| 詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
さまざまな浪を見守ってもいるんだろう
いわゆる腹の虫が鳴くのも聴き合ったりして
それぞれが渡り鳥として羽を休める桟など需めながら旅に発つ
あっというまに遠洋も飛び越えて海岸へ着地すれば
いろいろと染められては織られる糸が濃淡をも響かせる
けなげな声にくるまって眠気もこらえて聞き耳を立てたって
きみって天才または勝負師なのかなって推測しても未知数だから
| 詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
まず沈思黙考するおれが堤防の傍らに在り
きみは乱入する形で彗星の如く現れて
ついさっき下りたばかりの高みへ飛び乗ろうと挑む
ひたすら跳び上がるも果たせずひたむきに立ち向かえば
やっと助走の勢いが加わって到達するから元気も貰う
その直後に迷わず舞い戻り尻尾を振る千両役者かい
| 詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
やらずの雨
祭の初日から余韻に浸りながら人混みに交ざり
夜空の声へ耳を傾けながら打ち上げ花火で酔いしれ
新たに立ちはだかる壁など直面しながら息も吹き返し
歴史の舞台裏を学びながら鬼の大王だと結論づけ
街にて漂いながら徒労だった流浪の旅が宙に浮かび
毒づく薄暮
| 詩人:旅人モドキ(左利き) | [投票][編集] |
ただようふねのうえできみたちがあそびまわる
かけてるいきおいでたまをほうりなげるなかま
まんまるなぶたいじょうでまんまるくおどって
とめどなくまんまるいたまなどとびかうひろば
たかなりだすこどうとはうらはらにそよかぜが
ふくころのうらさびしさもおぼえながらあそぶ
まきもどすぶたいのうえにてたまがころがると
どれだけふねがゆれるかにつられてよっぱらう
| 詩人:カィ | [投票][編集] |
エッセイ
書いてみようかなーと。
軽い気持ちで考えていたら
詩人の部屋に来て詩を書きはじめた理由とか
今でも中毒のようにここで詩を書く理由とか
意外と単純で恥ずかしい。
プロで物書きをしているわけでも
好きで文法を習ったわけでもない
増してや誤字脱字は日常茶飯事だし
伝わればそれでいい
ニュアンスがあってれば構わない。
といった適当さ。
どこでもよかったといえば怒られるかもしれないが
親にも友達にも仲間にも
言えないもどかしい好きを言葉にして
誰かが読んでくれる
それだけでよかった。
始めた当時はハタチくらいで
とにかくたわいのない話をする人が必要な時だった。
仕事とは関係のない話。
出来ないこととやらなきゃいけないことの区別もつかない僕は
ただただ出来ることを全力で空回りする毎日で
いつかきっとって夢を見て、
現実逃避するしかなかった。
ここで言葉にすることは
その時の自分の素直でまっすぐな気持ちだったり
矛盾する好きの思いだったり
気持ちの整理だったりで
恥ずかしいとすぐ嘘を混ぜ込んで
ごまかしたりもした。
それでもここをやめなかったのは
ここが好きだったからで
10年前とは変わってしまったけど、
変わらない時間の流れが確かにあって
僕が好きな匂いがするんだ。
そして時々素敵な風が吹く。
言葉にはそうゆう力がある。
僕の言葉にそうゆう力があるかどうかわからないけど
どうしょうもなくてぐるぐるループしてる時
当たり前の言葉が
普通の言葉が
特別に思えたりすると
嬉しくて
そうゆう空気感に安心してしまう。
あの人が僕の心にあけた穴はあの人でしか埋まらないけど
寂しさを埋め合う為だけに僕ら出会ったんじゃないから
前に進む強さに変えて
そっと思い出を抱きしめよう。
『指先の僕ら』
エッセイ。ここにいる理由。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
銀河を 漂流する汽車に乗って 旅立つ
ある日突然始まった 何の前触れもなく
窓から眺める風景が地球から離れていく
果てしない旅になりそうだ
カムパネルラは 小説を読むように生きる
主語がない動詞だけの会話をしよう
いつかどこかで聞いたような昔話よ
いつまでもきらめく星になれ
手の届かないものを人は想像する
小説にしたり 絵にしたりする
手の届かないものほどこの手は欲しがる
カムパネルラは 小説を読むように生きる
主語がない動詞だけの会話をしよう
いつかどこかで聞いたような昔話よ
いつまでもきらめく星になれ。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
どしゃ降りサンデー
頭の上で雨粒が
規則正しいリズムで
じょうずにステップ刻んでる
君の顔 思い描きながらほくそ笑む
イメージに 埋め尽くされていく
満たされていくのは 心
雨の日、傘を忘れた君を駅まで迎えに行く
手には傘を持って 待たせないように走ってく
もうすぐだよ 待っててね。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
結ばれるようにつながれた手は
時に とてもわがままで残酷だ
突き放すような日もあれば
確かめあうような日もある
この世界にはどれだけの愛があるかな
きっとつながれた手と手の数だけ あるのだろう
つないだってひとつになれるわけもない
それを知りながらつなぐ僕と君の手と手
「誰かを思う気持ち」がつなげていく
手と手を重ねて生まれる 羽を広げた蝶。
| 詩人:あいく | [投票][編集] |
割と有名な文豪の語る住み難き人の世の例えを借りて
「越すことのならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容(くつろげ)て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職ができて、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするがゆえに尊とい。」
さて、これに一行二行の所感なり感想なりをつけ足せば「(とりあえず)出来ました!!」感のある【レポート】とか【作文】だとかが(それなりに)出来上がります。善く言えば引用、今風に言えば原文コピペしまくったものです。そうして書きあがったモノを読み返してみれば原稿用紙の7割近くが”引用”なものですから、これで原稿用紙の枚数が相当稼げるわけですしおすし。こんな方法で課題宿題を乗り切って学生時代を過ごしたご同朋も少なからずと思いますがいかがなものか?
これでだいぶイイ感じに字数が稼げたのでわないかと思うのですが、この段階で未だ今回のエッセイ企画のテーマ的なものに触れていないのが気になるところです。しかし【あいく】さん、テーマについて考えるよりも、先に「はて?エッセイとわ、、、」に躓いてしまったとゆーか、、、エッセイ、、エッセイ緒方?、、、とか。
ツッコミが入る前に先回りして言訳大名。今回のエッセイのテーマが「詩人になったきっかけ」的なですから、【あいく】さんのこれまでにおいて、「(幅広く意味をとって)文章」との関わりを語るとすれば、詩もまた文章の一カテゴリーでわないかと思うわけですよいかがなものか。そんなアプローチから「エッセーがなんちゃら〜」から切り込んでもまぁ悪しからずと言ってよろしいか?ダメと言われても進むしかありません、、、
←TO BE CONTINUED。。。
『指先の僕ら』