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[193758] 
詩人:理恵 [投票][編集]

トッコンカラリ、トッコンカラリ

つむいでいくの、ひとつひとつ

トッコンカラリ、トッコンカラリ

いち、にの、さん、し、

トッコンカラリ、トッコンカラリ

ひとつがふたつの四角い井形

トッコンカラリ、トッコンカラリ

これはあなたで、これがあのひと

全部つむいでわたしになる。





2017.9.21

2017/09/21 22:45



[193757] 大丈夫
詩人:猫のあし [投票][編集]

僕は大丈夫

一つずつ成長出来てる

僕は大丈夫

もっと強くなれる

僕は大丈夫

一人でも大丈夫

強く信じられるもの

見つけていくから

例えば誰も気付いてくれなくても

空を見れば

果てしなく広がって

僕を見ている

2017/09/21 21:59



[193756] ひとり
詩人:46 [投票][編集]


弱い弱い弱い
僕は弱い弱い
弱い弱い弱い
君も弱い弱い
苦くて辛い
気持ちを抱えてさ
深くて暗い
とこで涙落とした
狭くて浅い
陰口が聞こえては
心のない
笑い声が響いた
まるで1人
そうか1人
ここは1人
ずっと1人だ

微かな強がりの
微かな偽りを
自分は望んだんだ自分が望んだんだ
ざらついた気持ちは
家に持って帰ろうと
自分は望んだんだ自分が望んだんだ

キミは1人
キミも1人
みんな1人
いつも1人だ
キミと2人
僕と2人
2人で1つ
に感じてたいものだけど
根っこにある心はいつも1人
で戦うしかないんだな

少しズルイ気持ちの
灰色なその言葉も
自分が選んだんだ自分を守ったんだ

後で悔いた気持ちで
染み付いたその日々は
自分で変えてくんだ自分を認めるんだ

もし今がとても狭くて
居心地がよくないならば
自分で変えてくんだ自分守っていいんだ

弱い弱い弱い

僕も君も

弱い

弱い

2017/09/21 15:25



[193755] 追憶
詩人:清彦 [投票][編集]

君の手首には刻まれていた

付箋に音符が踊るように

痛みと、赤く、奏でて



僕はヘラヘラ笑う道化師さ

夜道を煙草の煙フカしながら歩き

人目をはばからず、煙をもて遊ぶ



街が僕らを拒絶していた

そんな気がずっとしていて

だから君しかいなかった




音楽は秩序を暴走する衝動だ

全てをカオスに踊らせようとする

ふたりに出逢った意味なんか無かった

だから、あんなに愛し合った



街が今日も規則通りに動く

決まった時間に運ばれて、出社して

別に誰が悪いわけでもないことが

一番苦しいし虚しい

どうか、痛みよもう一度

僕を殺してくれ



君の手首に刻まれていた

付箋に音符が踊るように

痛みと、赤く、奏でて

2017/09/21 06:17



[193754] ──真水に棲む魚──
詩人:浜崎 智幸 [投票][編集]


もう
誰の言葉も届かない
嘘もないけど理由(わけ)もない

もし
許されるなら 川になり
水を運んで暮らしたい

真水に棲む魚を住まわせて

泡沫(うたかた)はじける時 夢をみる

つねに心のままに


この
世界の果てに君がいる
それだけで熟睡できる

さて
寂しがりやに憧れて
世界を瓦礫にしようか

真水の川が一つ残りゃいい

余計なものは地層に溶かそう

つねに心のままに


あれ
帰る家さえわからない
歩き方さえ忘れてる

ああ
歪みは歪みを保って
君が望んだ闇になる

真水に命が蠢(うごめ)くならば

私も 瞼のない目を見張る

つねに心のままに
─────────────――――――
おことわり:この詩は2011年以前に書かれました。
―――――――――――――――――――

2017/09/21 06:03

[193753] オール
詩人:さみだれ [投票][編集]

世界が変わるよりも
花が咲くことを喜んでいる
息をしている今を
忘れるほど君を見ている
拙い言葉を海に放とう
浮いてきた言葉を掬い上げよう
そこから選んだものだけで
僕だけの船にしよう

世界が終わるよりも
生まれる奇跡を思っている
声に出せるだろうか
目の前で笑う君を見ている
やわらかい気持ちだけを
両の手のひらに包んだなら
あけ渡す瞬間だけを
二人の世界にしよう

2017/09/21 00:26



[193751] BC
詩人:あいく [投票][編集]

例えて
十人の人間がいる世界なら
一人の人間の意見を潰し
三人の人間の意見が全体の総意であるかのように吹聴し
五人の人間の意見を数の暴力と非難する
ブロードキャストの役割わそんなものでわない
真実の追及に信念をもち
まだ物言わぬ最後の一人の人間にまでマイクを向けるのだ。。。

2017/09/20 06:08



[193749] ──いのちの林──
詩人:浜崎 智幸 [投票][編集]


若葉が雫を落とすよ
気高い
いのちの林

静かな呼吸が戻るよ
さざめく
進化の林

もう
樹液の呪縛も
神秘の真理も
沈めて

この
美しい樹々が
世界へと枝を
繁らす


記憶が饒舌になるよ
たかまる
歴史の林

理想が祈りを超えるよ
あふれる
未来の林

もう
優しいものを
優しいとみては
いけない

この
美しい樹々を
美しいままに
繁らせ

若葉が雫を落とすよ
気高い
いのちの林
────────────

2017/09/19 07:33



[193748] ──木漏れ陽を集めて──
詩人:浜崎 智幸 [投票][編集]

時々あなたのことが気になります。
一行だけの手紙書きたくなります

私は幸せついばむ小鳥です
小さな羽では届くはずなどないのに

回れ 回れ 運命
奪い取れ 勇気

重い 重い 呪文を
気楽に唱えよう

もう泣きません 木漏れ陽を集めて
誰よりも輝く


夢見ることだけ上手になりました
少しは器用に笑ってみたりできます

私は季節に遅れた小菊です
優しい少女よ 髪に飾ってください

回れ 回れ 法則
語り継げ 神話

重い 重い 摂理を
身軽に受け流す

もう泣きません 植物の言葉で
饒舌にささやく
────────────

2017/09/18 22:02



[193746] 命のかたち
詩人:さみだれ [投票][編集]

囁いて
赤い空が降ってくるんだ
私を
家がカタカタ泣いて
呪う
誰か明かりを持っている
繰り返し
繰り返し祈ったよ
返してほしいと
願ったよ
タナトスは窓の外
私は笑っている
だからもう
いいんだよね
泥水が
脳を蹂躙して
赤い空は手の届くところへ
手の形は
変わらないよね
みんなと
何も変わらないよね
星がきれい
飲み込んだ主体を
吐いては噛み
飲み込んでは吐く
恋人は笑った
存在はなく
呟く
凪ぎに彼女はいない
呼吸
呼吸
ブレーメンの勇気を
夜明けに
私は
生きているだろうか



2017/09/18 02:38
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