詩人:村和緒 | [投票][編集] |
東側に鉄道が通って居る家で
私は暮して来た
イタリは西側にあった(当然だ)
よく通る電車があるからと言って
よく徹夜する訳でもなかったし
井上陽水の「東へ西へ」ではないが
「昼寝をすれば夜中に
眠れないのはどういう訳だ
満月空に満月」
を文字通りやってしまった感じの昨日だけは例外
打てと言う命令は
壁ドンとは全然関係ないし
黄色の夏休みもなかったし
ワインのイエローテイルは美味かったが
クラスですなおな
いのうえさんって誰の事ですかね?
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
人を不幸にしてまで
欲しがったもの
手に入れると
見向きもしなくなる
それは致し方ないことなの?
先は短い
先端から先は無い
そこから先から
飛び降りたなら
致し方ない死が待っている
あなたが望んで
手に入れたんだもの
仕方なく手放した生と引き換えに
死んだあなたには見向きもしないわ
誰も
あなたのことなんて
それは致し方ないことなのでしょう?
どれだけ悔いたって
どれだけ欲しがったって
一度手放したら
二度とは手に入らない人の生
誰かのせいにはしたくはないけれど
あなたのせいで不幸になった
わたしの生だけは
お生憎様
手渡せないわ
詩人:gof | [投票][編集] |
かくせない波紋は
赤らめた頬は
桃みたいな香り色して
好きなレコードの和音で
明日も深くきっと
あのいつかの窓辺から 海に浮かぶ月夜で
きみを大切と唄う歌にするんだ
ぶれない一筋は
まぶたの裏にだって
眠る影にだって
詩人:もとり | [投票][編集] |
救いのない電話
終わりの無いLINE
疎外感で踊るSNS
価値の無いフレンドリスト
意味の無いスクロール
理想と現実の狭間で揺れる期待
寂しさを埋めるための承認欲求
妄想の中で活きる未来
起承転結
すべては小さな世界での出来事だから
詩人:gof | [投票][編集] |
解れた くるしみを ぐるぐるぐる
ゆめやぶれても お腹は空くぞ
ラララ こんなにも 呼吸しちゃって
枯れそな涙にも 尽きない音がくるまって
逃げても逃げきれないのだ
かかえて生きてくんだって
いきるのうた ああ いきるのうた
詩人:gof | [投票][編集] |
マリオネットスタンダード
きみも ぼくも
世界のあらゆる点と線に
影響を受けて繰られて暮らす
かわいそうな子猫
ぼくらもいつかは
ひとりで消えちゃって
それでも繋いだ点と線
繋いだ手と手にしか
感じれない記憶やぬくもりが
あるんだって あると信じてるんだって
詩人:gof | [投票][編集] |
そとの世界で 寒がりのぼくらは
かよわき瞳で 言葉をサイダーで紛らす
子供の頃のうた
もう数万光年彼方の恋景色
木曜の朝に 寝癖の跡で
大好きだったマフラーのきみを想って
ただ笑ってほしかったんだっけ
詩人:gof | [投票][編集] |
青い夜は 哀しみの海を
絡まり草は 憂いを
カタチあるものは 噛み砕いた錠剤の列
きみが笑った余韻で 生きている貝殻
波は 風は ドレミファソラシドじゃなく
きみの瞬きの瞬間に生まれ落ちた鼓動です
さよならサレンダー
時計ならあの日のまま
詩人:もとり | [投票][編集] |
私さえ居なければ
誰かが幸せになれる
私さえ居なければ
誰かを傷付けずに済む
私さえ居なければ
周りの歯車が上手く噛み合う
私さえ望まなければ
貴方は離れなかった
貴方さえ愛さなければ
私は今も幸せに笑えたのかしら