詩人:理恵 | [投票][編集] |
あなたはどこへ行ったのですか?
蒼い翼をはばたかせ
幸せを唄った日のこと
私は今も覚えています
少しおぼろげだけれど
懐かしくも感じます
自由に詩が唄えた日
あなたは空を舞っていました
廃屋で泣く少女にそっと
口づけをしていました
あの廃屋も今やどこだったのか
思い出せずにいます
不確かな感情はずっと
私の中にくすぶっています
私は私を受け入れられぬまま
あなたのいた日々を懐かしみ
そして動くこともできぬまま
ただ地面を見つめています
H28.8.15
詩人:紅麗-クレイ- | [投票][編集] |
好きすぎて
愛しすぎて
ずっと同じ空間にいたいよ
でも君は僕を恋愛対象として
見てくれないんだよね
叶わない恋なら
出会わなければよかったよ
片想いは得意分野だけど
やっぱりつらいな
詩人:たかし ふゆ | [投票][編集] |
薬指が光って見える
出先から戻った直後の茶の間
寝転がる妻の指先を眺めながら
身を二つにしたことを実感する
振り向いた妻の飾らない視線
パスタの周りに蒔いたシナモンの香り
リングの内側に彫られた、他愛もない言葉
詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
皆さん、今までありがとうございました
票やコメント そして詩を読んでもらえた事が
とても 嬉しかった とても幸せでした
色々な感情が沸き上がって
凄い勢いで 作ってしまった作品たち
そんな感情も今では枯れはて
誰のために言葉を紡いでるんだろう
と考えてしまうようになってから
歌うことが出来なくなってしまった
私は少し 言霊から 言の葉から離れ
疲れきった心を休ませようと思います
今までありがとう
またいつか皆さんにお会いできますように
詩人:どるとる | [投票][編集] |
初恋を思い出すとき
そこには 学生服を着た
僕が上り電車に乗って揺られています
君は いつも席には座らず 窓辺で外の景色を見ていた
何を見ていたのかな
それともただぼんやりしてたのかな
今では もう わからないけど
どこか 大人びた君の横顔だけが
僕の記憶の中に 残ってる
僕の初恋はあの通学電車の中だよ
一度も声をかけられずに終わったけど
名前も知らない君は紛れもなく僕の初恋の人
桜の季節も 白い雪が積もる季節も
あなたは 窓の外を見ていた
あなたより先に降りるのは僕だった
ふと何かを思い出したように 時々表情が変わる
僕は君の何を好きになったのかな
特別かわいくもないけど
君から目が離せなかったよ
一度だけ笑った君を見たとき
僕はこれが恋だと気づいた
僕の初恋は 会話のない ささやかなもので
そもそも恋だったのかも疑わしいけど
あの時抱いた気持ちは 初恋と呼んで差し支えないだろう
電車に乗るたび君を探してしまうけど
君はそこにはいなくて そうとわかっていても
また探してるいつか また会える気がして
僕の初恋はあの通学電車の中だよ
一度も声をかけられずに終わったけど
名前も知らない君は紛れもなく僕の初恋の人
君によく似た人を見かけるたびに
胸の真ん中が きつく締め付けられるのは
あれが恋だったことを 僕に教えている。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
引き出しの中にしまった絵日記を
つい懐かしくて時間も忘れて見てた
時計なんてこの際持たないでいい
時間になんて縛られるつもりはない
昔、見たような 原風景の中にある
どこまでも続きそうな青い空に抱かれて
旅に出るなら ロマンと夢だけ
鞄に詰めこんで 地図にさえない場所へ
好奇心が ピークを迎えたなら
この心をざわめかせる正体を確かめに
どう転ぶのかもわからない旅だから
不安もついてくるけど期待もできる
風のあとを追いかける宛のない旅
ガイドブックもない行き当たりばったり
旅に出るなら 思い出話をしよう
いつか誰かに 聞かせてあげられるように
いくつものもしもが僕を待っている
たとえば何でもない今日が どれだけ大切な日になるのか
それさえも わからないまま
だから止まらない好奇心にまかせて 僕は旅立つ
昔、見たような 原風景の中にある
どこまでも続きそうな青い空に抱かれて
旅に出るなら ロマンと夢だけ
鞄に詰めこんで 地図にさえない場所へ
まだ僕が子供の頃に画用紙に描いていたような場所へ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
餃子を包むのが下手くそで
包んだはいいけど餡が皮からはみ出す
不器用な君に見かねた訳じゃない
僕は僕 君は君
ちゃんと 区別できるよ
遠い昔に愛を歌った人がいる
夢を歌った人もいる
僕は何を歌おうか。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
たまには愛する人に宛てて手紙を書こう
明日の僕が明日の君を幸せにできるように
泣いて笑って 何度も繰り返してきた日々
慣れたようにあなたの名前を呼んで
重ねた手のひらに 伝わる温もりが
二人の 間にできた距離を
ゆっくりと埋めていったね
並んで歩いた道や数えた夜空の星
そのすべてを忘れない
思い出というほど
たいしたものではない
だけど大事な宝物
不器用な 僕が失敗しながら
やっと築いた 小さな頑張りの賜物
そっと君に 届けたい さんざん勿体ぶりながら
いつか言葉にするのは ¨愛してる¨
ラブレターの最後を飾る言葉
生まれ持っての恥ずかしがりやだから
赤くなってしまうよ 夕焼け空みたいに
桜が咲いたり 雪が積もったり
季節によって色を変える並木道
時計の針が 刻むのは時間だけではなく
人の命も 刻むんだと
気づくのが 少し 遅かったかな
喧嘩したときに抱いた寂しさは
君の大切さを知るきっかけになった
もう二度と君を傷つけまいと
誓ったあとで 君がくれた数万回目のキス
どんなことでも頑張れそうだった
悪戯っぽく笑う 君を守りたい
宛名のないラブレターを 君に贈ろう
言葉にすればとてもありきたりな言葉
でもそれ以上でもそれ以下でもない言葉
眼鏡をかけて見た景色と
眼鏡を外して見た景色が
違うように 少しの差
昨日と今日の 間違い探し
いつまでも 変わらずにはいられない
老いていくのもまた幸せと
微笑んだら 新しい明日を迎えられる
並んで歩いた道や数えた夜空の星
そのすべてを忘れない
思い出というほど
たいしたものではない
だけど大事な宝物
不器用な 僕が失敗しながら
やっと築いた 小さな頑張りの賜物
そっと君に 届けたい さんざん勿体ぶりながら
いつか言葉にするのは ¨愛してる¨
ラブレターの最後を飾る言葉。