あなたに

メールは届くのに



あなたに

あたしの想いは



届かない―…



あなたからの返信

どんなに待ちわびても



あたしはきっと

待ちぼうけ―…

ふわふわした温もりで

心の隙間を埋めてくれたのは

貴方の言葉でした


飾らずに
真っ直ぐで

まぶしいけど
甘え上手な貴方

楽しい時間は
あっという間すぎて

いつか訪れる夢の終わりを

あたしは
忘れてしまいそうになる

もう少しだけ―…

もしも願いが叶うなら

あたしにこのまま
夢の続きを
見させてください

いつか訪れる夢の終わりを

受け止められる強さが
ほしいから

もしも願いが叶うなら

あたしに

このまま夢を見させて―…

振り向かせたかった相手は


君なのに



近くて遠い



君のココロには

手が届かなくて



『逢いたい』



その一言さえ



胸の奥に

閉じ込めた―…

・
緑の風わたれば
ひと息で何度でも
君の名前を呼べるだろう

ひとりでいる休日
幸せは冬日の青空

君に会いに
話をしに
風を味方につけて
音無町へ
走り抜けろ！

ミームだけが届いていた
近いのに遠い町
音無町も
青空だろう

───────────
ミーム_meme…文化遺伝子。非物質的文化を伝播させるものとして仮想された。
―――――――――――

大学生時代に、サークル活動によって急に広がった行動半径。見知らぬ町から来た、新しい友達。

今日は音無町方面へ行く用事がある。そこのアパートにいるポニーテールの後輩に偶然会えないかな？
自転車は追い風に乗って加速する。

君には

笑っててほしいのに


僕は

いつも泣かせてばかり


素直になれなくて

寂しい思いさせて

君を不安にさせて

君を泣かせてばかり


でも信じて

僕は誰よりも

君が大切―…


素直になれなくて

上手に伝えられないけど



僕は

君が

誰よりも

愛しいんだ―…

ゆっくりで

いいよね？


独り占めしたくて
想いばかり募るけど


それは


君も同じだって

わかったから


ゆっくりで

いいよね？


募る想いは
そのままに―…


君と二人で
時間(トキ)を刻もう

『忘却は罪だ』


忘れてないよ


貴方の言葉も

貴方のことも


でも


あたしは
立ち止まれないから


貴方を想い出にして

貴方と一緒に
歩き出す


まだ見ぬ未来へ


『忘却は罪だ』


貴方のその言葉を


胸に深く
刻み込んで―…

君のそばで

君をずっと

みつめていたい


君のそばで

君と一緒に

笑っていたい


君のそばで

同じ時間を

刻んでいきたい



君のそばで…



でも

君のそばに

僕の居場所は

もう見つからない

ドキドキが
止まらない

告白したわけでもないのに

ただ

君に

僕のメアドを
渡しただけなのに


ドキドキが
止まらない

君からメールが届くのか

君と仲良くなれるのか


ドキドキが
止まらない

明日から

僕は
どんな表情して

君に
逢えばいい？

貴方の眼差しが

貴方の指先が

貴方の優しさが


あたしの心の水面に
波紋を広げる


そんなに揺らさないで

今のあたしは

きっと簡単に

貴方に溺れてしまうから


あたしを見ないで

あたしに触れないで

あたしに優しくしないで


お願いだから


あたしが

貴方に

溺れる前に


あたしの心の隙間を

そんなに優しく


貴方で満たさないで―…