れる為に変わった 変えた
これから二人はまだ変わりゆくのかな
別れてゆくのかな
まだ
一緒にいられるかな
カラダはここにあるのに
心は離れてゆく
まだ 変われる
もう 変わらない
わからない