| 詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
懐かしむような
イナサの風が吹く
筑紫野に春の花を呼ぶ
アヅミの心に刻まれた
あえかなサナギの謡(うた)
歌わせる
――旅人は故郷に立ち止まらない
――風待ちは必ず終わる日がくる
――ワタツミは潮路に舟霊を招び
――神々を小舟の舳先に祀る
海の果ての
邪馬台(クニ)を目指せ
天ツ筑紫野は
弥生の風のなか
──────────
イナサ……南東の風。
アヅミ……安積族。海洋民族。
あえかな……消え入るような、
サナギ……銅板を丸めた楽器。
ワタツミ……海洋民族の総称として、すべての日本人の共通の祖先のイメージとしてこの語を置いた。
| 詩人:如月 ちゃこ | [投票][編集] |
大丈夫だよ
そっと抱き寄せて
背中を撫でてくれる貴女
大丈夫だよ
そっと髪を撫でて
何も聞かずに包み込む
大丈夫だよ
貴女のそばにいると
僕は
無垢な自分に
還れる気がした
| 詩人:如月 ちゃこ | [投票][編集] |
貴方に近付きたくて
飲めなかった珈琲も
ブラックで飲めるように
頑張ったんだよ?
貴方に近付きたくて
お化粧やお洒落も
貴方に似合うように
勉強したんだよ?
貴方に近付きたくて
一生懸命頑張ったのに
この想いを伝える前に
手が届かなくなった
貴方に近付きたくて
貴方に触れたくて
貴方に想いを伝えたくて
でもほんとはね
ただ
貴方に笑っててほしいだけー…
| 詩人:IKUMI | [投票][編集] |
今日幼なじみが亡くなった。
自殺。
もう独りは嫌だと言う遺書を
書き残して…
私が…殺した。
ごめんな…
独りにしてごめん。
本当は…仲直りしたかった。
でも、お前のこと心底信用してたから
許せなかったんだ…
頼むから…逝くなよ。
言ったじゃんかよ…
「先に死んだりしないよ、約束!」
その言葉にどんなに救われたか…
縁切っていてもそれくらいは…
守ってくれよ…
頼むよ、戻って来てくれよ…
沢山話したい事あるんだよ。
何より謝りたいんだよ。
お前と行きたい場所もある。
紹介したい人沢山いるんだよ…
私のせいでいなくなるなよ。
こんなクズに負けるなよ…
病気でも何でもないんだから…
戻って来てよぉ…
自殺なんか一番しちゃいけないだろ…
いつも止めてくれたじゃんか。
私はお前にそれだけ支えて貰ってたんだ。
ごめんな、ごめんなさい…
今更でごめんなさい…
| 詩人:理恵 | [投票][編集] |
彼は筆を止めた
見上げた塀の上には猫が一匹
つまらなそうに歩いてる
彼はうつつに夢を見て
描き続ける意味を考えた
全てが彼次第の世界で
勇者は勇敢に戦った
手にした秘宝は勇者の願いを叶えて
砕け散った
破片は砂に埋もれたまま
数百年が経って
もう、その存在すら誰も知らない
物語の終わりに
勇者の笑顔すらなくて
誰も見向きもしないまま
日常は流れてく
H28.1.6
| 詩人:mimi | [投票][編集] |
もしも願い事が一つ叶うのならば
あなたの毎日が幸せであってほしい…
あなたのために何も出来ないわたしは
あなたの幸せを祈るだけ
他に望むものは何もない…
貴方が幸せならば…
今日はあなたを思い出す
あなたのお誕生日だから
たった一言だけ…おめでとうを送ります
| 詩人:46 | [投票][編集] |
冷たい空気と香りが包み込む
毎年長袖を羽織っては毎年さ迷っている
みんな好きだという金木犀
私も好きになれたなら
香りは思い出までも漂わせる
ちょうどこんな季節でした
忘れられない思い出を
金木犀と名付けるほど
こんな香りの季節でした。
| 詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
・
見つけようと思えば
幸せはどこでもある
こころ開き思えば
恋人はそこにいる
こすもすに会いに
長袖のシャツと自転車で
行こう
君の瞳 乾くように
ポケットは今日は
空っぽでいいよ
コンナコト
ずっと続くはずない
■
■
昨日のこと思えば
今日のことがくもるから
冷たい風が告げる
季節を受け容れよう
あの人はきっと
お見通しだから心配は
ないよ
今日言わなきゃ 損しちゃうよ
小細工はナシで
不器用でいいよ
コンナコト
ずっと続くはずない
小細工はナシで
不器用がいいよ
カタオモイ
ずっと続くわけない
――――――――――――