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[192570] そのままの君でいて
詩人:どるとる [投票][編集]


猫が屋根の上で夜空を見上げてる
その長いしっぽで 月を撫でている

明けない夜なんてどこにもないって
誰かが言ってるけど僕は信じないよ

降りやまない雨だってちゃんと
この世界には あって

誰もが消えない傷痕を一人抱えながら
それでも生きてることを知ってるから

偉そうなことは言えないけど
頑張ってる 君の毎日を
どこかで 誰かが見ている
そんな気がして

疲れた顔をして 笑ってる君に
泣いてくれれば いいのにと責めた

君がどんな気持ちなのか知りもせずに
ただ強がってるようにしか見えなかった

誰もがそれぞれの迷いや悩みを
胸の内にかくしてる

同じ今の中に いくつもの人の今がある
あるときは泣き またあるときは笑って

誰かに愛されて そのぶん誰かを愛して
ありがとうなんて 照れながら笑う
似合わない笑顔浮かべて
今日も生きてる

出来れば いつも笑っていたくて
でもそんなのは無理な話で
だから 時には八つ当たりもするさ
それでも そんな自分の不甲斐なさや
弱さを知ってるから泣かせたあと
泣いてる君にあわてて謝るんだ
また 君と笑っていたいから

誰もが消えない傷痕を一人抱えながら
それでも生きてることを知ってるから

偉そうなことは言えないけど
頑張ってる 君の毎日を
どこかで 誰かが見ている
そんな気がして

誰かのストーリーは今日も続いていく
その人のためだけに夜は明けて

明日の君が 笑ってるイメージは
捨てなくてもいい

そのままの君でいて。

2016/09/18 18:31



[192569] 一歩
詩人:どるとる [投票][編集]


見上げた空は目も眩むほどのブルー
まぶしい太陽が 畑に降り注いでる

おはよう おやすみ 繰り返すのはいつもの言葉

また明日ねで 今日が未来につながる

とびきりの笑顔で迎えた夜明けを
今 思いきり抱きしめて
君の心は翼になって
世界の果てまで 行く
なにかが 始まる予感
最初の一歩を踏み出すときは今。

2016/09/18 18:17



[192568] 面影
詩人:どるとる [投票][編集]


春を待たずに 旅立った
君に手紙を 書いている
下手くそな文字と 君は笑った
相変わらず 下手くそなまま

今年もまた 桜が咲きました
見事なものだと 思います

時が過ぎても今も忘れられぬ面影
そんな僕の弱さを君は笑うかな

春だというのに どこかもの寂しいのは
大切なものが 僕にはひとつ足りないから

わがままかもしれないけど
また会いたいよ

叶わない願いだとしても
星が流れれば 願うのはそればかり

雨が洗った 街並みを 傘を差して歩いた
宛もなく ただふらりと さまようけど
何を僕は 探しているんだろう

シャツを一枚 重ねて 寒さをしのぐ
もうすぐ 暑さも 忘れてしまうだろう

僕は君のために歌を作ったんだよ
言葉にできない思いを込めて歌う

この街に消えない悲しみがひとつ
ただ一人の人の幸せを祈った

僕は誰のために 生きればいい
迷子になった歌声

誰かのために 生きると決めた
あの日の 僕は まだここにいるのに

暮れていく街並みため息とベランダ
路地裏の暗がりと 猫のあくび
もう何度目の夜明けだろう
数える暇もないまま

時が過ぎても今も忘れられぬ面影
そんな僕の弱さを君は笑うかな

春だというのに どこかもの寂しいのは
大切なものが 僕にはひとつ足りないから

わがままかもしれないけど
また会いたいよ

叶わない願いだとしても
星が流れれば 願うのはそればかり。

2016/09/18 18:06



[192567] 午後の車窓
詩人:どるとる [投票][編集]


昔の人が 空を見上げて星に名前をつけた
遠い昔のずっと昔のあなたに会いたい

流れる風の 足跡を追いかけて走る
翼もない僕は 大地を一歩ずつ歩いてく

他愛ない 笑い声にいつも囲まれながら
幸せそうに 僕ものんきに笑いながら

この先にあるのが悲しみだと知ってても
僕は行くだろう
誰かが落とした涙を道しるべにして

地図にはない 場所へ行くための
果てしなく宛もない旅路になる

今日の思い出を 抱きしめながら
車窓に映る 遠ざかる街並みを

僕は 胸に忘れないようにとどめて
今あるこの時間の重みをかみしめて

川の流れを止められないように時間は
流れるまま 今を過去に変えて未来に手渡す

花束を 風に束ねて
空の果てまで
届けと祈る
僕の声はほころんで
綿毛になって 一足先に旅に出るよ

午後の窓に映る 景色 それはまるで
いつか見たような 夢で見たような

縁側で並んで見た夜の月も
あの日流れた星のかたちも

僕は二度と忘れないように 刻むから
いつかの気持ちを思い出している

生きている 花も
風も 命のかたちは様々
心が 醜いから
美しいものが 見えないというなら
僕の心もまた 命ある ひとつの輝き
胸に手をあて 鼓動に 聞くよ

地図にはない 場所へ行くための
果てしなく宛もない旅路になる

今日の思い出を 抱きしめながら
車窓に映る 遠ざかる街並みを

僕は 胸に忘れないようにとどめて
今あるこの時間の重みをかみしめて。

2016/09/18 17:39



[192566] サンデー
詩人:どるとる [投票][編集]


画用紙に 描いた夢
君はどんな夢を
持っているの
僕に教えて
こっそりと
僕に教えて
誰にも言わないから

サンデー サンデー

いつものサンデー

笑って 泣いて

今日もまた明日

明日も元気で

笑えたら いいな

サンデー よろしく

サンデー とにかく

面倒なことばかりだ

マンデー チューズデー

サンデー 今日は

サンデー いつもの

サンデー 今日は

でもいつもとは

少し違う でも

どこが違うのかは

わからない。

2016/09/17 20:26

[192565] ときめきをあなたに
詩人:どるとる [投票][編集]


寒い雪が降る夜には 誰もが 笑ってその日を待ってる
きらびやかに輝く 星飾りで お洒落したツリー

今夜は誰もが 幸せな気持ちになれる
僕は そう祈るよ

今夜だけは 奇跡が起きればいいな
泣いてる人も笑って過ごせるように

粉雪が 道を白く染めていくのを
どこかで見てるサンタクロース

もしも 願い事がひとつ叶うのなら
世界中の人たちの幸せを祈るだろう

悲しみなんか忘れてしまうくらい
今日という日が 素敵な夜であれ

その日だけはわがままになってもいいよ
この街はケーキ ろうそくは街の灯

しんしんと降る雪は言葉にならない 気持ちにさせる

目を閉じても 消えない静けさの中に 咲く思い出

子供の頃、僕がまだ君くらいのとき 楽しみだったよ

僕は後回しでいいから 誰かの心にプレゼント届けてよ

子供の頃に 出会ったクリスマスのように同じときめきをあなたに

窓の向こう 恋人を待ってるあの人は
手を寒そうに擦りあわせながら
空を 見上げてる その顔には笑顔

幸せとはきっとそんな何気ない瞬間のささやかな喜び

今夜だけは 奇跡が起きればいいな
泣いてる人も笑って過ごせるように

粉雪が 道を白く染めていくのを
どこかで見てるサンタクロース

もしも 願い事がひとつ叶うのなら
世界中の人たちの幸せを祈るだろう

悲しみなんか忘れてしまうくらい
今日という日が 素敵な夜であれ

今までのどんな
夜より 素敵な夜になれ。

2016/09/17 20:17



[192564] 願いはひとつ
詩人:あゆみ [投票][編集]

戻れない過去に泣いたこともある
傷ついた時はそっと手をとってほしい
忘れたい過去に泣いた夜は
明日になればきっと輝くって希望を教えて
ずっと殻に閉じ籠っていた
歩いているよ
消えない傷は啄んで飛んで行けばいい
歩いているよ
もっと光り輝く日々を私へと
願いをこめて今日を生きる

2016/09/17 15:51



[192563] 言葉のかたち
詩人:たかし ふゆ [投票][編集]

誰かに覚えていてほしくて
生きているはずなのに
気が付けば
一人で浜を歩いている

この国の海風は少しだけ強い
黒人と白人と黄色い肌の子供たちが
笑いながら駆け抜けていく
その横目
風船が舞う空は異様に青い

空の白い部分は雲
青い部分は何だろうか
答えのない世界の果てで
廻る、言葉とリズムと誰かの優しさ

2016/09/16 23:17



[192561] 空き缶
詩人:どるとる [投票][編集]


正しくいようとすればするほどばかを見る世の中なら正しさは何のためにあるのだろう

道に落ちてる空き缶ひとつ 拾えない僕に
一体誰を愛せるというのだろう
一体何を守れるというのだろう

頭が痛くなるほど考えた すべては

空き缶を捨てた人も誉められたもんじゃないけど
落ちてる空き缶を見て見ぬふりした僕も同罪だ

人を思う気持ちを 当たり前のように大切にしたいな
どれだけ 時が流れてもそれだけは 変わってはいけない

何かと便利すぎる世の中だから
人はなるべく苦労を 避けたがるけど
誰かのためにする苦労なら苦労とは思わない
目の前で誰かが 困っているなら
手をさしのべる 余裕をいつも持ってたい

これだけの人がいるのに ただ一人に注意を向ける人はいない
愛なんて ドラマの中だけのものだよ

見上げた夜空に 輝く星を 数えながら
君と歩きたいな
永遠の時間なんていらない
一瞬でも輝ければ
僕も星になれる

誰かを思う気持ちと気持ちの 間にはさまれて生きている
あなたが僕を思うとき僕もあなたを思うだろう

つまらないことで 人の命を奪ったり 傷つけたりする世の中でも
誰かを 愛する人の優しい眼差しが 灯っている
世界を照らしているのはそんな 人たちの思いだ

目を閉じると 今も
まぶたの裏に映る
誰かの 眼差しが
ぬくもりが
この手に 今も残されている
それは僕が愛されていた紛れもない証

何かと便利すぎる世の中だから
人はなるべく苦労を 避けたがるけど
誰かのためにする苦労なら苦労とは思わない
目の前で誰かが 困っているなら
手をさしのべる 余裕をいつも持ってたい

出来れば 君を思って 笑っていたい。

2016/09/16 19:43



[192559] 秋桜
詩人:ストロベリーシンドローム [投票][編集]


季節外れの向日葵を
ただ静かに眺めてる
夢の時が行き過ぎ
やがて秋の陽

不器用だけれど暖かい
笑顔を持ったあの人の
サヨナラ言葉 抱きしめ
この愛 見送る


苦しさと切なさで
心を塗りつぶし
少し大人になった私


秋風への忘れ物
無くしてから気がつく
秋風への忘れ物
無くしてから気がつく


私の髪に 秋桜を
飾った優しいあの人は
恥ずかしく俯く私に
「綺麗だ」と言った

そんな貴方の面影を
追って悲しくなっては
見渡すのよ この場所
風に揺れてる 紫


愛しさと寂しさで
心を埋めて
少し大人になった私


秋風への忘れ物
二度とは戻らない
秋風への忘れ物
二度とは戻らない

貴方を想い書いている
届くはずもない手紙たち
心残りのあの日に
戻りたいのです


無邪気な二人の戯れや
笑い合っては語り合い
一つ一つの想い出が
胸を駆け巡る


愛しさと切なさで
心を満たし
涙が目に染みる季節

秋風への忘れ物
無くしてから気がつく
秋風への忘れ物
無くしてから気がつく

風の中 夢は過ぎ
二度と戻らぬ 秋の陽

2016/09/15 00:55
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