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[192690] 残り香
詩人:どるとる [投票][編集]


見上げた瞳に 流れる星の あとを追って
風の行方を 人差し指で 占った

色とりどりの 色に染まったこの街で
僕も きれいな色に染まれるかな

アジサイの上の カタツムリは
言葉少なに 語った
大切なものは ここからでも十分見える

記憶の片隅に 静かに残る 一滴の涙
空に届いて 星を浮かべた海になったよ

すべての命が いつか帰る場所。

2016/10/09 14:42



[192689] メロディ
詩人:どるとる [投票][編集]


踏み出した 僕の足が鳴らしたメロディ
ゼロから すべてが始まっていく

夜明け前の街は 少しばかり冷えるな
凍えないように 毛布にくるまった

描き出した 夢の果てに 何があっても
「諦め」という 選択肢に 屈したりはしない

ありままのイメージを形にしても
あやふやな 輪郭線をたどる あしあと

どこまで行けるかな それさえわからないままだ。

2016/10/09 14:29



[192688] オクトーバー
詩人:どるとる [投票][編集]


舞い落ちる 枯れ葉に重ねた
今はもう いない 誰かさんの面影

街は 少しずつ暑さを忘れていくよ

言葉もなく ただ立ち尽くす景色に
僕は流されていく 人混みの中へ

降るような足音に紛れてる
小さな 泣き声を今日 見つけたよ

ずっと 探していたような気がする
優しさを 手にしたオクトーバー

庭でカラカラと風が笑えば
誰もいない 部屋に思い出が帰る

そして懐かしい肌寒さがよみがえる

夕暮れの街は どこかやっぱり寂しくて
だからつないだ手のぬくもりが有難い

今だけは強がらず弱さを見せていいよ
優しい人は すぐそば笑うのです

いつまでも ふれていたいから
時を計る時計なんていらない

忙しさから抜け出せず また一人
黄昏て 見上げた空に 一番星が ひとつ

言葉もなく ただ立ち尽くす景色に
僕は流されていく 人混みの中へ

降るような足音に紛れてる
小さな 泣き声を今日 見つけたよ

ずっと 探していたような気がする
優しさを 手にしたオクトーバー。

2016/10/09 08:43



[192684] 炭酸水
詩人:アルバトロス [投票][編集]

渇いている
でもね その炭酸水は砂の味がするから

渇きを与える
そう その炭酸水は砂の味がするから

唾を飲み込んでみる
でもね その炭酸水は砂の味がするから

それでは満たされない
そう その炭酸水は砂の味がするから

飲み干してしまいたい
眩しすぎる灰色の君を
何度も吐き出して
何度も飲み干してしまいたいのに


君がいるせいで
また渇いている
でもね その炭酸水は砂の味がするから

2016/10/08 00:50



[192683] まばたき
詩人:どるとる [投票][編集]


そっと目を閉じて
暗闇の中に光を探した
窓の外では降りやまない雨が降ってる

何色でもない 色に染まって
どしゃ降りのなかを駆け抜ける
まばたきの合間に
見えた気がした 明日

町中が 明かりを消したような 真夜中
出会う人もなく ただ流れていく時間

一人さえも いなくなったような世界
なんならこの寂しさに 名前をつけようか

今ある そのすべては なんのためにある
幸せのすぐ傍で 平気で人が死んでいる

ため息を まとわせて 風切るように走る
睡魔に勝てずに 乗り過ごした電車

気づけば ここは見知らぬ駅だ
看板には 「未来」と書かれている

町中が 明かりを消したような 真夜中
出会う人もなく ただ流れていく時間

一人さえも いなくなったような世界
なんならこの寂しさに 名前をつけようか。

2016/10/07 20:41

[192682] 道しるべ
詩人:どるとる [投票][編集]


足元に引かれたスタートのライン
確かめたのなら そこが始まりの場所

ちょっと深呼吸 雨上がりの虹を
描いた空に 投げたスマイル

百あるうちの たったひとつの運命
手にした僕らは 幸せなんだろう

道しるべは落とした涙だ
迷わないで 帰れるように
また何度でもスタートラインを探す
明日の君に出会えるように

この街で一番高いビルにかけ上って
見下ろした街 橙に暮れていた

いくつの 分岐点を過ぎただろう
降りる駅を間違えないようにしなくちゃ

味の無くなったガムをまだ噛んでる
いつか味が出るかもなんて期待して

南南西に 舵をとれ あの星を見失わないように
瞬く光に 謎は暴かれて
そして再びスタートラインに 立ち返る
明日の君が 笑えるますように

目をつむった 瞬間
飛び込んできた
無数のイメージに
飲み込まれて
僕はがらんどう

道しるべは落とした涙だ
迷わないで 帰れるように
また何度でもスタートラインを探す
明日の君に出会えるように。

2016/10/07 20:34



[192681] スーッといって
詩人:アルバトロス [投票][編集]

スーッといって

ストン!

スーッといって

フワリ!

スーッといって

クルンッ!


スーッといって


…ドカーン?



ねぇ、どうなるかな?
上を見上げて聞いた

どうなるだろうね?
少し笑って答えた声

肩には大きな手
僕がどこかに飛んでいかないように



スーッといって…


どうなったんだろう
あのときは穏やかな青空だったっけな

2016/10/07 04:37



[192680] 告白
詩人:アルバトロス [投票][編集]

知らないうちに夜が明けて
知らないうちに太陽が沈む
よくわからないけれど生きていて
よくわからないけれど死んでいくんだろう

ねぇ、知らないことばかり
よくわからないことばかりだね
知ったかぶりして
わかったふりしてるだけだと思わないか
今日も自分はおいてけぼり
遠くから自分の背中を見ている
見えなくなったときが死ぬときかな
そんなことを考えながら
ずっと同じ場所から動けずにいる

「今日は何があったんだい」
そう誰かに聞いてほしくて
重大な告白をしたくて、したくて

2016/10/07 04:04



[192679] 遥かな信念
詩人:さみだれ [投票][編集]

目に見えないものを
私は信じたい
あなたを疑う心を信じて
あなたを見つめたとき
その形や色や輝く様を
心に閉じ込めて
いや、放ちたいんだ
オーロラの向こう
恒星が照らす星々を
この手に掬って
私は思う

暗い夜道を抜けよう
ランタンひとつでいいよ
足元を照らすだけの勇気が
歩き出す道になるのだから

クオリアは言う
信じてみよう、と
私はその声を初めて聞いた
ほんとはずっと聞こえていたのに

2016/10/07 01:04



[192678] 
詩人:どるとる [投票][編集]


君をなくしてから 随分僕は変わったよ
必要になってから探すような体たらく

こんな僕でも君のこと 幸せにできたかな

君が知りたがったあの星の名前や花の色
寂しそうな遠くの町明かりが揺れた

言葉もなく 僕は恋に落ちた
手を 伝ってぬくもりは届いた

出来損ないの 紙飛行機
あの屋根を 飛び越えていく

少し背伸びして やっと見える幸せ
遅れてささやいた 愛してる

キスが下手くそねと君はよく笑った
桜も今年も終わりだねとごまかした

積み重ねたのは時間ではなく思い出

眠くなるまで言い合ったお互いの好きなとこ
嫌いなところもいつか好きになれたらいいな

陽射しにふれたような 暖かな手ざわり
僕を 君は軽々 幸せにしてしまった

人にはどうして終わりがあるんだろう
命があるために永遠を持てない

いつの間にか 隣には隙間が空いた
なくしてはじめて気づいたんだ

一秒にさらに 一秒が重なってゆく
膨大な時間の 連なりが
人の一生になっていくんだな
それは なんて凄いことなんだろう
僕は 面食らったようになる

言葉もなく 僕は恋に落ちた
手を 伝ってぬくもりは届いた

出来損ないの 紙飛行機
あの屋根を 飛び越えていく

少し背伸びして やっと見える幸せ
遅れてささやいた 愛してる。

2016/10/06 20:34
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