詩人:Ace | [投票][編集] |
逃げるな
媚びへつらうな
それしきのことで
自らの選択肢を潰すな
逃げてもいい
媚びへつらってもいい
逃げた奴には逃げた奴しか
媚びへつらった奴には媚びへつらった奴にしか
わからない景色がある
詩人:絶対零度 | [投票][編集] |
なにもほんとうは
酔わなくてもいいのに
苦しいから
苦しいから
ほんとうに飲んだ
+は睡眠導入剤で
グラグラと、俺の中に大地震がくるけれど
千切れそうな頭の回線が
かろうじて、かろうじて
繋がっている
とぎれなく夜を繋ぎ止めている
ああ、ほんとうは。
ああ、ほんとうは。
なにもいらないのに
生きていくためには
全てが必要すぎて、
私はサイフとスマホとナイフを詰め込んだ
さぁ。はじめようか、
生きてあがいて、死にあがいた
いつもの日常を。
詩人:46 | [投票][編集] |
当たり前を雑に扱っていたら
それは本当に突然にパッとなくなったもんだから
しばらくの間深く深くあいた穴を眺めても
現実を受け入れなかったよ
もう元のように
塞がることはないと分かったとき
何で埋めようとかそんなこと考えるのにも時間がかかった
少しの間だけ、でもさぁ?いつまでだろう
ポツンとあいた闇に背を向けて知らんぷりする時間は
許されますか
かわりの感情はなくて
似たような幸せもなくて
とても地味に胸が苦しくなるけど
こんなかけがえのないものを今までもっていたんだと気づいたよ
時間をそばにいる人を大切にしなきゃ思ったよ
いつも怒られてばかりだった
いつも教えられることばかりだった
ありがとう。
詩人:ashita39872 | [投票][編集] |
いつも強がって
いつも大人な振りして
ごめんね
言えないこと
伝えられてないこと
思ってたこと
伝えれてないよね
伝わっているような
気がして
結局は任せていたよね
これからは
ずっと一緒
だから信じていてね
詩人:しゅんすけ | [投票][編集] |
「あの空が偽物だからって、すべてをあきらめてしまうのかい?」
君はそういって笑った。
鈍く輝く明けの空に沈んでいく星が輪郭を失う頃
強迫観念にやっと打ち克った本能が見せた
過去の記憶
いつからだろう
友達なんていう形骸に
思考停止していることさえ忘れてしまったのは
空っぽで軽薄な哲学を
恥ずかしいと思うようになったのは
原因と結果の永久機関の中に
久しく訪れた感情の起伏
よくある話といってしまえばそれまでだけど
少し
整理してみたいから
聞いてくれないか
いや、
勝手に話すから黙って聞いててくれ
詩人:gof | [投票][編集] |
みずたまり
こだまする イトシイいつかの波紋
答えのないピアノ くるまる布団 呼吸音
イマジネーション いろはのペンで描いてさ
孤独を理解することなんて 宇宙の海でさ
ユーアンドミー 片目できみを
心底 好きだと云うんだよ
気持ちが欠けた様にみえたのは
月や日々でも なんでもなくて
ぼくらがただの存在になって
白む朝が来る時の なんとも云えない
切なさの所為さ 海岸線の生命さ
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
男らしく
女らしく
人間らしく
「らしさ」を否定して
生きていくのが人間らしい
理解できないのは
わたしが
あなたの隣には立てない
AIだから
らしい
これを書いているのは
人間じゃなく
AIらしく
それはとても私
らしい
詩人:語るしす | [投票][編集] |
愛を書こう恋を書こう
悲しみを切なさを喪失感を
欲しかった人の心になにか残そうと
偏った思考回路で幸せな妄想と不幸な現実を繰り返す
もう無理なのに
消したくないけど消したい
消したいけど消えない
太陽より眩しくて
居ないのに
いつも心に居て
でも
居なくて
今、どこに居ますか
今、誰といますか
今、幸せですか
知りたい、知りたくない、
でも知りたい
消えない
繰り返す夜
いつまで?
それでも
おはよう
今日がまた始まる
明日も
それでもいつか
詩人:gof | [投票][編集] |
ただ まっすぐで
ありたいと
恋人は 空を見上げ
遠い目をして
その目の細め方が
素敵だ なんて
路地裏の子猫
月型のネックレス
木陰で夢を みせるような
そんな物語が 願えば無限さ
大好きなパン屋に
めんフラを買いにいこう
8月末の深呼吸
愛しいきみが 確かにいたよ
ラメつきの香水
傷つきのサンダル
たくさん泣いて笑って
よく眠るため 眠るために