詩人:あゆみ | [投票][編集] |
はじめから
うまくいく訳なんてないよ
今だって問題だらけで道は塞がってる
誰も本当の私をわからない
本当のあなたを私はわかることも出来ない
だけど笑顔で繋がることもあるんだ
手を繋ごう
あの日のことは置いといて
この今を忘れないで
明日に期待を
毎日時間は進むから
問題だっていつかは無くなるはずさ
笑って 笑って
素敵でいてね
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
今は真っ暗に見えても
明日は必ずやってくる
青い空は続くように
立ち上がり続ければ
道は続いていく
雨が強く降っても
また晴れて空が明るくなるように
きっと笑顔になれる時はくる
諦めないで
今は泣いても良いから
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
画面の向こう側で
大勢の人が笑っている
隣できみは泣いている
夜空に青空
とっても綺麗
眺めているだけで心まで
あーあ
だったらどれだけ楽だろう
偉人の辞世の句を諳んじて
気を紛らわせる
明日を考えずに生きていく今日
だからいつ死んでも構わない
とは言えないから死ぬね
ぬねぬねぬね
ぬとねと似てる
めっ
そう母に怒られても
あなたは泣いているだけで
反省の色は空の彼方
そう言えば
きみは空によく似てる
晴れたり曇ったり
「月が綺麗ですね」なんて
リバイバルされた言葉を
口にしたくなる
一緒に泣いたり
途方に暮れたり
離れた場所でひとりで泣いたり
画面の向こう側の誰かにさあ
思いの丈を綴ってみたり
この時間が無駄なんだ
春が来て
雪が溶ければ
足跡も消え
それくらい無駄なんだ
それくらい当たり前のことなんだ
いつしか誰もが去っていく
去りゆく人を覚えていた人たちさえも
当たり前のことばっか言うな少し黙れ
少し
あと少し
もう少し練ってみよう
辞世の句を詠むのは
もう少しあとにしよう
もう少し生きていよう
きみが本当に空になるまでは
詩人:剛田奇作 | [投票][編集] |
会社帰りに 踏みつけた狂気が
むくむくと起き上がって
目があった
夕飯を作ってる最中だった
やるか やられるか それとも 飲み込むか?
いや もう
こうなっては 何もかもが手遅れだ
飲み込んでも 腹を食い破って
出てきて 俺の死体の上を這いずって回るんだろう
野菜炒めの焦げる匂いに反射的に火を止める
0.4秒
「自殺なんて笑えるオチ」は期待しないでくれ
1,2 秒
俺は 猛烈な速さで狂気をつかみ
電子レンジに ブチ込み
800w「強」に設定し スタートを押した
約19秒
1Kのアパートに狂気の「断末魔」が響き渡る
俺は必死で 目を瞑ったまま レンジのドアを押さえ続けた
次第に悪臭と 壮絶な 吐き気で
意識が遠くなり キッチンの床に倒れていた
朦朧とする意識の中で 誰かが俺の手を握るのがわかった
詩人:剛田奇作 | [投票][編集] |
パパとママの 内臓が 散らばる
真っ赤な部屋で くつろぎ
カモミールティを飲んで
聞こえるのは 澄んだ 鳥の声
白いレースのカーテンに
愛しい程 激しく 飛び散った しぶきのあと
爪先に 当たった 肺の破片 昼明かりの差し込む
窓部に 落ちた脳の一部
ふと 本棚に 眼球が
パパママ 何がどちらのものか もう判らないよ
眼球は
パパとママので
全部で四つ
テーブルに並べてみた
不思議と 優しい眼差し
初めてだ こんなにもじっと 暖かく
僕を見てくれたのは
とても嬉しくて 思わず微笑んだ
今日は僕の誕生日
パパ ママ
産んでくれて ありがとう
詩人:歹←ガチ | [投票][編集] |
真面目に生きると
真面目に死ななきゃ
いけないよ
目的を持って生きると
目的を持って死ななきゃ
いけないよ
気楽に生きると
気楽に死ねるよ
そんな感じでいいと思うよ