詩人:あいく | [投票][編集] |
スイッチと
ボタンって
何がちがうの?
ってきくもんだからさ
右の乳首を指でつまんで引っ張って
これがスイッチ
左の乳首を指先で押し込んで
これがボタンだよ
ってやったら
おもっきし引っ叩かれました
暴力反対
ヘルプ
へるぷ、ガンディー様。。。
詩人:遥霞 | [投票][編集] |
あんなに近くにいたのに
まだ
こんなに近くにいるのに
あなたは心を閉ざして
わたしの瞳すら見ようとはしない
あなたの過去が
わたしの現在が
あなたの何をこわしたのだろう
深く深く傷ついていたあなた
気付けなかったわたし
何も見せないその裏側を
触れてはいけない何かを
気にかけることすら許さずに
その影にちらつかせ
わたしの気を逸らさせない
ただ
わたしの全てを許そうとするあなたは
わたしの何を求めているのだろう
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
空気を読んで
存在を空気に
それでも人は殺せるわけで
むしゃくしゃした気持ち
この鬱憤をどしゃ降らせれば
空は晴れるけど
あなたは死ぬ
顔も心も曇ったまま
警察は今も110番なのか
掛けながら考える
繋がる前に消す
たとえば
それは〇〇のよう、だとか
まるで〇〇みたい、だとか
何に喩えようが
お前は「何か」にはなれなくて
心がざわつく
熱に浮かされる
心が躍る
心に響く
心を動かす「何か」を探して
それだけに一日を費やす
背中に翼は生えやしないし
ましてや
背中に亀裂が入り
成長した自分が現れたりはしないのに
何にもなれない私は
折り返し掛かってくる電話に
蚤の心臓をばくばくびくつかせている
もちろん
空気にもなれない私は
あなたの背中に手を当てて
体温を感じ
ひとり安心している
全部妄想だ
半分フィクションだ
本当は全部、
この言葉も空気のように
流れて消えて
何もなかったかのようになれ
今更
不慣れにもなれないで
何が空気だバカ
超がつくほど私は私
こればっかりは決めかねる
終わりをどうするか
いい喩えも思い付かなくて
たとえば
何もなかったかのように
あなたの時間を奪うだけ奪って終わる
タイトルだけは決まってる
「超私」
終わってる
詩人:さみだれ | [投票][編集] |
幻想は雲の間に見える
たった一粒の星に等しい
私の世界にはもう
それは見えないのだろうと思う
月の位置も知らないのだから
君の表情などわかるはずがない
ここには私だけがいる
ただ
ただ
続きを失った物語は土に帰る
種にもなり得ないだろうに
見つからないように息を潜め
覗きこめば死んでしまいそうで
だからもういいんだ
ひとりきりでいいんだ
君の声がする
それは言葉だろうか
なんでもいい
寝たふりでもしていよう
幻想は雲の間に見える
一粒の星に等しい
私の手にいっぱいになるには
とても小さすぎた
それを大切にするために
君の手が必要だったんだ
魂魄の長い旅路が終わる
君の声が
ずっと聞こえていた
詩人:ふくざわゆいと | [投票][編集] |
キミの傷の深さは
ボクには 分からないけれど
キミと同じ立場だったら
ボクもきっと 傷ついていただろう
明かされた真実 知らなかった秘密
それでも はにかんで見せていた
あの笑顔 今は痛々しくて…
どうして あの日
一言 キミに声を掛けなかったんだろう
どうして キミの気持ちになって
考えることをしなかったんだろう
分かるだなんて とても言えないけど
なにかサインがあったかもしれない
気づけたかも知れないのに
ボクも 周りも なにひとつ
してあげられないまま
静かに キミは
いなくなってしまったんだね…
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
そこまでいいひとがいないって
わかってる
さっきまでわらっていたのに
またいかりがこみあげてくる
なにをしんじて
だまされたようなきもちになるのか
じぶんでもわからない
じぶんすらわからないのに
どうして
またしんじてしまうんだ
あなたもわたしも
わらってはうらぎられては
くるしんでいる
そこまでいいひとがいないせかい
それまでなのに
それからも
いまもまた
どこかでだれかをしんじては
いきをしている
詩人:村和緒 | [投票][編集] |
珊瑚を見に行ったら
巨人に出会い
電気を消されてしまって
トイレで立ち往生した
勇気を持った矢が飛んで来て
トイレの中で
魚のムツを食べた
いいねばかりをしていたから
電気を消されたのかも知れないと
戸に書きつける
反省の文に
美味かった二八蕎麦の
昼餉を思い出して居た
詩人:ユズル | [投票][編集] |
手に入れたものは
どれだけあるだろう
あれがほしい これがほしい
求めてきたもの
たくさん
まぶしく見えたのは
目には見えないもので
持っている人 持っていない人
ほんとうに
わけられるのかな
こんな
こどくなぼくも
いつか誰かに 響くのかな
心の底から
あいしたい