詩人:mimi | [投票][編集] |
もしも願い事が一つ叶うのならば
あなたの毎日が幸せであってほしい…
あなたのために何も出来ないわたしは
あなたの幸せを祈るだけ
他に望むものは何もない…
貴方が幸せならば…
今日はあなたを思い出す
あなたのお誕生日だから
たった一言だけ…おめでとうを送ります
詩人:46 | [投票][編集] |
冷たい空気と香りが包み込む
毎年長袖を羽織っては毎年さ迷っている
みんな好きだという金木犀
私も好きになれたなら
香りは思い出までも漂わせる
ちょうどこんな季節でした
忘れられない思い出を
金木犀と名付けるほど
こんな香りの季節でした。
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
見つけようと思えば
幸せはどこでもある
こころ開き思えば
恋人はそこにいる
こすもすに会いに
長袖のシャツと自転車で
行こう
君の瞳 乾くように
ポケットは今日は
空っぽでいいよ
コンナコト
ずっと続くはずない
■
■
昨日のこと思えば
今日のことがくもるから
冷たい風が告げる
季節を受け容れよう
あの人はきっと
お見通しだから心配は
ないよ
今日言わなきゃ 損しちゃうよ
小細工はナシで
不器用でいいよ
コンナコト
ずっと続くはずない
小細工はナシで
不器用がいいよ
カタオモイ
ずっと続くわけない
――――――――――――
詩人:鰐句 蘭丸 | [投票][編集] |
小学5年生の頃引っ越した先の小学校の同じクラスの女の子の夢を見た
正しくはその女の子の現在の彼女と出会う夢だった
最後に会ったのは26年前だが
その頃はお互い22、3歳
彼女は東京で劇団に在籍して役を獲得しては各地の公演に出演していた。
一度だけ彼女の出演する舞台を観た
ショックだった
舞台の上の彼女は輝いて
目に目蓋に脳裏に焼きついて
何年も俺の中に住んでいた
俺と彼女は付き合ってる訳ではなく
文通相手だった
わずか一年ほどしか居なかった小学校の同級生だった彼女はいわゆる優等生
勉強もできて運動もそつなくこなし
副学級委員長だった
たった1年間だけ同級生だった俺に転校してきてまた転校していった先の俺にクラスを取りまとめて手紙をよこしてくれた
正直、転校生の俺は虐めの的だった。
生徒からも先生からもその頃子供なりに世の中ってなんて酷いんだ、怨んでやる…
なんにも出来なかったけど、その頃の悔しさは大人になるにつれの強さ根性みたいのに変わっていった
クラスのみんなが手紙くれたのはそれきりだったが、彼女は進んで俺を文通相手に選んでくれた。
あからさまに慰めみたいな同情のようなものだとも思いながら
お互い成人するまで文通は途切れながらも続いた
俺は叶わないと思いながら彼女に恋していた
無様な劣等生の無様な文通相手への恋
26年前、東京に住む彼女に一度だけ会った
劇団の事務所が入っているビルのエレベーター前で
ほんの数分今では覚えてもいない
そんな事 おしゃべりとも言えない会話をして
彼女は忙しそうにエレベーターで事務所へ消えていった
そのひとコマを写真に収めた
今もアルバムに綴じてるはずだ
夢にもどるが
相変わらず可愛げのある優しい顔立ち
少しやつれていた
俺の夢の中の彼女は重い病気を患っていた
歳の離れた年配の男性 彼女の夫なのか
別れ際 その男性から彼女の生命が永くないことを聞いた
別れの言葉を交わして背中を向けて歩いて行く彼女は泣いていた
俺は夢の中
彼女を求めてさまよった
彼女には夫があるのに
さまよっている最中に目が覚めた
Facebookで彼女を探した
元気そうだった
それでよかった
よかった
詩人:鰐句 蘭丸 | [投票][編集] |
誰も止められない
止まるものか
俺を誰だと思ってる
お前の大将だ
お山の大将だ
五月蝿いぞガキども
破壊するぞ
俺を何だと思ってる
お前らの神だ
お国の上だ
退け
跪け
破壊するぞ
いいか俺が死ぬ時はお前らも死ぬ
お前らが死んでも俺は逃げる
クソどもが
戦争を知らん愚か者が
俺に指図をするな
俺が戦争知らないとでも思ってるのか
無知が
俺はそんな事には興味無いんだよ
俺は俺のやりたいようにやるんだ
口出しするなカスが
よし
良い兵器が出来たな
やるぞ
我が将軍家の為に全世界を灰にするぞ
俺の生き残りを賭けた
挑戦だ
詩人:如月 ちゃこ | [投票][編集] |
だからあの時、言ったじゃない?
『 ホントウ ニ ダイジョウブ ? 』 って
浮かれすぎて 甘え過ぎて わがまますぎたから…
大事な存在を
なくしちゃったんだよ?
詩人:如月 ちゃこ | [投票][編集] |
貴方が涙をこぼした
あの瞬間−…
自分が壊したモノの重みを
思い知らされた
『ココロは、ここに置いていくから』
何かの受け売りだった気がするけど…
それ以上の言葉が見つからなくて
別れ際
アタシは自分なりの精一杯の想いを
ただその一言に込めた
詩人:もとり | [投票][編集] |
誰も本当に
愛してくれなかった
誰も本当に
大切にしてくれなかった
辛かった
悲しかった
でも
それよりもね
愛される喜びを知って
大切にされる幸せを知って
叶わない事の方が何倍も辛かった
知らなければ執着する事はなく
澱んだ底の中からただ
漠然とした幸せを羨望するだけで済んだのに
手が届きそうで
届かない
もう知らなかった頃には
戻れない
詩人:46 | [投票][編集] |
どこかで笑う声がした
それは僕に向けたのか
自意識過剰を手ではらって
自惚れるなとひっぱたいて
未来に訪れる幸せってもんが
仮に過去の悲しみ超えさせたとしても
こぼしてついた汚れた服みたい
染み付いて消えはしない
アスファルト踏みつけて
あれここどこだ迷った先
想像のつかない世界が待っている
真っ白な心がないのなら
何色に染まったって
もう何も怖くない、そうだろう
急ぐ足音が聞こえた
そこは求める君の居場所か
理想と現実の間が
合わさる瞬間をただ夢みて進め
過去に抱いた不幸せってもんが
仮に笑うことの邪魔をしてきても
白い紙に触れた絵の具みたい
染み付けて消させはしない
アスファルト突き進んで
あれここどこだ迷った先
想像のつかない喜びが待っている
真っ白な心がないのなら
何色に染まったって
その色は君のもの、そうだろう