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[194334] 絶安
詩人:EASY [投票][編集]

宇宙全体に、四方八方に
在りとあらゆる点在に

張り巡らされているものが

最終的には

たったひとつのフィルターに

濾過される



記憶、想像、過去、未來
自分、他者、客観、主観

たったひとつのフィルターに

濾過される




君が空を見上げる為に
必要なものは

空じゃなくて君だ


そして


君が愛される為に
必要なものは

何もない

2018/02/18 19:57



[194332] 必要以上
詩人:EASY [投票][編集]

必要以上に流線形
便利さを勝ち誇り

なんでもかんでも軽量化

薄型チップにプログラム
特化セールの想い出だ


世界が終わる訳じゃない
そう言える人が前向きで

終わった世界も悪くない
そう言える人は上向きだ


それが笑顔なら
そういう経験で

それが涙なら
そういう経験で


それが何であれ
そういう価値がある



必要以上に僕たちは

必要以上な僕たちだ




2018/02/17 19:25



[194330] 金魚すくい
詩人:EASY [投票][編集]

金魚すくいの紙は
破れやすい

だから楽しいんでしょ?


金を払っても
やる価値はある


金が欲望なら
僕たちは金魚で

楽しみは神の

欲望だ

2018/02/16 18:59



[194329] 愛しき騙し
詩人:EASY [投票][編集]

騙される方がましなのは
いい人だから

ではなくて

失うものがないからだ


騙される方がましなのは
涙を誘う

訳ではなくて

退屈よりは、いいからだ


騙される方がましなのは
騙す意欲がないだけで

勝ち誇った貴方さえ

愛しく見えてしまうから



僕たちは、愛しさを
騙すことは、やりづらい

2018/02/16 18:51



[194328] 私語
詩人:さみだれ [投票][編集]

彼を殺した
言葉の海に溺れてもがく
その姿を尻目に
あなたはあるいていく
私はひとり
この世界から抜けて出て
巡るべき輪廻に
身を預けようとする
勇敢であるといえるか
逃避だと笑うか
彼を殺した
その人を見ずして

私はひとり
彼を妬んだ
死にいくさまが
そのほほ紅に
手を添えてやりたい
そして殺したい

2018/02/16 00:40

[194327] 個性を担保するなんてバカらしい
詩人:しゅんすけ [投票][編集]

先生、カツラなんですか?

そう言って僕らを笑わせた空気の読めるあいつは

今は行員


そんなあいつは子供が二人の

マイホームパパで真面目にやってるっていってたのに

三面記事に名前が出てから地元じゃご無沙汰

罪状は知らねぇが

少年と交淫


そう、だいたいの競走馬は

生まれた瞬間に馬肉の将来が決まってんのに

強引



ゲートイン



朝御飯のおかずはサーディン

熱くなるのはいつもカットイン



だいたいが小もない人生だって

気づいたって君を愛してる


アゲイン

2018/02/14 23:25



[194325] 隔離された喫煙所にて
詩人:EASY [投票][編集]

薄暗い喫煙所
ため息と同化した煙

吐き出された音声は


努力は裏切らない


僕たちは突拍子もなく
それを話題にした



誰かはそれに
胸を張り

誰かはそれに
嫌気が差し

誰かはそれを
受け流す


僕は努力に同情し
才能の話しをする


努力しても出来ないこともあるよ

でも

努力しなくても出来ることもある



自分にとって
努力しなくても出来ることは

他人にとっては
努力しても出来ないことさ


自分が自分らしく居る為に
努力なんかする?

僕は喫煙所にて
裸の王様に指を差す


愛想笑いとシンクロした
疲れきったその顔を


まるで鏡にする様に



2018/02/14 19:16



[194324] 紺碧の恋慕
詩人:Cong [投票][編集]

過去数十年に一度の酷暑を経験した関東地方
茹だる暑さにこの国の人たちがうんざりしていた夏
スポーツドリンクの人工甘味料の単一な甘さに飽きるのと同様に
ませた仕草や声や接触 それらを演じて見せてくる人たちにいよいよ鼻白んで来た頃
僕は知りもしない過去数十年の酷暑よりもっと暑く 刺激的で
卸したての本の一頁の香りのような
荒涼とした大地に染む湧き水のような
なんとも名状し難い爽快な衝動を鼻先から指先へ迸るのを感じた

煩い目覚ましの音も 無駄に広大でめぼしい建物ひとつ無い通学路も
汗にまみれて溜息溢れる朝練も 欠伸のリレーの続く四限目も
この淡い予感に満たされて 爾来唐突に色鮮やかになった

僕の日常を劇的に変えたその第六感的とも言える発明のエッセンスは
時に30インチもない距離に接近して 時にすっかり靄のカーテンの裏側へと姿をくらます

そんな高層ビルの赤色灯の明滅にも似た存在に
僕は恍惚とし 正体を失い 翻弄される

これを幸福と言うのか
これが煩悶と言うものか

なんだか申し訳ない気持ちになるけれど

文月のそよ風に乗せられたその予感こそが本物で
これまでは児戯であり 擬似であり
紺碧のインクをこぼした夏の空によって齎された
これがきっと僕の初恋だ

2018/02/14 18:42



[194323] なかよしこよし
詩人:Cong [投票][編集]

かってうれしい、なかよしこよし
まけてはにかむ、なかよしこよし
ゆびきりかわす、なかよしこよし
きってもきれぬ、なかよしこよし
てさきからまる、なかよしこよし
てもとでくるう、なかよしこよし
やがてねじれる、なかよしこよし
にくしうらめし、なかよしこよし
ねたみそねみも、なかよしこよし
くいをのこさぬ、なかよしこよし
うめるわすれる、なかよしこよし
うしろのしょうめん だあれ?
うしろめたいあなた だあれ?

2018/02/14 06:59



[194321] 為替レート
詩人:しゅんすけ [投票][編集]

大切なものを守るという漠然とした命題

くそつまらなく生きていればそれが叶う人もいれば

チャレンジし続けても到達しない人もいる

大切なものさえ見つからない人も

ジュッパヒトカラゲ

なんつって

え?

セケン?

美味しいのそれ

あー、知ってる

有名人がよく騒がせる

俺には関係ないパラレルだ

いーよね

そんな幻想で飯が食えるセンテンススプリング

結局は働くし

税金払うし

家族に言えない秘密もあるし

それがばれることもあるし

なんなら最悪のタイミングでばれるし

まぁ、

そういう個人的な事情が幾千万合わさってるだけの事に

正義だ正解だ常識だなんて抜かしてる非常識の集まりが

要は集団で方向性で社会だって話で

ほんと

俺には関係ないんだけど

でも死にかけの年よりの運転で兄弟ひかれたら

余命幾ばくもなくても全員殺してやろうかって思うし

いやもうほんと、全員、ね

てか、早く死ねよって思うし。あ、ピーいれてね?

とにかくベーシックインカムとか

まぁ難しい事はよくわからんけど

心太てトコロテンてよむんだけど

そういう名前の友達いたな、とか

でもとりあえず

頑張ったことないから頑張ってみようかなって思う

今日この頃



以上
近況報告でした

2018/02/14 00:36
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