詩人:猫のあし | [投票][編集] |
自由に夢を語る
キラキラさせた目を観た
あの時の感覚を
今思い出した
その時は分からなかったんだ
今なら分かるのに
自由に夢をみれない僕は
不幸なんだ
小さくても
大きくても
夢をみれるのは
幸せで自由だ
僕はちっぽけで
いじけた不幸せなヤツだ
今更
何で思い知らされるんだ
未来をまた
語れるからかな
詩人:香奈 | [投票][編集] |
未来に希望が
持てなかった
将来なんて
考えたくなかった
だから逃げた
好きなだけ食べて
好きなだけ寝て
めんどくさい事なんか
絶対やりたくなくて
運動なんて
これっぽっちも
やらなかった
その結果
100kgを越す肥満に
それでいいと思ってた
これでいいと…
糖尿病とか
病気になって
死ねるならと
思ってた
ある日
親に言われて
ブツクサ思いながら
バイトの面接を受けた
『ニートではない』
という事だけが
受かりたい理由だった
働いているという事実だけが欲しかった
奇跡的に受かり
働き始めた
驚くほど
そこの人達、上司達は
優しかった
何より
褒めてもらえた
『上手く出来てるね』
『綺麗にやるよね』
『作業早いね』
気持ちが落ち込んで
休んでしまった時も
『悩みがあるならいつでも聞くからね』
落ち込んで
それでも頑張って
作業をした時は
『頑張ってくれたね!ありがとう!』
『偉い偉い!』
少しずつ
少しずつ…
…
そんな時
肥満が原因で
腰痛を患い、更に風邪を引いてしまった
上司と何度も電話で
話をして
『〇〇ちゃんがどうしたいかだよ。
こっちで勝手に決められないから』
私は…
私は……
『私はここで働いていきたいんです
辞めたくありません
続けたいです。
治して、ちゃんと
働いていきたいです』
それから
ダイエットを
本気で始めた
今まで運動なんて
しなかったのに
食事制限もした
ウォーキングをした
チャリで長時間
走った
今はマイナス20kg
でもまだ完全に腰痛は
治っていない
だけど
私は諦めない
『死』しか
望まなかった私を
救ってくれた
手を差し伸べてくれた
上司や皆さんと
私は『生きて』働いていきたい
詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
いちばんはじめは小学生だった
絵本が好きでエッセイが好きで
じゅぎょうで詩や俳句を習って
自分でも作ってみたいって思った
空とか雨とか自然をもとにしたり
マンガや本をさんこうにしたり
マス目のある学習ノートに書いていた
中学生になっても小説や漫画が相変わらず好きで
ルーズリーフに書いたりパソコンで配信して他の人と繋がったり
少しずつ輪が広がっていった
この頃になると恋愛だったり部活動だったり
人間関係を題材にすることが増えていた
自分の考えや想いを誰かに伝えることは
必ずしも正しいことではないと知り
誰かに相談をするということが苦手になって
そのくせ悩みや想いを留めておくことは苦しくてしんどくて
名前を変えて詩に文字に押しつけ消化していた
そんな僕も高校生になり携帯電話を持つようになった
iモードでたどり着いたのがこの部屋だった
誰にも言えない本音を素直に言える場所
綺麗な景色を綺麗だと言える場所
居心地が良くて気づけば10年居座っている
1日に何作も投稿できたり間が長く空いたり
一人称が僕だったり私だったり
10年変えなかった名前を変えてみたり
そんな自由気ままな自分を受け入れてくれている場所
声に出して言えない言葉がある限り
たくさんの人に共有したい景色がある限り
私はここで詩を紡ぎ続けるでしょう
これが私のすべて
お付き合い頂きありがとうございます
指先の僕ら
詩人:どるとる | [投票][編集] |
君は覚えているかな 忘れようとしたって
忘れられないくらい思い出はあるんだよ
笑ったり泣いたりしただけの 映画にもならないような
二人だけの 特別な物語がある
押し寄せる波に さらわれていく貝殻
砂に描いた 下手くそな 君の似顔絵波が かき消した
いつの間にか 隣にいたはずの君は いなくなってしまって
途方に暮れたように君を探すけど
笑ったこと 泣いたこと 皮肉にも君を失ってから気づいたんだよ
どんな素敵な思い出よりも ありふれたことが何より大切だったこと
いくら一緒にいても足らない時もありゃ
すれ違ってしばらく口も利かなかった時もある
わがままな僕と君は 似ている だからかな 割合うまくやっていたほうだと思うよ
日が沈むのを 歩道橋から 眺めてた
ここからの景色が 君は好きだった
人の暮らしが見えるからだって
失うために 積み重ねた時間なんかじゃない
永遠に続いたっていいくらいに 君を愛した
こんなことならもっと 君と一緒にいればよかった
世界のどこにも 君はいないなんて
こんな悲しみが他にあるだろうか 代わりなんていないんだよ
桜の季節にはまた 月ごとに日記が新しくなるように
新しい気持ちで まっさらな心で生きられる
そんな生易しいことならば 悲しみだってもう少し 可愛いげがあるんだろうな
いつの間にか 隣にいたはずの君は いなくなってしまって
途方に暮れたように君を探すけど
笑ったこと 泣いたこと 皮肉にも君を失ってから気づいたんだよ
どんな素敵な思い出よりも ありふれたことが何より大切だったこと。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
自分と書いて私と読む
あるいは僕と読む
人を疑ったり 信じたり
定まらない心は振り子のようだ
風の中に立って
探した 自分は
まだ 見つからず
見るもの 聞くもの
すべてこの世界なら
その形や色は 人によって変わるなら
輝けるかな 磨いても輝かないただの
炭鉱に転がる 煤けたような石ころも
いつか 変えようのない未来を知って
腰をおろす場所を 見つけたなら
タンポポの綿毛のようにそこに荷をおろして
僕はあなたを居場所にするよ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
人混みに紛れ さまようように歩いた
夕暮れの街は 誰もを寂しくさせる
帰路に着いたのは 随分暗くなってからで
道しるべは月の明かりくらいだったよ
「なんのために 生きているんだろう」
目的意識もないままに 今日も 僕は生きている
与えられた命を 粗末にする人もいる
人生をまっとうする人もいる
僕はどっちだろう いつまで生きれるかな
残された時間で足りるかな
あとどれくらい今日と同じように
泣いたり笑ったりできるだろう
星を数えながら 帰り道を 歩いた
寂しさをごまかせるほど器用じゃない
好きなあの歌を口ずさみながら
負けそうになるのをこらえてる
「僕は誰のために生きているんだろう」
生きる理由なんて必要なかったはずなのに今さら欲しがる
人を容易く 殺めるような人もいる
自分を省みず人を助ける人もいる
僕はどっちだろう 正しくあれるかな
間違ってないと 言えるかな
あとどれくらい今日と同じように
人の優しさにふれることができるだろう
意味がないと 吐き捨てたのは
いつか宝物と呼んでいた思い出
なくしただけで 大切なものは
すぐに 要らなくなるのかな
それではあまりに悲しすぎるよ
与えられた命を 粗末にする人もいる
人生をまっとうする人もいる
僕はどっちだろう いつまで生きれるかな
残された時間で足りるかな
あとどれくらい今日と同じように
泣いたり笑ったりできるだろう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
眠れない夜をどんなふうに君は過ごしてるの?
窓の向こうに広がる空に 君の顔を浮かべてる
珈琲のカフェインが回った頭で考える君のこと
笑いながら 泣きながら 近づく夜明けを
なんとなく待つように 遠ざけるように
不安と期待の入り交じる気持ちでいるよ
今だけはどんな言葉でも 慰められない
慰められたくもないから 放っておいて
始発電車の時刻確かめて 一番早い電車に乗って 世界の果てまで君を連れて逃避行
来るべきその時にそなえて 準備は怠りないよ
どんなことが起きてもいいように 期待なんてしない
疑ったり 信じたりするのももう疲れたから
まだ薄暗い線路脇の金網の向こうのホーム
電車が ブレーキを踏んで停まる
いつもの座席に 迷わず僕は座る
下手くそな口笛に名前をつけて歌にする
ささやかな君への僕からのプレゼント
時々立ち止まったり進んだり 落ち着かない旅だ 悪いね希望しか今は見えない
近づく夜明け 羽を広げて一羽の鳥が羽ばたいたのを
見逃さなかった
君もまた遠い旅に出るんだね
僕もなんだよ 奇遇だね
今だけはどんな言葉でも 慰められない
慰められたくもないから 放っておいて
始発電車の時刻確かめて 一番早い電車に乗って 世界の果てまで君を連れて逃避行。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
遠い昔の忘れたはずの恋を 静かに 思い出す 初恋はいつだったかな
多分気づきさえもしなかったんだろう
でもなんとなく
この胸が焦がれた
感覚を その時は覚えたはずだ
遠くて近い距離からただ眺めているだけの
とても 弱気な恋をしていたような気がする
同じ喫茶店に入って 同じ珈琲を頼んだ
たまたまを装って
恋をしたら 伝えなきゃそれは 恋じゃないのかな
伝えないままの恋もまた 恋ならいいな
抱く気持ちは 優しくこの胸を滑り落ち
やがて僕から離れてくまで この痛みを忘れないでいよう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
遠くに 旅立って行ってしまう
あなたにどんな言葉かければいいの
迷ってる間に君を乗せた電車は
ホームに到着して君を乗せていく
まだ余韻のように 残っているよ
忘れられない痛みも 忘れたい 悲しみも
すべてが今では思い出のように
この心に 走馬灯みたいによみがえる
指先もふれられないくらい
遠くに君が離れてく
二人を隔てていたのはきっと
距離ではなく 気持ちだったんだろう
会おうと思えばいつでも会えるのに
それではもう 修復できない関係に なってしまったの
数通のメールのやりとりも日毎に 少なくなってきたね
PS 僕らは本当に お互いを愛しているのかな
息をはずませて 駆け寄った
レイニーデイ 傘の下でつないだ手
恥ずかしそうに 会話もなく ただ歩いた
あの道の 喫茶店はまだあるかな
まるで 夢のように覚めてしまえば
色も形もわからない
二人は 何かもわからないもののために
それを 愛とごまかしていたのかな
息もあたるくらい近く 感じる鼓動
キスが 百までいったら さよなら
多分僕では君を 幸せにはできない
根拠なんてないけどたしかな予感
許してくれなんて言わないよ でもわかってね
さよならするとき もう手を つなぐこともないんだと思ったら泣いてしまった
改札を出て 見上げる空に 見つけた星は
多分一番星じゃない
君は今頃どうしてるかな まだ君を思う心が捨てきれず 残ってることに気付く
指先もふれられないくらい
遠くに君が離れてく
二人を隔てていたのはきっと
距離ではなく 気持ちだったんだろう
会おうと思えばいつでも会えるのに
それではもう 修復できない関係に なってしまったの
数通のメールのやりとりも日毎に 少なくなってきたね
PS 僕らは本当に お互いを愛しているのかな
その答えは まだ出ていないんだよ
あれから恋をするのが下手になった。