詩人:どるとる | [投票][編集] |
白い雪が屋根まで高く積もってる
子供達は夜を今か今かと待っている
雪だるまをつくろう 雪合戦もしよう
でも 忘れないで
今の気持ちを このときめく瞬間を
クリスマスってだけで どこか特別な夜だ
恋人もいないけど 通りを歩くだけでも
楽しい気持ちになるよ
だから 今日は 僕にとっても特別な夜だ
まぶしい明かりの 中へ駆けていこう
寒そうに 襟を立てて 歩いていく
サンタクロースに何をお願いしたの?
聖なる夜の 終わらない よもやま話
暖炉のそばで 聞きたいな お父さんとお母さんのなれそめを
クリスマスってだけでなぜか 浮かれ気分だ
プレゼントもらえるわけじゃないけど 心に何かもらったよ
きっとそれはお金では買えない贈り物
にぎやかな 声がする 方へ駆けていこう
遠い昔の ことを思い出していたんだよ
枕元に 提げた 靴下
次の日の朝には プレゼントが入ってた
あの日のときめきは今でも忘れない
きっと今はもう 手に入らないときめきだ
でも今夜あの日と同じときめきを
子供達は 期待してるんだろう
クリスマスってだけで どこか特別な夜だ
恋人もいないけど 通りを歩くだけでも
楽しい気持ちになるよ
だから 今日は 僕にとっても特別な夜だ
まぶしい明かりの 中へ駆けていこう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
似合わない優しさで 不器用に微笑んで
手のひらに落ちた花びらは春のしらせ
まだ少し早い春の訪れを 教えていた
どんな言葉に代えても 伝えられない思いがある
君がくれた そのすべてを何があっても忘れないから
同じ時間を 過ごして同じ思い出を 重ねていく毎日の中で
少しずつ色褪せてく命 いつまで元気でいれるかな
わからないけど いつまでも この気持ちだけは変わらないでいたい
「愛してる」
読みかけの本に挟んだ 栞の代わりに 桜の花びら
二人で行った 場所
写真には 撮らない
その代わり胸の中に 刻まれる 形のないメモリー
夜明けの 街に 昇る 朝日が 照らしたのは 明けるはずもなかった夜
君が くれたんだよ 生きる喜びを
一人にひとつ与えられた 限りある時間の中で
命には誰にも 等しく 終わりが用意されてて ひいきなどない
だから当然僕はいつか死んじゃうんだ
僕の頭にあるのは君を幸せにすること
涙は 僕を強がらせるから だから強くいたいときは泣かないよ
だって泣いたら 優しい君は 一緒に泣いてしまうから
僕は君を 笑顔にするために 生きている
だから 君を泣かせるわけにはいかない
強く 笑うんだ
強く 笑うんだ
君がくれた そのすべてを何があっても忘れないから
同じ時間を 過ごして同じ思い出を 重ねていく毎日の中で
少しずつ色褪せてく命 いつまで元気でいれるかな
わからないけど いつまでも この気持ちだけは変わらないでいたい
「愛してる」
詩人:どるとる | [投票][編集] |
生きたいと 思う
だけど
死にたいとも思う
いつでも
そのどちらかを行ったり来たりして
生きたいと思うように笑って生きている
死にたいと思った昨日の自分を
なかったみたいに生きている
人の 優しさにふれて 死のうとした自分を恥じた
手首に走る 傷跡をそっと 撫でた
いつの間にかただ生きていることがうれしくて 泣いている
人を 好きになる
だけど
人を 嫌いにもなる
いつでも
そのどちらかを 決めかねて 迷ってる
気づけば また誰かを好きになっている
でも気づけば また誰かを嫌いになってる
小さなことで 心と心が離ればなれ
いつでも僕を 傷つけるのは僕と同じ人で
そして僕を助けてくれるのも僕と同じ人
どちらか選ぶなら 僕は人を 憎むより愛していたいと思う
人を簡単に 傷つける人もいる
人を殺めてまでお金を欲しがる人もいる
そんな中で 何の見返り気にせず
誰かを思い 絶えず誰かに 注がれるまなざしがある
人の 優しさにふれて 死のうとした自分を恥じた
手首に走る 傷跡をそっと 撫でた
いつの間にかただ生きていることがうれしくて 泣いている
だから もう少し 生きてみよう
また 明日笑えるように。
詩人:猫のあし | [投票][編集] |
真っ青な空が
暗くなってく
きみの影が
大きくなっていく
真っ暗な闇は
嫌いだったね
どんなに暗くても
どんなに淋しくても
きみを見つける人は必ずいる
きみが目を背けなければ
見失わないよ
だから逃げないで
目を閉じないで
必ず
見つけるから
詩人:理恵 | [投票][編集] |
悲しい気持ちは引きこもり
2年ぶりに外に出た
そんなことないよ!
こんなに素晴らしいことがあるじゃない!
もっと楽しいこと考えようよ!
悲しい気持ちはまたお部屋に帰る
楽しい気持ちは一緒に遊んでくれない
憎い気持ちは攻撃的だからビクビクしちゃう
そして悲しい気持ちは存在しなかったことにされる
仲が良いのは死にたい気持ち
でも死にたい気持ちも引きこもり
たまにネットで連絡取ってる
引きこもりだからなかなか会えない
でも
もしも現実で一緒になったら
自殺しようねって約束してる
きっと受け止めてくれるのは
深い海の底だけだから
H28.11.28
詩人:どるとる | [投票][編集] |
冬は 春を待つあいだのしばしの我慢
寒さも慣れたら心地よくなってしまう
氷の張った水溜まり覗きこんで
逆さまの空と 惚けた顔が 映る
白い吐息を 口元にまとわせながら
夜が明けるのを じっと待っていた
ほんの少しの切なさが 胸を焦がして
うまく言葉に出来ない気持ちになる
絶え間なく重ねた声は 春に届くかな
蕾を抱いた 木々の枝先に願いをたくす。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
遠く離れる あの人に 伝えられることはあるだろうか
手紙にしても 言葉にしても 伝えたいことが 多すぎるから
せめて あなたが 私を忘れてくれますように
抱いた思いは 何かの間違いなんだと嘘をつく
あなたが 私を思うように
私もあなたを 思う
今は 遠く 離れていても
いつかまたどこかで会えたなら
そのときは 笑って
過ぎた昔を 語れるように
なくしものはいつまでも 見つからないほうがいい
そのときの 悲しみまで 思い出してしまうから
重ねていく時間は 誰にとっても永遠じゃない
そんな わかりきったことが この世界のすべてだ
通り過ぎてく雨に 降られて
傘もなく 立ち尽くす駅のホーム
オレンジ色の 空がよく見える場所で
雪が降るのを待ちながら
時を さすらう風になる
一年後、十年後、百年後
会えないかもしれないし
会えるかもしれない
そのときは 僕も歳を重ね
おじさんになっているだろう
君はわかるかな
あなたが 私を思うように
私もあなたを 思う
今は 遠く 離れていても
いつかまたどこかで会えたなら
そのときは 笑って
過ぎた昔を 語れるように。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
見えないものばかりだろうこの世界は
雨は降るだろう 見えないまぶたの裏に
聞こえない音に 耳をすますように
見えない光に目をこらすように
そこにあると 仮定して
意味なんてもう なくしている
タイトルのない物語は 続く
フィルムは 退屈な日常を映し続ける
残酷な 最後でも 拍手で慰めれば
それは 虚ろな 世界に似合いの
苦し紛れのハッピーエンド。
詩人:ai | [投票][編集] |
触れると冷たくて
手が悴むんだ
触れると冷たくて
すぐとけだすんだ
あなたに似ているね
たくさん一喜一憂して
いっぱい泣いたこと
こんな風に些細なことで
懐かしくて
あたたかくて
詩人:どるとる | [投票][編集] |
不器用な僕らは 困ると意地を張るだろう
言葉に 頼りすぎてしまうのが悪い癖だね
ごめんねの一言が 言えればいいのに
それが出来ないんだ
君のいない夜は長く なるよ
何を食べても 味もしない
途方もない寂しさに包まれて
後悔で胸を 満たしている
思うことは 同じ
離れたとたんに 重なる思い
背中合わせでやっと素直になるよ
けんかのあとで 気づくんだ
つまらない意地なんか 張らなきゃよかったと
公園のブランコに座って頭を冷やして考えた
離れてみて わかったよ 君がいない僕の 駄目さを
強がることしか 出来ない自分が
どんな 言い訳してもたどり着く答えはたったひとつだよ
離れて初めて近づいた思い
一人になって やっと二人になるよ
風の 足跡 追いかけて
たどり着く 場所には 僕の影だけが
晴れた 日の下で揺れている
永遠は ないこの世界で永遠を願うなら
いつまでも 変わらない思いを
せめて 持っていよう
君のいない夜は長く なるよ
何を食べても 味もしない
途方もない寂しさに包まれて
後悔で胸を 満たしている
思うことは 同じ
離れたとたんに 重なる思い
背中合わせでやっと素直になるよ。