詩人:EASY | [投票][編集] |
色んなものが
詰め込まれた
とても切ない
なにか
色んなものが
映し出された
とても愛しい
なにか
それは
太陽の陽を反射した
大きな水の雫のように
この一瞬を
虹の中に飛んでいる
僕たちが
手にしたことのある
すべてのものを詰めこんで
それは揺れている
その雫が
母なる海に溶け込んで
すべてを
許してくれた
音のない旋律と
感情を超えた微笑みと
覆らない正しさで
とても愛しいなにかを
僕たちに差し出した
詩人:さみだれ | [投票][編集] |
世界はひとつじゃない
私はひとつじゃない
だからあなたはそこにいて
そんな風に笑うんだ
ごめんね
なんにもできなくて
まだイキテイルナラ
ふたりで笑おう
ひとつになって
世界にとけよう
詩人:高級スプーン似 | [投票][編集] |
相手の方がつらいのは
わかっている
けれど
僕だって
この先に続く言葉は
わかりきっている
誰も幸せにできないことだけは
年末なんだ
もうすぐ
年始なんだ
だからどうなんだって
忙しなく動いている人の目には
映らないからきっと
だから
安心して呟こう
寒空の下
月に吠えることもできず
部屋の中
震えて眠る前に
小さく
「つらい」と呟いて
明日になるまで
眠ろうか
たとえ
幸せな夢を見なくとも
人生の2/3がつらくても
布団に入って
寝られるだけしあわわわ
みなまで言う前に
さっさと寝息を立てやがれ
詩人:あいる | [投票][編集] |
星座占いで1位だと
手を叩いて喜んだ
君はため息をついて
チャンネルを回した
足りなくて欲しがるのは
もう2人には似合わないよって
君はやっと笑った
射手座のボクは
振り絞っていた矢を
曇り空に放った
君は誇り高き獅子座
狩ることも
狩られることもなく
気高さを増していく
最下位でも何位でも等しく
外を眺めては
何か指でなぞっていた
全てが繋がっているのに
別けちゃうなんて
全てで1つなのに
閃光を栞に
心をコルクボードに
留めるものは
美しく化けてしまうよ
ボクの言葉を君に
君の星をボクに
詩人:EASY | [投票][編集] |
平坦に帯びられた
色あいのない空虚群
半透明に遮られ
二足歩行に馴染めない
当たり前に着飾った
蔓延る世界の装飾は
折り畳まれた平面と
向かい合わせに閉じている
詩人:EASY | [投票][編集] |
幸せの服を着る
そして脱ぐ
不幸の服を着る
そして脱ぐ
喜びの服を着る
そして脱ぐ
悲しみの服を着る
そして脱ぐ
服を脱げば僕がいる
不満の服で着飾った
不満のない僕がいる
詩人:EASY | [投票][編集] |
鏡で自分を見ることは出来ない
鏡を見たら鏡しか見えない
これはノーベル賞を取らなくても
分かることだ
自分を見ることは出来ない
自分を見ようとしたら
目を閉じるしかない
でも
目を閉じても何も見えない
これは物理学者が
言っていることだ