詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
世は情け 波が打ち寄せ
この想い 破れるか
航路は続く どこまでも
胸を張るんだ 迷わず進め
遠ざかる つらい過去すら
いつからか 笑えるさ
だから捨てるよ お別れだ
もっと楽しい 合図をたどる
あわてるな 先はひらけて
歩けると 思いきれ
酸いも甘いも 知りつくす
流浪の民よ 旅は道連れ
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
拡散する手段が目的に変換され悩ましい
安っぽい建前ばかり並べたがる人物とは競わない
思いきり駆け足で非日常を優雅に飛び回りたい
三角点も等級があるなんて知ればとても面白い
色恋だとか語り尽くせば話題に事欠かない
奈落から勢いに乗って跳躍すると未開拓への迷い
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
あつい気持ちをぶつけて高め合える好機だなぁ
ひとまずあくびは温存でタコライスも平らげる
だからまるごと歌ったり踊ったりすりゃよいぞ
さっそうとわざわざスーパースターが現れたね
やたら恥辱やら失敗談やらを糧にする人だって
ちゃんとパラシュートも込みで軟着陸しようぜ
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
きみっぽく大盛りのメインディッシュをおかわりする気分なんだ
おれだって迷わないでスカイダイビングの手助けぐらい果たすよ
きみ宛にも届くものか不安になるほどのとびっきりなギフトを贈れば
おれなりのサプライズってのも仕掛けまくったろうかと思案に暮れる
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
きみの誕生日が化石の全体像を浮き彫りにする舞台とは
なんだか意味深い偶然の一致だとの感想を持つが
おれの考え過ぎかって巨大恐竜の骨に心で問う
それは人類の推理力と有史以前の物語との結晶でもあり
きみがおれを導いた先に発見できた光景なんだろうと思い
詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
真剣な考えであっても冗談めかして表現するのに精を出しまくるやつ
迷宮に潜む成功への鍵をこっそり奪取すると秘策を練りたがる曲者
小惑星が接近する機に乗じて脱皮を密かに企図しては集う若人たち
不夜城の探索に明け暮れては時空すら超える冒険も夢見がちな奇術師
詩人:来永 | [投票][編集] |
見るもの全てが色がなく
聞くもの全てが雑音
無になれない感情
死にたいと嘆いても
楽になりたいと願っても
何も出来ない意気地無し
明日は来るのがこわい
壊れゆくこの心いつまでもつか
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
誰のせいでもない
あなたのせいじゃない
誰も悪くない
全て抱えるのは無理
抱えられるものだけ
持てば良い
責めないで
自分も 誰も
出来ないのは
みんな同じだ
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
鋭利な先端部分が高速で回転する
ハンドピースと呼ばれる道具を使い
毎日、毎日12時間以上を仕事に費やしいる
時々、時々不注意で指をケガしたりする
絆創膏を何枚も使って指先を
ぐるぐる巻きにして作業再開
酸素とLPガスのボンベをつかって
合金を1000度以上の高熱で溶かし
金属と金属を溶接したりする作業もある
ガストーチの先端から吹き出る炎は
高熱になるにしたがつて
順に、赤から青く白く紫ぽっくなっていく
絆創膏の下の傷口の疼きも忘れるくらいに
集中した作業が繰り返し、繰り返し
繰り返えされる
携帯が鳴る
「来週、そっちへ帰るから時間があったら二人て飲みに行かないか?」
「それもいいけど、それよりも釣りに行かないか?久しぶりに二人で」
「ああ、いいな、そのほうがいい」
「じゃあ、来週な」
「来週な」
来週迄には指先の傷も癒えるといい