詩人:あゆみ | [投票][編集] |
もしも私が死んだら
棺桶の中を薔薇でいっぱいにしてください
骨になったら骨壺に入れず
綺麗な海へ流してください
星になったら
あなたの部屋の窓に小さな星屑を散らすよ
あの日一緒に見た空はとても綺麗で
キラキラ宝石みたいに輝いていたから
私はなんて幸せなんだろうとずっと空を見てた
誰よりも愛してるあなたへの詩
いつか死ぬ時まで側にいさせてください
詩人:あゆみ | [投票][編集] |
立ち止まって
また歩きだしても
靴ひもがほどけていたらまた転んでしまうよ
しっかり結んで
大きな一歩を歩んでいこう
君が持っている夢や希望
落とさないようにしっかり握って
グレーなこんな世の中を力強く踏み潰してもいい
とにかく歩くんだ
歩き続けるんだ
小さな幸せをかき集め
大きな幸せを手に入れて
最後は桜のように儚く散る
それが幸せ
詩人:慎也 | [投票][編集] |
微少な入力を通して
常に姿、形を変えた
矛盾した決め事が
身体を大きく、心を繊細に
一体性からの分解
常にマイナス思考で周りを落とし込む
いかにもベタな話を永遠に続ける
使わない機能は朽ちていく
単細胞化する頭
礼を尽くす事ばかりに気を取られて
本音を覗く勇気はどこへやら
批評のイントロかじって
何でもベキ論で語り
他人に説いて興奮してやがる
現状維持と愛想笑いが大好きで
やくざの真似事、まるで単細胞
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
人とあまり親しくすることを避けてきた
面倒という理由で
でも逃げていたんだ
傷つくのが恐いんじゃなかった
傷つけるのが恐いんだ
しまいこんで
忘れた
こんな歳になるまで
しまっていたんだ
弱さを
詩人:七緒 | [投票][編集] |
どうしてわかってくれないの、と声を荒げた君も
だけどもうどうしようもないことだと本当はわかっていたんだろう
何もかも平気なような顔をして
日々を過ごすのは難しくはなく
やさしさと無邪気さの細い針で
少しだけ胸を痛めながら
だって女っていつもそうだろ
愚痴を言い合う居酒屋で
自分の言葉だけが生ぬるく響くようだ
忘れないでどこにも行かないで
本当は腹の底でもがきながら
だってこんなに好きだった
いつからこんなに苦しかった
もっといい奴いるよって
最後の最後に傷付けた
溢れてくる言葉はどれも
僕たちを救わないだろう
やさしさと無邪気さの細い針で
君の胸が痛まぬように
あの頃の僕が僕に言う
なぜ抱きしめて守らない
君の涙と溜め息が消える街
たった4つの季節を
繰り返していくその中で
いつか会えたなら
笑顔が見れたなら
身勝手にそんなことばかり 考えている
詩人:じぇん | [投票][編集] |
宇宙の瞳に生まれた
一滴の涙
こぼれ落ちて
水色の宝石のように輝く地球
いつの世も
希望に満ちた豊かな日々を
明るい未来をつくります と
私は必ず約束守ります と
声高く叫ぶ人がいる
朝起きて始めに見るのが死亡欄
命の重さと尊厳の
葬儀の案内 目を通す
その記事の上の見出し
『いじめで自殺』
心豊かな教育と
子供を守ると威張ってる
記者会見の先生方は
か弱い子供の死を前に
いじめの実態調べたが
いじめの認識なかったと
責任のがれのコメント 否
コントで終始
一面は『自爆テロ』
大きな見出し
市民や子供多数死ぬ
文化に夢に音楽と
豊かな街で生きてる人に
現実に起き苦しむ惨状を
真実を報道を
伝える勇気ある無力の男
砂漠の上に座らされ
黒装束のナイフの男
これが我らの正義と叫び
黙する首を切り落とす
正義と言えば豊かな国で
知性と学位が法衣着て
法廷内で沙汰申す
前に座る無力な犯罪者に
首を吊るして殺します と
その理由は
明日を夢見る未来の命を
その手で絶ったから
それでも諦めない
希望は捨てない
水色の宝石のような地球に生まれ
生きている
みんな生きている
詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
冷たい紅茶が好きだ
特にアイスレモンティーが好きだ
アーモンドチョコレートが好きだ
一粒食べると止まらなくなって
一箱全部食べてしまう
ケーキは別腹と言うけれど
炭水化物を摂れるだけ摂ったあと
レモンティーでチョコレートを流し込むこと
はち切れんばかりのお腹
いや
本当に張り裂けてくれたら
ふりだしに戻って
好きなものを好きなだけ食べられるのに
でも
好きでこんなことをやっているわけじゃない
という
認めたくない心からの承認欲求だ
今日で終わりにするんじゃない
今日から始めるんだ
それが出来ていたら
とっくに始めていただろうに
また今日が終わる
明日から始めようって
口だけの
今日が始まればまた明日
永遠に辿り着かないし
そもそも
永遠には生きられないし
明日が来る前に死ぬ
始まらなくても終わりは来るんだ
それならもういいじゃないか
別に悩まなくったって
冷たい紅茶が好きだ
特にアイスレモンティーが好きだ
アーモンドチョコレートが好きだ
一粒食べると止まらなくなって
一箱全部食べてしまう
ケーキは別腹と言うけれど
炭水化物を摂れるだけ摂ったあと
レモンティーでチョコレートを流し込むこと
そうして今日が終わる
けれど
横になっても吐きそうで
眠れなくなって
いつまでも
変わらない今日が終わらない
詩人:小さな貝がら | [投票][編集] |
恋って何? 愛って何?
ただ誰かに優しくされたかっただけ?
ただ誰かに抱かれたかっただけ?
ただ私病んでただけ?
今でも1人心の中自問自答してる
けど だけど
あの時 確かに
声を聞くだけで
涙が出て
この僅かな時間が愛しくて
ずっとあなたの声を聞いていたくて
電話を切る時も泣いたりして
それってあなたが好きだからかな?
恋していたのかな?
愛していたのかな?
辿りたくなる
今もあなたに
辛い時 悲しい時
それだけでなく
楽しい時も
そう いつも
あなたに
辿りたくなる
でも 言えずに
消したあなたの番号
勝手に閉じた
あなたの事全て
だけど本当は
とても辛い
辿りたい
頼りたい
あなたの胸に帰りたい
2017年1月作
By 音無詞 詩