詩人:あいく | [投票][編集] |
ふるいはなし
とある販売店でバイトすることなって
そこでわたしに仕事を教えてくれる
お偉いさんが商品を扱う
心構え的な話をするのに
商品わ自分のものと思って
取り扱ってください
自分のものなら大事にするでしょ
みたいなことを言われて
んーこの人わひとのものなら
大事にしなくていーと
思ってるのかな
とか
まぁそれわあげ足取りですが
自分のものかひとのものかにかかわらず
どんなものであれ大事に扱うのわ
当然だと思うのですが
自分のかひとのかと言う
比較をするのであれば
ひと様のものわより注意して
取り扱うようにするんぢゃないかなぁ
とかなんとか
どっちが正しいか
の話ぢゃぁないんですけどね
わたしわそーゆひとってことで
そこのばいとわ割と早くに
やめちゃいましたっけ。。。
詩人:十七夜 | [投票][編集] |
二足の運動靴が砂利を踏んだ
ランドセルの揺れる音が響き
わたしの名前を呼ぶ声がアスファルトに跳ねる
目を閉じると浮かぶのはいつも同じ場所
あなたとわたしは、確かにここにいたんだと
詩人:なってくる | [投票][編集] |
さあ私もあなたも骨になって灰になって
全て忘れてしまうから
何のための形振りだろう
何したかった気疲れだろう
大切な人大切にし抜いた帰結
傘振り回し帰る夜道
そっとしといてあげる
もはや気付かないほどの
優しいさよならをした
目を閉じて聴いていた
靄光る朝焼けに
馳せる
詩人:理恵 | [投票][編集] |
今も聞こえるでしょうか
あなたと出会った暑い日が
最後にあなたは
あの日をはっきりと覚えていると
言ったけど
あなたと別れて時が経ち
私は忘れそうです
こんなふうに
人は老いてゆくのでしょうか
あなたの愛犬の誕生日も
忘れてしまいました
ただ、最後に
白い部屋に舞うであろうあなたの影を
見ることは叶わぬと
離した手
あなたは今も
そこにいますか?
頭の片隅で凛として
時々、ふわりと舞い降りる
今も、その鼓動を
感じていますか?
私はもう一度
あなたに会いたい。
2017.8.15.Tue
詩人:理恵 | [投票][編集] |
過去を思い出すと、
時々死んでしまえたらいいのに、
と思う。
嫌だったことを思い出すと
この身が砕けても無惨でも
全てがなくなればいいのに、
と思う。
あの人を思い出すと
桜の花びらに埋もれるように
深い海の底に沈むように
悲しみと安心に襲われる。
この違いはなんだろう。
2017.8.15.Tue
詩人:なってくる | [投票][編集] |
優しい人たちの
優しさに甘えて
僕たちは
笑えているだけ
優しい人たちの
哀しみを想像もしないで
僕たちは
笑っているだけ
せめて僕たちの
赦され方より
優しい人たちの
報われ方を
探したいな
奈落の底まで