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[193091] 終電
詩人:どるとる [投票][編集]


ふるえるような 孤独を抱えて
誰もが 生きてると言うよ

僕だけの痛みは僕だけのもので
だから誰も肩代わりはできないのさ

だから終電は 過ぎてく 夜の向こうへ

夢に見たような明日を探して。

2016/12/11 21:32



[193089] 私という欠片。
詩人:もとり [投票][編集]




一人でも生きていける


裏切られる位なら

騙される位なら

友情や恋愛なんていう

そんな戯言なんて要らないわ


そうやって乗り越えていける位には

私は強い



お願い捨てないで

愛して欲しいし守って欲しい

私を丸ごと受け入れてほしいの

もう一人にしないでなんて


泣き叫んで引き留め様とする位には

私は弱い



虚勢を張って生きていて

切り貼りした愛情が有れば充分で

それでも誰か傍で見守って居てと願うの




誰からも愛されてない

それだけで何も無いと感じる位に

私は脆いから





2018/06/19 09:34



[193088] 友達と恋人の境界線。
詩人:もとり [投票][編集]



私の求めてる愛の形が朧気で

私だけに注がれる愛情なのに拒絶する



愛さない

違う、愛せないの


人の好意を踏み躙り

人の優しさを突っぱねる



苦しいのは私も同じなのよ、と

理解されるはずもない苦痛は

私が表に出す資格は無いのかもしれない


幾度と繰り返す別れも受け入れ

構築した関係性を拒絶で無に返し

都合良くふり続ける雨と共に流してしまおう



弱音も

本音も

涙も

思い出さえも




2017/09/05 20:45



[193087] 北風小僧からの手紙
詩人:どるとる [投票][編集]


夕暮れの街を 北風が通りすぎます
北風小僧の手紙 ポストに 今朝届きました

今も消えない あのメモリー
今も聞こえてるあのメロディ

僕は 今も ずっと思い出のなかを
さまよう風さ

積み重ねてきた言葉を
空に向けて放つ

ほらね 世界はこんなに広い

答えなんてない
やっと気づいた。

2016/12/11 10:35



[193086] 空の飛び方
詩人:どるとる [投票][編集]


走るスピードにまかせて 風を切る
夜明け前 どこまでも続く道を行く

右足を前に出せば左足も前に出る
その繰り返しでどこまでも行ける

あきらめるのはいつでも出来そうだ
あきらめないでいることが
今の僕にできる ただひとつのあがき

風を うまくつかんで空を飛ぶ鳥を見た

照準を絞って 撃ち放つ 止まれない思いを

走らせて いつかあの光に ふれたい。

2016/12/11 10:27

[193085] はじまりのうた
詩人:どるとる [投票][編集]


どんな言葉なら 君は笑ってくれるの
足りない 優しさを集めて空に放つ

もう二度と消えない足跡を刻もう
忘れないように

割れるような 拍手で迎えてよ指折り数えても足らないこの喜びを

ときめくような瞬間を積み重ねてく
世界を見渡せば広すぎて迷うから

とりあえずはこの小さな一歩から 始めましょうか

言葉を 使わずに心を通わせられたら
戦争なんか 明日からでも消えてなくなる

今なすべきことを きちんとわかること
それが 大事なんだよ

夜を飛び越えて 会いに来て すべてのはじまりはいつでも今

歌を聞かせて 悲しみを忘れるための
なくした色を 思い出せたなら

はじまりのうた ドから奏でていく 最初のステップ

僕はなんだ
君はなんだ
世界はなんだ
疑問は晴れて
いつか答えに
たどり着くとき
その日を 待ってる

割れるような 拍手で迎えてよ指折り数えても足らないこの喜びを

ときめくような瞬間を積み重ねてく
世界を見渡せば広すぎて迷うから

とりあえずはこの小さな一歩から 始めましょうか。

2016/12/10 21:34



[193084] センチメンタルジャーニー
詩人:どるとる [投票][編集]


悲しい季節は 春ともなく 夏ともなく
冬を 隠した 白い雪が落とすかげろう

ページを またひとつめくった先に
始まる物語 私は今寂しいのだろう

どんな言葉を 知ってても
言葉にできない 気持ちもまた 知ってる

悲しみが何度 私の心にたずねてきても
春は何度もやって来るから 僕は笑うよ

強く 強く風に 立つ 花のように。

2016/12/10 10:11



[193083] 春を待つ花
詩人:どるとる [投票][編集]


恋をした 人の胸に咲く花は
つつましい色をしたきれいな薄紅色

声をからして 叫ぶ名前は
この世界で ただひとり
私が愛した人

白い雪が手のひらにそっと落ちて
言葉を 吐き出すまもなく
解けてなくなる
ほんの数秒の出来事
今夜 空を見上げる人たちは
永遠を願いながら

星に 祈るでしょう
大切な人の幸せを

みぞれのように 固く握った雪のかけら
この街を明日の朝には 覆い尽くして

言葉巧みに 愛を語ろうとしても
吐き出したそばから 唇を離れてく 願い

七色の 虹を描いた明日の空に
悲しみは ひとつもないことを
あなたはまだ知らない
僕もまだ知らない

赤と緑に染まった 街並み
今夜だけは涙はいらないだろう

白い雪が手のひらにそっと落ちて
言葉を 吐き出すまもなく
解けてなくなる
ほんの数秒の出来事
今夜 空を見上げる人たちは
永遠を願いながら

星に 祈るでしょう
大切な人の幸せを。

2016/12/10 09:51



[193082] 桜の思い
詩人:どるとる [投票][編集]


季節の移ろうように 花びらは色を変え
あなたと出会いもう何度、春を数えたか

公園通りには 膨らんだ蕾が 遠い春を待ってる

優しすぎるのと あなたは 言った
でも僕はあなたが言うほど 冷たくはなれずに

鼻先にふれる 甘い風
雪を解かして 密やかに隠れた桜の思いに
恋に似た かたちを思い描くのは
きっと 偶然じゃない

僕らは 明日も 待ち続ける 遠い春を。

2016/12/10 09:31



[193080] 心身遺失
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

心を失えば死にたくなるし
体を失えば生きたくなる
心身ともに健康でありたいと願っても
叶えたいのなら行動しないとね
それが出来たなら
何も失わずに済んだのに
それが出来たとしても
失わずにいたとは言い切れないだろ

誰か拾ってくれていないか
どこを探しても見つからず
年数だけを重ねていく
ああ また春が来た
ああ また年を越すのか
繰り返し繰り返し
後戻り出来ないとわかっていても
中々前に進めない
何をしているんだか
心身ともに健康でさえあれば
もっと先へと進めたのかなあ

紆余曲折
立ち止まった数だけ折れ曲がる
決して綺麗とはいえない道を歩んできた
最短でも全うでもないが
それでもこの軌跡だけは失われずに
振り返れば ただそこに在る

たとえ心が見つからなくても
たとえ体が壊れてしまっても
消せない轍
生きてきた証だけはいつまでも
そこに在る 誰にでも在る
失われずに他には何も遺さなくとも





2016/12/09 10:28
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