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[193646] 割れない卵
詩人:ロニ− [投票][編集]

何も考えてはいけないの
私が、私が幸せであるために
過去を掘り起こさないために

何も何も考えてはいけないの
私が傷つかないように
愛する人を傷つけないために

なんの為に壊して
なんの為に作り出すのか
抑制された感情か、はたまた別の人格か

否定しては生きてはいけないが
受け入れることも、到底出来はしない

だから
だから

だから、考えてはいけないの
気付いてはいけないの

この感情と
この記憶に

誰でもない私を守る為に

2017/07/26 21:11



[193644] 
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

あなたは言った

「死にたいと
 消えたいは違うんだよ」

いま死んだら
残ってしまうあれこれ
あべこべに生き残るそれらを
SNSのアカウントを削除するように
全部ぜんぶ消してから逝きたい

「だって
 死んだわたしのことを
 ずっと覚えているんでしょう?」

死んだあなたのことを
いまも覚えている
薄れていくなんて嘘だ
忘却の彼方ってどこだ
時間は手を貸してくれなかった

あなたと出会ったこと
あなたを好きになったこと
あなたが好きだと言ってくれたこと
あなたと結ばれたこと
あなたとの間に子どもがうまれたこと
あなたと命を育んだこと
あなたと一緒に生きたこと
そして
あなたが死んだこと

そこかしこに残っているそれらを
目の前から消し去っても
瞼を閉じればそこにある
あなたがいる

わたしも消えたい
消えてしまいたい
あなたの記憶ごと
消え去ってしまいたい

こんな思い
誰にもさせたくないなんて
人の気持ちも知らないくせに思う
愚かな人間の叶わない夢だ

泡沫とは程遠いのに儚くて嫌になる夢

「何もかも忘れてください」

朝起きたら
夢を見たのかも覚えていない
そんな風に消えたいだけなのに







2017/07/26 04:34



[193639] 喉から咳が離れない場合
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

期待したって
読んでやしないぜ
明後日の風の方向も
エアコンみたいに無機質な
摂氏方はしないだろうし
御返還のままで行こう
貧乏ゆすりでリズムを刻む
ほら九条のネギだって
木っ端ミジンコ
ちょちょいのちょいで
細かく小さく輪になってく
4文字に圧縮されない
テンションの上げ方
身につけて醤油もつけて
Tシャツにいい感じのロゴマーク
そんで出掛けたら
いつかは来る繰る終わる回る
転がり生きるそんだけだって
未知の生命体の解体ショー
期限はどこだ?
何万秒か数えたら夜も明ける
酩酊した脳
光速の二乗を駆けていく
簡単なことさ
何を悩む

2017/07/22 03:43



[193637] 不幸を呼ぶ私。
詩人:IKUMI [投票][編集]


君の事を限界まで追い詰めてしまった。

あんなに優しくしてくれたのに。

私が元気無くせば笑わせてくれて、
話を聞いてくれた。

過去の恋に傷付いた話を
私にしてくれた。

私との恋愛を本気で考えてくれた。

私が元カレに酷い事されたら
本気で怒って、俺は違うからって
ちゃんと言ってくれた。

一緒にいれば素で笑っていた。

喧嘩すれば納得し合うまで話し合った。

私の重い過去を知って、寝るときは
ただ手を繋いでくれた。

一緒に飲んでいれば冗談言い合って
笑い合っていた。

毎日毎日連絡までしていた。

なのに…私達は友達の喧嘩に
巻き込まれた。

毎日毎日喧嘩になって限界だった…

君を不幸にしてしまった。

きっと、私は人と関わっては
いけないんだ。

誰も幸せに出来ない。

ごめんね。

ごめんなさい。

今更好きだって気付いて、
ごめんなさい。

2017/07/20 00:16



[193636] 優しい君の限界。私の限界。
詩人:IKUMI [投票][編集]


こんな感情は初めてだった。



人として大好きで一緒にいれば
ワイワイして笑って…



時には喧嘩もして、仲直りして…



そんな中お互いの友達を紹介し合って、
その友達同士の喧嘩に巻き込まれて、
間に入って仲裁をして、
私達二人でも喧嘩をし合うようになって…



そんな日々に嫌気がさしたんだ。



暫く逢うのやめよう。
限界だ。



って二人で決めた事だった。



ごめんね、私も君に甘えていたんだ。



ごめんね…



2017/07/19 14:54

[193631] ripple
詩人:さみだれ [投票][編集]

深い海の底で
骨になったあなたに寄り添う
私は透明な体で
ふたりしていないもの同士だねって
私だけが笑うの
どこにも行けなくていいよ
どこでだって幸せだよ
そう言っていたあなたの笑顔を思い出して
私の心はひとつ大きく鼓動して
ずっとこの海を波になって泳いでいく
二人の代わりにずっと

2017/07/16 21:53



[193629] 失恋
詩人:歹←ガチ [投票][編集]


思い出したらいつかは

忘れることができるのかな


忘れたらきっとまた

思い出してしまわないかな



失恋ってなんだろうと

ふと考えていたけれど


思い出したくない気持ちと

忘れたくない気持ちが

混ざっているような気持ちなの


いつかその中途半端な気持ちが

思い出したいのか

忘れたいのか

ひとつに決まったとき


ぼくは乗り越えたんだと思うのです

2017/07/16 08:48



[193628] 全部
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

全部 流れ込んでくる

どんな映画も

どんな小節も

ドキュメンタリーも

フィクションも

噂も

誰かの創り話も

誤解も

疑惑も

ならわしも

嘘も


全て

自分に起きた事の様に

心に 全部 流れ込んでくる

処理出来ず

流したくも無い 涙

これも

全部 流れ込んでくる

流れ込んでくる

流れ込んでくる

溺れる

自分の涙に

溺れる




2017/07/14 23:14



[193627] ミコミコミ
詩人:あいく [投票][編集]

思い込みとゆーのわ
思い込みをしてると思ってない
思い込みである。。。

2017/07/14 18:26



[193624] #0308
詩人:旅人モドキ(左利き) [投票][編集]

どうやら始まりそうな猛暑の気配に浮かれ
きみに招待されたキャラヴァンに加わったら 想定を超える光景と対面しちゃったから
おれは息をのんで地上で繰り広げられる世界に見とれまくる
とはいえ楽観ばかりする人じゃなかったり 今のポジションを考えると傷心ぎみだったり
あとの祭りだとか飛んで火にいる夏の虫って言葉が駆け回るところ
きみも感情をノックされたはずの相手から 空前絶後の思わせぶりなど食らったのなら
やっぱり活劇による最大の立役者はきみだって認める
ところで青か水色の浴衣ってある 花や金魚の柄なんてリクエストしてみる

2017/07/12 18:23
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