| 詩人:gof | [投票][編集] |
グッドバイ グッドバイ
この紙切れは セロファンの海から拾い
一羽の鶴が 悲しい夢を
拭い切れずに仕上げた
プラネット ラムネ 誰かの片方靴下
夜闇に 彼彼女は息荒れながら
すれ違うまま 優しく眠るのだ
心はひとつ 心はひとつひとつ
無数の星々のように
| 詩人:安曇 | [投票][編集] |
オレンジ色のお風呂に浸かり
このままお湯に溶けてしまえばいいのに
と、みつめていた
お湯に溶けたら、流れてしまうのかな
体温と、湯船の温度がほぼ同じで
オレンジ色のわたしになった
| 詩人:安曇 | [投票][編集] |
消えそうな夜
私はひとりそこにいて
動かない顔をマスクで隠した
私がいない世界は
何も変わらず動いている
なにもかわらないけど、終わりにだけはしないと
そこにいた
| 詩人:あいく | [投票][編集] |
どーゆ女の子が好みだときかれて
男の子の部屋に行った時
ゴミ箱から
黄ばんだティッシュを探し出して
すんすん臭いを嗅ぐ変態な女
ってこたえるられる奴なら
間違いなく
この人と友達になりたい
って思うと思うよ。。。
| 詩人:高級スプーンあと何年 | [投票][編集] |
また明日また明日
また明日また明日また明日
また明日また明日
また明日
明日も明日も明日も
明日も明日も明日も
明日も明後日も明々後日も
明日もまた
また明日で締めくくる今日
いかがお過ごしですか?
お元気ですか?
私は元気です
嘘です
元気じゃないです
なんて
嘘です
健康そのものです
ご心配なく
私には明日がある
私には
明日が必ずやって来る
元気だからこそ
今日できることを
今日はやらないで
また明日
すべてを投げる
アンダースローで
| 詩人:清彦 | [投票][編集] |
交わす言葉など
実はさして重要ではないね
言葉の意味よりは恐らく
表情と仕草、感情を読み取るべきだ
情景を浮かべてごらん
全てにおいて背景は存在している
花柄のワンピースに麦わら帽子
風が吹いては夏の匂い
湿った暑さが喉を乾かすね
君が歩くたびに
世界もまた動いてるよ
君が瞬きで遮った刹那も
僅かに君は死に生まれ変わっている
細胞が見えるのかい?
進化の過程を信じるかい?
神様に祈るかい?
悪魔になってすべてを呪うかい?
もってこいの夜だよ
僕が喋る台詞は全て過去の引用
何かに操作された人形とも言える
全ての根源は実はキミさ
だってここは
キミの世界だろう?
僕は嬉しくてたまらない
何から何まで全て愛しいと
キミがキミをキミとして
存在している事が
| 詩人:理恵 | [投票][編集] |
帰ってきてから気づいたの
もう、あなたはいないんだって
おいしい料理
作ろうと思って材料も買ってきたのに
疲れるよ……それでも
あなたに会いに
もう一度、この部屋を出ていくの
買いにいってきます
サラダ油
H29.2.19
| 詩人:たかし ふゆ | [投票][編集] |
モーニングペーパーを開きながら
ラウンジに揺蕩う
コロンビアの苦い香りが鼻をつつくのを感じている
海の向こうでは亡国者が暗殺され
直ぐ近くでは吉祥寺が自由が丘に迫られ
目の前では、冬が眼をこすりながら横たわっている
気配はいつもゆっくりと浸透する
たとえば
鳥の鳴き声のトーンだとか
ゲストハウスに集う外国人旅行者だとか
ただ
いまだ姿も輪郭もハッキリと見えない
世界が塗り変わっていく時は
香りだけがする
満員電車の車窓
17才
ユウコさんの前髪
揺れ、少しずつ変容するものを
指先の感触だけで感じている
| 詩人:綾 | [投票][編集] |
星が見えない街で
眠らない夜に安堵しながらも
寂しさを抱えてる
光はそこら中に溢れてるのに
探してるものは見つからなくて
白と黒の交差点で溺れないように
恋のようなものに掴まって
ぬるい川を泳いだ
帰る場所が欲しいわけじゃない
たったひとつのものが欲しいの
失って乾いた分は
好きな音を注いで満たしていく
闘う勇気が逃げないように
マスカラを塗り直して
痛い靴を履きながら
もう一度笑ってみせるの