詩人:どるとる | [投票][編集] |
遠くへ行ってしまうあなたのために
手紙をしたためよう大好きな絵はがきで
もう二度と会えない気がするから
あなたとつないだこの手を離したら
夕暮れの街並みは誰かの帰りを いつも 待っているんだよ
言葉にすることのできないさよならは
手紙に書き記してあとは忘れたふりだ。
詩人:しゅんすけ | [投票][編集] |
俺は優しい女が好きだ
それもペラペラの
ハリボテみたいな優しさじゃだめだ
なぜなら極上の優しさを持つ女はきっと
死ぬほど辛い目にあっているからだ
誰にいつどんなふうにどれぐらいの間傷つけられたのか
想像するだけで体中の毛穴が
歓喜で沸き立つのがわかる
女が欲しいものが何なのか
想像するだけで
体中の突起が隆起するのがわかる
最高のキス
特別なセックス
ぴったりのリング
二人だけの時間
俺の全身全霊で
全てを受け入れた後の最高の笑顔が好きだ
だけど本当は
そのすべてが跡形もなく粉々になった時の
女のぐちゃぐちゃの泣き顔が好きだ
それを見て
心からの涙を流すとき
少し自分が好きになれるから
俺は優しい女が好きだ
詩人:香奈 | [投票][編集] |
嫌われてたって
それでもいいよ
ウザがられてたって
それでもいいの
元気でいてくれれば
笑ってくれていれば
貴女が大好きだから
貴女が
生きて、笑ってくれているのなら
それでいいよ
元気ですか?
笑ってますか?
ずっとずっと大好きだよ
これからも友達で
あたしはいるつもり
携帯にメールくれないからって
縁を切るのは違う気がするから
笑顔をくれた
貴女を
今度はあたしが
笑顔をあげたいのにね
でも…
連絡待ってます
何年過ぎても
貴女が大事だから
笑って欲しい
貴女は一人じゃないよ
こんなあたしだけど
想う事はやめないよ
嫌われてしまっても
構わないから…
元気でいてください
生きてください
大切な友達へ。
詩人:空色 | [投票][編集] |
私なら大丈夫だよ、と貴方は言う
私は強い、と貴方は笑う
笑ってどこかに行ってしまった
貴方はみてくれなかっただけ
笑顔で踏ん張ってた私を
悲しい、と囁いた言葉を
大丈夫であってほしかったんだ
強いと思いたかったんだ
貴方の背中はとても遠く、みえなくなった
詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
ふと空を見上げる
痛いくらいの日差しが
なにかを告げる
「今日も空は青いな・・・
どこまでも どこまでも」
こんな夏の
熱風のような恋でした
暑くて熱くて バテて果てて
終わりは果てしなく遠い・・・
そんな夏の恋でした
ふわり頬に感じる
それは貴方を奪った
爽やかな風でした
「今日も空は青いな・・・
貴方は今どうしているのでしょう」
夏の終わりの
寂しさの残る恋でした
幸せの手触りが
今ではとても懐かしくて
そんな夏の恋でした
足早に通り過ぎていく秋風に
「あの人が幸せならそれでいい」と
思えるような
素敵な夏でした
詩人:どるとる | [投票][編集] |
空の色を映した猫が大きなくしゃみをひとつ
昨日の雨が残した水たまりを軽々飛び越えていく
風見鶏は 風を受け止めて回る
僕らには 宛なんかないよ
だから悩み迷うんだ
まだ夜明け前の 街並みは 薄暗くて
もう少し 寝ていたい 気持ちだ
開拓と発展に 彩られた街の片隅で
いまだ アナログの石頭たずさえて
自転車転がして 夜明け前の街を走る
新聞を届けよう あなたのポストまで
本のページをめくっていくその先にある未来
一秒後の世界と一秒前の世界が つながってく
昨日 今日 明日 ひたすらそれの繰り返し
答えあわせにも飽きたから
たまには気まぐれになる
まだ夜明け前の 街並みは 薄暗くて
もう少し 寝ていたい 気持ちだ
開拓と発展に 彩られた街の片隅で
いまだ アナログの石頭たずさえて
自転車転がして 夜明け前の街を走る
新聞を届けよう あなたのポストまで。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
喧嘩してしまった 君が残した手紙
泣きながら 読んでる 夕暮れの台所で
普段は人前で涙なんか見せない君が
はじめて僕の前で泣いたのを見たよ
どんな言葉で 謝ればいいのだろう
探してる 仲直りできる言葉を
君を傷つけた僕を なかったことにしたい
君を傷つけたのと同じくらいに
腹が捩れるくらい笑わせたいのに
どこでボタンをかけ違ったのだろう
強がる僕は思いのほか 傷ついてる
歩道橋から 眺める沈んでく夕日
いつもならきれいと思えるのに
今はただそのきれいさは切ないだけ
いつまでも消えないあの日の君の涙
捨てたくなるような思い出ならいらない
でも君が笑うことが 一番の幸せだったよ
今日君を泣かせたのなら 明日挽回しよう
昨日の 流した涙を 笑顔で取り返そう
泣いたぶんだけ明日は笑おうよ
そう言いかけてやめてしまった恋
伸ばした手は 固い握りこぶしをつくった
ごめんの一言が どうしてってくらいに
素直になれないだけで 山の頂上みたいに
見上げるほどに遠いなあ
でも、僕が今一番言いたい言葉だ
君を傷つけた僕を なかったことにしたい
君を傷つけたのと同じくらいに
腹が捩れるくらい笑わせたいのに
どこでボタンをかけ違ったのだろう
強がる僕は思いのほか 傷ついてる。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
今はただ ぼんやりとしか見えない未来は
誰かの幸せを願えるほど余裕はないけど
イメージしているのは悲しい未来よりも
誰かと笑ってるような明るい未来なんだ
誰かを 僕もいつかは愛するのだろうか
そしてこの人と決めた誰かに 僕は愛されることができるかな
だとしたらその人に恥ずかしくないような人になりたい
絵に描いたような心を置き忘れた大人じゃなくて
傷ついた人を 励まし労えるような そんな優しさを手にした
ちょっと たまに転ぶくらいの
子供っぽさも持ち合わせた大人を 目指してる
誰もが子供とき画用紙に描いた未来は
こうなればいいなというぼんやりした願い
現実を 知った今では夢なんか持てないし
語るだけで恥ずかしくなるけれど
恥ずかしくないような未来なんていらない
思いきり夢とロマンに溢れた未来を 待っている
いくつもの朝と夜を 本のページをめくるように 追ってきて
季節は もうどれだけ過ぎたのか それさえも覚えてないや
夜空に輝く 星にたとえて 夢も同じだけあると言った
あなたの言葉が今も僕の中にある
大切な言葉だ 思い出すたび あなたに会える
自分の子供が 画用紙に一生懸命 描いてる 未来は僕が描いてた 未来と少しも 変わらないよ
未来を信じる気持ち
それが 夢を叶えることを僕は知ってる
誰かを 僕もいつかは愛するのだろうか
そしてこの人と決めた誰かに 僕は愛されることができるかな
だとしたらその人に恥ずかしくないような人になりたい
絵に描いたような心を置き忘れた大人じゃなくて
傷ついた人を 励まし労えるような そんな優しさを手にした
ちょっと たまに転ぶくらいの
子供っぽさも持ち合わせた大人を 目指してる。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
もう一歩も 歩けそうにないや
いつになく弱気になっている
人気ない夜明け前の街を歩いて
広げた地図には近道なんてなかった
幸せは いつも思うより遠くて
夜空に輝く星のように
手を伸ばせば 届きそうなのに 指先さえふれられない
雨はただ すべての人を濡らすために
今日も あなたの頭の上に降って
同じだけの喜びを悲しみに紛らせて
簡単にはわからないように隠してる
見上げた空に 星がひとつ流れたとき
夜空は特大の プラネタリウムに見えた
遠い昔の話を 誰かが聞かせてくれる
ロマンという言葉では語り尽くせない
間違ってることやただしかるべきこと
その一つ一つに注意深く目を配って
けっして おごらず自尊心に溺れず
怠惰な 日々に負けないように
ときには 苦しみに見舞われてみる 痛みに見つける光
神様なんて きっと探してもいないよ
救いがほしいなら強くなることだ
希望なんて ないとは言わないけれど
ただ泣くだけなら今じゃなくてもいい
たまに見えるくらいが幸せなんだよ
今は雨が降りやむのをひたすら待つんだ
夜が明ける まばゆい光に照らされる街
寝坊助の猫も あくびしながら目覚める
今日はどんなことがあるのだろう
不安もあるけど期待のほうが大きいよ
雨はただ すべての人を濡らすために
今日も あなたの頭の上に降って
同じだけの喜びを悲しみに紛らせて
簡単にはわからないように隠してる
見上げた空に 星がひとつ流れたとき
夜空は特大の プラネタリウムに見えた。