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[194038] 慟哭
詩人: - 皐月 - [投票][編集]


私を殺したのは誰?
それは誰でもない私自身。

この先、私はきっと
破滅の道を辿るのだろう
それもいいだろう

自分自身に興味がない
正直、どうでもいい
もはや飽きた

私が私を消し去る日
きっと安堵のなか微笑むのだろう
ようやく終われると


自分が自分で無くなる日
雨に濡れた月が
この世のものと思えないほど
儚く美しく見えるのだろう


そのとき私はやっと
初めて咽び哭く

2017/10/30 00:47



[194015] 委ね方
詩人:EASY [投票][編集]

雨が降るように
欲望があり

風が吹くように
感情があり

太陽が照らすように
意志があり


始まりがあるように
終わりがある


僕たちは
全てを捨てて


全てに身を委ねるべきだよね?



疲れはてた人々が

今日もまた

疑問符を投げている



月はずっと表側を
地球に向けて回ってるんだ

裏側は穴だらけで
美しくないから

見せたくないのかも知れない


でも

物理学的には
無理は強いられない事になっているから

それはそれで
自然なこと何だろう



じゃあ

穴だらけは美しくないと
僕が思うことは不自然なのだろうか?



僕たちは苦しくなるほどに
こんな疑問符を投げつける





雨が降るように
欲望があり

風が吹くように
感情があり

太陽が照らすように
意志があり


終わりがあるように
始まりがある


僕たちは何も
捨てられず

何にも委ねられずとも


それにさえ

全てを委ねてしまうんだ


愛することも憎しみも
喜ぶことも悲しみも
生きることも死ぬことも
知らないことも知ることも

風に流れて千切れてく
雲みたいなものだから



さぁ、また同じ失敗を繰り返そう

成功でもいい


我慢してもいいし
食べてもいい


何だって構わない

運が良くても悪くても


欲があろうがなかろうが


それさえも
委ねることができるのさ

2017/10/28 13:55



[193991] 暗中模索。
詩人:もとり [投票][編集]




まっすぐ生きて

前に進んでいけば

幸せになれると思っていた


人と真剣に向き合い

思い遣りを大切にすれば

愛されると思っていた



私の望んだ漠然とした願いは

手に触れられそうで

こんなにも届かなくて

目の前で何度も消えていく



そんな小さな希望ですら

高望みだというのだろうか



2017/10/24 00:53



[193990] インプリンティング
詩人:もとり [投票][編集]



貴方はイイコを強要する


お前なら分かってくれると思ったよ

お前はそういう事を言わない

イイコだもんな


甘い言葉と裏腹に

そうでなければいけないという

刷り込みを植え付けて



本当は我儘を言いたい

本当はずっと傍に居たい

作り笑顔の私に満足しないで

泣きじゃくる私を救ってよ



貴方はイイコを強要する

私は感情を捻じ曲げ

イイコの枠に収まろうとする



不毛な恋は

歪な形に練りあげられて

徐々に徐々にはみ出してゆく


でもそれはきっと

私の押し殺された本音だったのだろうね

2017/11/08 20:09



[193989] 共存
詩人:46 [投票][編集]


淡々と流れていく
段々と忘れていく
苦しみが悲しみをうんで
切なさが湧いてきます
凡凡と過ぎていく
カラカラに乾いてく
目の前の光をよそに
暗闇に潜みます

時計は止まりはしないしな
時間は待ってはくれないな
焦って走ってまた転んで
地味なかすり傷をみつめるの
そうやって
怖いビビった様子で空見る余裕もない
どうやって
未来明るく描き出せるか分からない
僕だって
弱い戯言ばかり呟きたくもない
君だって
辛い顔みせてほら安心させてよ
独りじゃないよと

時計は止まりはしないしな
時間は待ってはくれないな
諦めてくたびれて
この世が終われと呪う毎日は嫌だよ

もうだって
見たい世界でさえ怯え震えてしょうがない
間違って
期待外れな道で崩れ落ちたくない
僕だって
強い心が初めからないわけじゃない
君だって
暗い顔見せてほら安心させてよ
独りじゃないよと

涙流してよ
僕と同じように










2017/10/23 23:48

[193988] レンアイ
詩人:カィ [投票][編集]

どうしょう。

好きが邪魔をする。

あれもこれも
気になるのに、今忙しいかな?とか

彼女でもないのにうざいよね。とか

もう。いつもの無敵な私はどこにいっちゃったんだろ!

冷静ぶって、すぐに返信しなかったりするのはそろそろ限界。

好きっていいたいけど、

焦りは禁物?

結局、逃げちゃって

相手の出方待ちじゃ、また連絡来なくなって終わりじゃない?

今回は、そんなふうに終わらせたくないから

どうしたらいい?

思い切って告白!

なんかしたら、もう

どうなるかわからなくて怖い。

とりあえずランチの約束をとりつけて

土曜日を待ってるけど

こんなめんどくさいのすっ飛ばして
恋人どーしになれたらいいのに
と、思いつつ

決定的な言葉を濁してる。

レンアイ

上手くはないけど、メールひとつでドキドキする君となら

もう少ししてみてもいいよ。

2017/10/23 16:12



[193984] 片想い
詩人:如月 ちゃこ [投票][編集]


振り向かないあなたの背中を

いつまで追いかけたら

あたしは諦められるんだろうー…?

2017/10/23 00:53



[193983] 見えないセカイ
詩人:46 [投票][編集]

私だけの世界は
私が滅びればこの世界は終わるの

そんな世界に
あなたは優しくノックして
入口に立ち一人じゃないよと叫んでいる

見えないんだ見えないんだ私以外の全てが
今どこで誰がどんな風に口を動かし笑っているの

一人じゃないのならどうか見晴らしの良いところまで
連れて行ってくださいな

2017/10/22 23:32



[193977] 手を離した
詩人:46 [投票][編集]

この世が終わったと
泣いていた夜を
置き去りにして
あの日を終わらせることにした
長い髪を切り落として
散らばった過去を拾って
今に落として「サヨナラ」したつもり

少し軽くなったぶん
これから背負おうものに
希望をもち歩もう
そうでもしないと
いつまでも失くしたものにしがみつきそう
サヨナラしたつもり
サヨナラしたつもりだから





2017/10/22 01:55



[193970] 
詩人:理恵 [投票][編集]


隣のばあやんちの庭で
一人咲いた花は寂しかろ

三年前まで暮らしてた
ポチの埋まる木の下で
一人咲いた花は寂しかろ

黒い人の涙の跡が
ぽつぽつついた庭先で
じいやはぼうっと空見てた

隣のばあやんちの庭で
咲いた花は知ってるだろか
もうここには誰も来ないこと

黒い人が去ってから
空が高くなった頃
じいやは遠くへ行ってしまった

隣のばあやんちの庭で
一人咲いた花は寂しかろ
今日もひゅるりと吹く風に
一人首を振っている





2017.10.21

2017/10/21 17:16
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