詩人:あいく | [投票][編集] |
11月火曜日
朝焼けの掃き溜め
ネットを整え
腰を伸ばす
冷えた
凛とした空気に
ミスマッチなのわ
芥の山でわなく
この身のある事が
虚ろのような
気がしただけ。。。
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
窓際に肘をつき 月影に身をまかせ
癒されぬ傷もあると 私は知った
年上の貴女には 片手間の恋なれど
癒されぬ傷もあると 私は知った
現世(うつせみ)に生きるゆえに
悲しみは波の宿命(さだめ)
満ちる月 欠ける月に 心なごませれば
慰めの言葉になる
■
■
この思い 幾百に砕ければいいのにね
せめて ひとかけらぐらい 貴女に分けたい
陽ざかりの夏の日に 散る花があることに
貴女がたじろがぬよう ひそかに分けたい
季節(おりふし)に感じるまま
悲しみを友と迎え
昇る月 沈む月に 心響きあえば
ひとり寝の夜を過ごす
■
一瞬(たまゆら)の時を生きて
刹那の恋を夢みる
照る月に 曇る月に 心許しあえば
ひとり寝の夜を明かす
――――――――――
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
人に認められなければいけないなんて思わないし
特別な人間でなければいけないなんて思わない
大切に思ったら
生きていてくれたらいい
もっと欲を言えば
僕のそばで
それだけでいいんだ
特別はいらない
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
僕の声も
もう誰にも届かないのかな
会いたい人もいない
守るものもないこの人生で
僕にいったい何が残るんだろう
傷つけられて それを恨んだ所で
誰が悲しむんだろう
明日に 何を期待するんだろう
もう願いもなくなって
ここに立っているのも
やっとなのに
詩人:さみだれ | [投票][編集] |
息もできない時間の海
白い光の泡
海底都市は寝静まったまま
君とひとりぼっちでたゆたう
握る手もない時間の海
一際輝く大きな泡
うねりをあげる潮の中
穏やかに待ち続けている
本当はとてもさみしくて
溺れてしまいたいのに
本当にずっとそばにいたくて
手を伸ばしてみたんだよ
呼吸を覚えた途端
輝く光の泡を追って
足掻いて見つけた夜は
君とひとりぼっちで泣いた
詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
人間に備えられた優しい本能
憶えるために忘れるのか
忘れるために憶えるのか
その真意は未だに謎のまま
誰にも解らないなら
僕は僕の好きなように信じよう
きっと『幸せになるために』
忘れることを許されているのだと
詩人:46 | [投票][編集] |
あのときもっと笑えてたら笑い返してくれたか
なんてさ
もう思い飽きてる
美しく生きていきたいって目に見えないものを美しいと呟けるのは自分の心の奥だけなの
あぁ泣けも笑えもどちらも正しい
ここで息をしてること
苦しいながらに楽しいから
だったらねぇ、永遠に答えを探し求めるなら
できるだけ私のままでいたい
生まれ変わりたいわけじゃない
本当は消えたいわけでもないんでしょ
この肉体が透明に透けて見えてくるから
誰かに名前を呼んでくれれば
あなたも顔を上げれるのにね
私が呼んであげる
私があなたの顔をまじまじと見つめるよ
怖がらないで
私ももう怖がらないから
詩人:EASY | [投票][編集] |
100万年生きたとしても
終わってしまえば
それは一瞬だ
まさか
100万年の記憶を振り返るのに
100万年かかるだなんて
誰が思うだろうか?
寝ている間の夢さえも
おぼろ気な僕たちが
人工知能は今や
人間を凌駕する
あとは感情さえ身につければ
ターミネーターの実現さえ
あり得るのだ
それならば
感情をも含めたそれを
プログラムとするならば
僕たち人間さえも
人工知能と捉える事が可能ではないのだろうか?
しかし、そんな事は
幾分、前から唱えられていたことだ
僕たち自身が
機械的であることを
それは
脳の高度な情報処理であることを
僕たちは暗示されているのだ
いわゆるマトリックス的な
イリュージョンの事である
しかし
こうも言える
そんなこと知ったことか
僕はこんなにドキドキして
君に恋をした
この高鳴りをどうする事が出来る?
僕は君に恋をした
それが答えだ
それは最も正当な答えであり
同時に最も機械的な答えでもある
で、あるならば
「答え」とは、一体何なのだろうか?
僕たちは
何度でも問えるのと同時に
何度でも答えを提示できるのだ
たとえば
今日は雨が降るのだろうか?
天気予報では雨は大方降ると言っている
そして
それは外れてはいけない
あるいは
外れても仕方ない
外れることもある
はたまた
外れた方がいい
外れるべきだ
外れるに越したことはない
どうでもいい
色々と
思えるのだ
お天気お姉さんに
恋をすることも
充分にあるだろうし
その恋心に比べたら
天気なんかどうでもいいとも思えるだろう
だが実際に雨が降ったられば
僕たちは機械的に不快になり
本当には
どうでもいい濡れ具合を避け
本当にはどうでもいい出費を気にしながら
コンビニでビニール傘を買い
その雨を避けながら
また恋をするのだ
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
気付いたら
僕の足は止まったまま
僕の中の時間は
止まったまま
どうしてだろう
何で今まで気付かずにいたの
何でここにいるの
心は置いてきぼりのまま
空白時間が過ぎてく
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
色んな事
受け止められるくらい
強くて優しい人間になりたいよ
もう
誰かを許せるくらい
今も 明日を描けない
もうずっとそう
10年以上
明日に何も描けない
自分を許せない
人を許せない
人に優しく出来ない
どうしても
あの日から
色が無いの