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[192244] エブリデイ
詩人:どるとる [投票][編集]


体よく並べられた
正しさに 逆らえず
鵜呑みにしたら
怪我をした

僕はついに道に迷った
今までの順調だった人生は
なんだったのだろうって思う

何か失敗するたび このままじゃ
誰かのせいにしてしまいそうで

先行きが心配だよと君は笑うけど
心配なのは僕なんだと食って掛かった

星を見上げても
そこに星がある訳じゃない
ずっと遠く離れた距離の光を目にしてる

テレビの宇宙飛行士が家族に向けて
笑顔で手を振ってるような
ほほえましい未来を僕も迎えられるかな

ただ過ぎてくだけの 退屈な毎日の中で
誰かを愛し 誰かに愛されたりして

見つけたあなたの居場所はここだよ
この世界で一番大好きな人が教えてる

結局何度 喧嘩したって すべてをわかりあえなくても
いつの間にか 一度は離した手をまた 結び直すようにつないでる
それが愛ならいいなと思うこの頃

何か失敗するたび このままじゃ
誰かのせいにしてしまいそうで

先行きが心配だよと君は笑うけど
心配なのは僕なんだと食って掛かった。

2016/07/27 17:35



[192243] 「幸せ」
詩人:香奈 [投票][編集]

未来が見えなくて
怖い気持ちだらけ


これからもきっと訪れるであろう辛い事
あたしは乗り切れるのかな

…幸せになりたいな
「毎日楽しい」って思えるような日々が欲しい



でも






もし
「あんな事で悩んでいたね」とか


「こんな事で泣いたりしたね」とか



年をとって


しわくちゃなバーサンになった時に


笑いながら言えたら



きっとそれは

「幸せ」だよね?


2016/07/27 03:32



[192242] 何がどうとか
詩人:tamagawa [投票][編集]


ふと、思ったんやけど
なんであんた好きなんやろ

「なんなんそれっ!」

にんまり笑って肩を揺らす

ああ、やっぱりそんなあんたが

好きやわ (*´꒳`*)

2016/07/26 22:51



[192241] クジラの歌
詩人:どるとる [投票][編集]


深い海の中で 息を押し殺しながら
夜明けを待ってる 光を蓄えながら

遠くの街では 名前も知らない誰かが
今日でその生涯を閉じたのです

すれ違うように生まれる新しい命の産声が こだまする朝

笑うような 泣くような クジラの鳴き声が 歌うように響くと

海は 凪いで 風は波をたてる 言葉にならない愛を描いて

骨組みを つくるように土台を形成して
幾つも連なるDNAの記憶をつないでいく

誰かが 残した思い出は花のように
いつまでも心にその香りを 留めるんだ

かなわなかった願いも 流れ星に乗せて空に届いたよ

雨に降られ日差しに焼かれ どんな季節も一緒に歩いた

手を結んで 唇を重ねて 編み上げる日々
出来映えはどうだい?

音符でいうなら シャープだろうか
ちょっとしたアクセントを人生に
付け加える 大事な音になるよ

笑うような 泣くような クジラの鳴き声が 歌うように響くと

海は 凪いで 風は波をたてる 言葉にならない愛を描いて。

2016/07/26 22:32



[192239] 
詩人:どるとる [投票][編集]


雲は どこへ流れていくのだろう
宛もないまま 東へ西へ

風に呼ばれた気がして振り返る
道の途中で 見つけたものは
小さな石ころと 猿の腰掛け

僕を旅人と 呼ぶ人もいるけれど
人は誰でも 同じように旅人です

今日も何かを探しながら
ゴールもないような人生を歩いてる

青空に浮かぶ白い雲のように
ただあるがまま 瞳に世界を映して。

2016/07/26 22:09

[192238] 夜明け前
詩人:どるとる [投票][編集]


難なくかわした 誰かのつまらない自慢話
午後から降り出した雨はどうやら明日の朝には 降りやんでしまうらしい

夜明けを 待ちくたびれたような世界が
誰かの涙を何も言わずに見つめてる

ふいに生まれた愛しさや切なさなんかを
僕は 拭いきれずに今もこの胸に抱えてる

通りすぎてく雨 未来の展望を浮かべながら
明日のこと 考えたらもう眠れない夜明け前

宿題を片づけて テーブルに広げた世界地図
僕らは探したよ この世界のどこかにあるイメージにあるような場所を

読みたい小説も 観たい映画もないから退屈をもて余したまま時間が過ぎるのを待ってる

たまに 気づくとひどく落ち込むことがある
その理由を僕は痛いほど知っている

天気予報は見事に外れて すぐに止んでしまった
星が近く見えるほどほら 晴れた夜がある

誰かが描いた 夢を
憧れてばかりだった
僕は もういないよ
新しい道を開拓
僕は この目で すべてを見届けよう

ふいに生まれた愛しさや切なさなんかを
僕は 拭いきれずに今もこの胸に抱えてる

通りすぎてく雨 未来の展望を浮かべながら
明日のこと 考えたらもう眠れない夜明け前。

2016/07/26 17:56



[192237] 言の葉
詩人:どるとる [投票][編集]


ため息の数を数えて暇を潰している
見上げた空に どんよりとした雨雲

不安にさせるな 笑えなくなるから
たとえば悲しいときに思い出すのは誰ですか?

あなたがふと何気なく言った言葉が
もしかしたら誰かを傷つけて

同じように何気なく言った言葉が
もしかしたら誰かを救って

そんなふうに 僕らは言葉で
良くも悪くもつながっているんだよ

夕暮れ時の街に あふれる切なさは
昨日と同じ色で 空を染めている

工業団地の 工場の煙突から煙が上がる
あなたの顔思い出して なぜか泣きたくなる

あなたが悲しいときに会いたくなるのは誰ですか?

あなたがうれしいときに会いたくなる人と同じですか?

いつも 僕に優しく笑いかけてくれる
あなたのイメージを空に描いてる

すんでのところで救われて
また今日も たまたまが重なって
僕は笑えたけど明日はどうかわからない
不安は募る それでも希望は捨てない

あなたがふと何気なく言った言葉が
もしかしたら誰かを傷つけて

同じように何気なく言った言葉が
もしかしたら誰かを救って

そんなふうに 僕らは言葉で
良くも悪くもつながっているんだよ

そのつながりが明日もあるように
僕は今日も君の手を握るんだ。

2016/07/26 17:32



[192236] フラワー
詩人:どるとる [投票][編集]


ほんの少しのまばたきの間に
一瞬消える君の姿におびえている

そのまま消えてしまうんじゃないかと
大袈裟なことを 考えてしまうんだよ

窓辺の花に重ねた人の命の短さにその脆さに僕は何度だって気づいてしまう

そして君はまばたきをするたびに
僕の瞳に浮かんでは消えてく

それがとてもとても恐いから
せめて君の温もりを感じたくて
君の手をぎゅっと握るんだ

映画を見終わったあとの気持ちに
少し似ている 紛れもなく悲しい気持ちだ

エンドロールまで見逃したくないと
みんなが席を立ったあとも一人残ってた

痛みは同じなのに 伝わるものが違うだけで 僕と君はわかりあえない

そして僕はまばたきの瞬間の
その一瞬にフラッシュを焚いて

君の笑顔や涙をこの瞳に焼きつける
ずれたアングルとぼやけたピントで
思い出を咲かせるよこの心に

大切なのはきっと重ねた時間ではなく
その中に込めた思いや気持ちの分量

そして君はまばたきをするたびに
僕の瞳に浮かんでは消えてく

それがとてもとても恐いから
せめて君の温もりを感じたくて
君の手をぎゅっと握るんだ。

2016/07/25 22:23



[192235] 金メダルのヒストリー
詩人:どるとる [投票][編集]


愛なんて言葉があるからいけないんだ

複雑に絡み合う 憎しみと愛の かたむすび

目を閉じたままで 平均台の上を歩く
勘とセンスで 乗り越えてく距離

水泳の選手が 魚みたいに泳いでく
テレビの中に エールを送る

ドラマみたいな 感動はいらないな
拍手の渦に 包まれてく選手が
金メダルを手にするとき
同時に手にした勝利は誰のもの?

自転車にはじめて乗れたときのこと
思い出していたよ 河原で猛特訓

転んだ傷は数知れず
おかげで転ぶのには慣れたよ お父さん

痛みなんて 自転車に乗れたときに
全部消えたよ 魔法みたいに

金メダルを手にしたことよりも
その目に映るのはそこまでの道のり
頑張りや努力なんて言葉じゃ語れない
血のにじむ 時間が報われた瞬間が今だ

水を爪先で蹴って進む 息継ぎなしで
苦しさが僕にくれる それ以上の喜び

ドラマみたいな 感動はいらないな
拍手の渦に 包まれてく選手が
金メダルを手にするとき
同時に手にした勝利は誰のもの?

金メダルを手にしたことよりも
その目に映るのはそこまでの道のり
頑張りや努力なんて言葉じゃ語れない
血のにじむ 時間が報われた瞬間が今だ

手にした金メダルが持つ ヒストリー
浮かべたその涙が全てを物語っている。

2016/07/25 22:06



[192234] 夜明け前
詩人:どるとる [投票][編集]


高架下の壁に描かれた落書きが
いつになく 輝いて見えた日に
僕も迷っているのだと気づいて
少しだけ 立ち止まって悩んだりした

奥歯で噛み砕いた常備薬
水で飲み下して窓の向こうに 沈む夕日を見た

街は 今静かにその口を閉ざしたまま
今日の悲しみを 喜びをいくつも抱きしめて
あなたはあなたの今日を生きていて
僕は僕の今を生きて

たまに泣いたり笑ったりしながら
夜明けを待ちくたびれて眠れずに
猫を抱きしめて 君を思い出しているよ

ひんやりとした空気が包む朝
朝刊がポストに投げ入れられた
遠くの国の戦争や名前も知らない人の死に何を思うだろう

計算ばかりしてきたからだろうか
計算できないものに出会うと 目を反らす癖ができた

君はどんな夢を見ているのだろうか
そんなイメージを 広げては捨てていく
あなたはあなたのためだけに生きて
僕は僕のためだけに生きて

それが勝手なら何が正しいのだろう
夜明け前のまだ薄暗い街並み
僕は昨日見た夢さえ思い出せないよ

数回のまばたきのあとの 退屈そうな
あなたの横顔を ただ眺めている
そんな時間が 好きだったことも
今では 全部幻になってしまったな
伝えずに とうとう終わった恋の
必要なくなった思いを捨てられないのは
今でもその気持ちが変わらないからだ

街は 今静かにその口を閉ざしたまま
今日の悲しみを 喜びをいくつも抱きしめて
あなたはあなたの今日を生きていて
僕は僕の今を生きて

たまに泣いたり笑ったりしながら
夜明けを待ちくたびれて眠れずに
猫を抱きしめて 君を思い出しているよ。

2016/07/25 21:51
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