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[193745] 碧い雫
詩人:ユズル [投票][編集]


碧い雫が ぽとりと 弾けた
ずいぶんと 古い 文明に触れたみたいに
どくどくと 高鳴るのが わかった

なにか わからないもの 雲のうえで
きらりと 光が またたくような
そんなものばかり 追い求めていた
追い求めている わたしはまだ

美しい想いが この胸を満たしたとき
浸る輝くみずうみの ほとりで
優しく微笑んでくれる だれかに
同じぬくもりを あげたい

信じている
無機質な 鉄の扉だらけじゃないこと
刻む時計の 音に流される
こころの通わない 繰り返しじゃないこと
やはり どうしても
信じている から

2017/09/18 01:24



[193744] 甘噛み
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

指を噛んでみる
そのまま噛みちぎれるくらいまで強く噛んでみたい衝動があっても
歯型が残るくらいまででやめてしまう

夏休み

息子とのシュノーケリング
手を繋いで、足が届くわけもない水深になるにしたがい
私の手のひらを強く掴もうとする柔らかな指先の小さな感触
不安にさせないように
いったん海面に頭をあげさせる

夕日になる寸前の日差しが
まだ真っ青な頭上を擦り抜け
ビーチから
程遠くない場所に借りた白いコテージを照らしている
その、私の指先が指し示す方角を見つめた様子が
落ち着きはじめたのをみはからい
もう少し沖へ息子を誘う

ためらうな我が子よ
面白い事はたいがい
不安の向こう側で
指をくわえて待っているのだから


2017/09/17 02:21



[193742] 存在賠償金命令
詩人:絶対零度 [投票][編集]

嫌い嫌い嫌い嫌い
嫌い嫌い嫌い嫌い
嫌い嫌い嫌い嫌い
嫌い嫌い嫌い嫌い

こんなギザギザな言葉で
めった刺しにされるのだったら
生きてこなれければよかったな

個人的に、ものすごく頑張ってはいるけれど
どうしてもどうしても
評価なんてされないのだから

償い償い償い償い
償い償い償い償い
償い償い償い償い

すごく嫌いで死んで償いたい

2017/09/15 23:16



[193741] 感謝出来る事
詩人:猫のあし [投票][編集]

どうしても辛さや
憎しみはきえないけど

今この時代に生きて、
辛いなかでも詩に出会えて

歌に出会えて

悔しいけど
共感してもらえて

過去の辛い出来事を
許してもらえて

そんな出会いが出来たこと

これは

生んでくれた両親に

唯一の感謝です

2017/09/15 13:54



[193740] 終わらせられない旅
詩人:猫のあし [投票][編集]

許せる人になれなかった。

心から笑える人には
なれなかったよ

我慢できたら
その先に
何かある気がしてた

でも
憎しみの先は
憎しみしか
なかったよ

心は
そう簡単には
溶けない

本当に独りになって
初めて
次の旅が
始まるのかな

今ここで終わっても
何も後悔は
ないけど

また明日が来るなら

明日を生きるんだと思う

自分の手で終わらせられない限り

2017/09/15 01:42

[193736] 秋の風の匂い
詩人:猫のあし [投票][編集]

どうしても
立ち止まりたくなる


同じ事を
繰り返したくなくて
進もうとするけど


怖くて
動けなくて


ただ逃げた道が続くのを
見ているだけの毎日


このまま
何も出来なくて
終わりを迎えても


誰も悲しまないだろう


きっと僕も


だけどなら
どうして進みたいんだろう


どうして変えたいんだろう


一歩踏み出せば変わるなんて
甘い夢をみたい訳じゃない


何も残らなくても
誰も見ていなくても
変わりたい


進みたい


どうしても
足跡をしっかりと
残したい


僕の意思で歩いたと言う
事実を残したいのかな

2017/09/11 21:29



[193735] 眠い夜と終わらないパソコン
詩人:絶対零度 [投票][編集]


意味のない、無価値な文字
言葉に繋げられない呼吸
押すキーボードの位置が
どこにあるのかが、忘れた

空は、どこにあるか
夜はこれほど暗いか
朝はどれほど絶望化


こなくていいよ朝は
こなくていいよ昼は
それからは寝たいよ

生きるか死ぬかで生きているけれど
もし明日、死ぬのであれば、
あがらって、あがらって
それから、生きるわ

結局、考えまとまらず
たぶん1バイトの点が
頭の中を裂いていくんだ


はは、笑ってよ
くっそ負け犬な人生を
はは、だったら
くっそ卑怯なことをして
人生に朽ちたをボロボロの花
を飾ってやれ

2017/09/10 23:17



[193732] アケルナル
詩人:Ace [投票][編集]

川と海の境界線を探す人

木が死ぬ瞬間を探す人

そんなものなど有りはしない


見えないところで輝く人にも

連ね戦う伴侶あり


今日も密かに隠れ輝く

2017/09/09 19:10



[193729] not other thing
詩人:あいく [投票][編集]

サボローと
ガンバローわ
ヤヌスの鏡


ユミ「たっちん、あたいどーしたらいんだろう?」

タツロー「ユミさん、まず『あたい』ってゆーの
   やめた方がいいと思います」

ユミ「!?」


とぅとぅるるぅ〜♪

とぅとぅとぅるるるぅ〜♪


握りしめたダイヤのかけりゃにゃにゃぁらぁら〜♪。。。

2017/09/07 19:34



[193726] 小さな世界。
詩人:もとり [投票][編集]



君は君の自由にしたらいい


君の言動を受けて

僕がどう感じようと

どう行動しようと

それもまた僕の自由


本当に大切な物ならば

し舞い込むべきなのだし

他に譲渡出来る位の物なら

いっそ捨ててしまえばいい



大切な物は失ってから気付く


そんな有り触れた

でも心に刺さる様な

僕の言動はそんな想いは

したく無かったからこその

只の悪足掻きだっただけで


どんな想いも言動も

君の感情を揺さぶる位でなければ

無い物と同じで


単に儚い望みに縋り付いてただけだと

失ってから気付く事も有るのかな と

最近思い始めているから



自ら首枷を付ける君を

僕はもう手を差し伸べることも無く

足枷を外した僕は

そのうち飛び立つのだろう


僕は君に囚われず

君は僕に制限されることも無く



交わる事のない平行線を伝う様に

只の他人に戻るだけ


君は君の有るべき場所に

僕は僕の居場所探しへと




2017/09/05 20:42
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