| 詩人:理恵 | [投票][編集] |
手づくりのわたしはツギハギだらけ
ワンピースのボタンは一つだけ違う色
手づくりのわたしはツギハギだらけ
毛糸の頭はごわついたまま
手づくりのわたしはツギハギだらけ
靴はとうの昔にどこへやら
手づくりのわたしはツギハギだらけ
今も腕から中身が出てる
手づくりのわたしはツギハギだらけ
耳は糸一つで宙ぶらりん
手づくりのわたしはツギハギだらけ
身体は前方3センチ
手づくりのわたしはツギハギだらけ
忘れ去られた棚の下
片目の世界であなたを見てる
2018.1.31
| 詩人:理恵 | [投票][編集] |
波は一切見ていない
それがどんな色だったのか
どれほどのたうち回っていたのかは
知らない
だけどすべてを飲み込んで
すべてを無にして
きっと私の背後にいたのだろう
ただ、逃げ惑う人々を追いかけた
振り向かなかった
ただ一人で、ただ逃げていた
が
たどり着いた先に、あなたたちを見た
「みんないる」
と、思った
これから何が起こるかわからないけれど
背中の惨状を乗り越えよと言うのなら
手を伸ばしてもいいだろか
君たちが
手を伸ばすべき相手だろうか
迷いながら
拳が震えるのを感じてる
2018.1.31
| 詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
やりたいこと
やらざるべでなかったこと
ことを生んでしまいがちなころ
いま細かくみてしまう
その歪んで忘れえない
ただのこと
立ち止まり思い返してみても
どうにもうるさい
耳を引きちぎったこうかい
そんなうなばらへ
おやすみません
| 詩人:EASY | [投票][編集] |
薄暗い明かりを
僕は灯して
自分に執着することを
やめようとしている
笑えないなりの微笑みを
対象のないものに
向けることが出来るのは
僕の意味そのものだ
曇りがかった空を
ほんの少し工夫して
君が微笑む為に必要なものを
探す権利が僕にはある
| 詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
少女らは今日も空へ
(まぶしい空へ)
繰り返す飽かぬ調べ
透明な時を待って
(記憶を冷まし)
かき鳴らせ風のハープ
──強い意志あらわにし
姿勢をただして
──あっさりつかんだ夢を
僕には教えてくれないの?
少女らは今日も空へ
(まぶしい空へ)
繰り返す飽かぬ調べ
輝きをほしいままに
(一人占めして)
かき鳴らせ風のハープ
──運命に立ち向かう
傲慢な笑顔
──善も悪もなく
時流に爪を立てていく
少女らは今日も空へ
(まぶしい空へ)
繰り返す飽かぬ調べ
哲学を学ぶふりで
(神をあざむけ)
かき鳴らせ風のハープ
─────
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| 詩人:鰐句 蘭丸 | [投票][編集] |
君は変わってしまったね
俺も変わった 変えた
君がそんなふうになったのは
俺に関わるモノがそうさせてしまったんだろう
俺は変わった君を受け入れる為に変わった 変えた
これから二人はまだ変わりゆくのかな
別れてゆくのかな
まだ
一緒にいられるかな
カラダはここにあるのに
心は離れてゆく
まだ 変われる
もう 変わらない
わからない
| 詩人:清彦 | [投票][編集] |
奴はいかにも後ろから刺しそうだ
頑なに拒んで選んだ憧れ
否定して否定して否定して
たどり着く境地
暗闇にひとり
祈りはエクスタシズムの一貫だ
うやむやに全てを創造す
気づけば流れる景色に身を委ねて
欲望渦巻く間にうたた寝、夢つらつら
ろうそくの灯火が揺れている
戯言、笑う門に鬼来たる時
本当は最初から解っていたはずなのに
戯れ合う、儚い戯れの祈り
夢虚ろの一人芝居暴かれて
ああ、またひとつ悪夢が現実になった
嵐よ去れと、正にシャーマニズム
この破壊もまた創造の一貫か
哀れなことに
笑うしか出来ないんだ
次の角にまた、鬼来たるまで
| 詩人:理恵 | [投票][編集] |
雪が溶けた
手のひらで
何もつかめない気がした
何も残らない気がした
踏みしめた足跡に
黒い粒が顔を出す
手は白い雪をかすめて
足は躓く石を見つけただけ
息を吐いたら
目の前はかすんで
かじかむ手を
暖める勇気もなくて
ただ、悲しくなった。
2018.1.23
| 詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
光が髪に透けて
夏の空を切り取るとき
泣きたいほどの緑
きみの町にあふれる
信じている 信じてない
それはつまらない問題
言葉よりも綺麗な花
きみに見つけてあげる
◆
◆
言葉も耳も辞書も
すべて意味を失うとき
迫力のある緑
きみの町を飲みこむ
根拠がない 理由がない
やはり陳腐すぎる定義
真実より強い愛を
誰も見つけていない
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| 詩人:EASY | [投票][編集] |
ウィルスは目に見えないので
僕はほとんどマスクをしない
人の風邪には
移されたくはないのだが
同じように
人の感情は目に見えないので
僕はほとんどマスクをしない
人の感情には
移されたいの思うのだ