詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
月はいつも蒼白い
温もりを知らないから
だからいつも独りで
星も寄り付かない
凍りついた蒼
それでいていつも
暖かさを求めていた
そんな月にもある日
恋人が出来た
優しく包み込む風
初めの頃は彼の言葉が
くすぐったく感じた
甘くて柔らかい唇
そこから紡ぎ出される
暖かい暖かい温もり
少しずつ月は彼に
安らぎと心地よさを
覚えていった
風は月に優しく触れる
優しく優しく
柔らかく柔らかく.....
それはだんだんと
熱を帯びてきて
二人は深い口づけを交わした
お互いを求め合うように
何度も何度も 愛を確かめ合う
月は初めて
誰かに深く愛される喜びを知った
今までの寂しさを埋めるかのように
彼に我が儘に甘え、すがった
風も優しく受け入れ
彼女を強く抱き締めて 頭を撫でた
彼は月の全てを愛してくれた
風は言う 「僕とのこと後悔していないかい」
月は告げた 「後悔なんかしていないわ」
それからどれくらいの時間
愛し合っていただろうか...
お互い見つめ合い
恥ずかしさにハニカミながら
満たされる幸せを噛み締める
あれからどのくらいの歳月が
過ぎていったのだろうか...
月はまた独りぼっち
彼は彼女に言った
「時が満ちるまで君とは会わない」と
「君が大きな成長を遂げるまで
僕はずっと待つから.....」
月は嘆いた
「君を待つ」と言った
どれだけの人々が
彼女の目の前を
今まで通りすぎていったことか
まるで風のように...
風は月の恋人だった.....
かけがえのない恋人だった...
今でも聞こえる
頭を撫でながら呟く風の声が....
「月(るな)、君は可愛く良い子だね...良い子だよ...」
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
真っ青な空
雲ひとつない空を見ていると
どこにでも行けそうな気がして
目を閉じても
鮮やかな青が見えるようで
ずっと空を見ていたい
ぼくにも羽があればな
どこまでも
あの空を
飛んで行けるのに
遠くに
遠くに
あんな風に
鳥みたいに
飛んで行けたら
詩人:あいく | [投票][編集] |
眼鏡の委員長タイプの女の子に
スカートめくりをしかけてみたが
まったくの無反応なので
少しわ恥ずかしがったりしろ
と申し上げたところ
恥ずべき行為を行ったのわ貴方でしょう
貴方こそ己が行為を恥じ入り反省するべきだ
とゴキブリの亡骸を見るような
冷たい眼差しで刺し貫かれてしまった
なるほど
ご褒美とわ意外なところに
用意されているものなのだなぁ。。。
詩人:さみだれ | [投票][編集] |
この心が
あなたに見えたら
はにかんでくれるかな
何を言うだろうか
この心が
僕にしかないなら
口にしてしまえよ
どうかあなたに聞こえるように
誰かが祈って
聞き入れられた世界で
この心が
あなたにしか見えないなら
聞こえているかな
叫んでいる
この心が
神様に見せてやろう
あなたの心を
僕がいようといまいと
お構いなしに
この心が
消えるくらいに
あなたにだけ
それだけあればいいな
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
柔軟剤の臭いがキツ過ぎて
脱ぎ捨てたくなったアウター
好きな漫画家の新連載が
思ったとおりに鬱屈していて
余計に死ぬのが怖くなった
昼過ぎに
行きつけの美容室で
髪を短く切ってもらったと言う彼女
真夜中
笑顔で僕に飛びついてきたから
すべてがどうでもよくなった
それでも
若さは失われるし
フローラルな香りはそのままに
完結するまで作者は生きていたい筈だ
読者だってそう
とは限らないが
それはまた別の話
期待できない結末を迎えても
彼女の笑顔だけは絶やさないで
幸せになりたい
詩人:七緒 | [投票][編集] |
脳天貫くような恋だったかも
あなた以上はいないかも
でも 明日になったら
私また違う人をもっと好きになるかも
約束なんてしないでおこうよ
あなただってそうよ 私だってそうよ
でも今日はね
私 あなたのために死んだっていいと思うのよ
詩人:鰐句 蘭丸 | [投票][編集] |
したなー
ガラでもない俺がだ
したなー
いや
させられた?
そう やらされてたテレフォンセックス
上手かったんだよアイツ
ガラでもない俺をその気にさせやがって
何回もした
させられた
クソ
もうしてくれないだろな
テレフォンセックス
アホみたいな
テレフォンセックス
最低(笑)
テレフォンセックス(笑)