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[192125] 約束
詩人:どるとる [投票][編集]


擬音の街を抜け出そう
雨が 降る音にさえ
鼓膜は ふるえて
それが音になり声になり 届くよ

上も下もなく
空と地面があるだけの世界で
僕らの正しさはいつも曖昧だ

雲間に消えた飛行機の行方
空白の数時間

季節は夏だ どおりで暑いはずだ
やまない蝉しぐれ 乾いてはにじむ汗

廃線になったレールを辿る少年
日陰から日陰へ 飛び移る猫

お暇なら 僕の膝の上においでよ
日向ぼっこ つかの間に見た夢

外は炎天下 うだるような暑さ
景色が ぼやけてく

風鈴の音に目を覚ます
畳の上

夜になったら花火をしよう
約束ね 指切りした帰り道。

2016/07/12 12:27



[192124] さいごの不思議
詩人:ユズル [投票][編集]


砂浜に寄せる波のきわ
鮮やかな色の爪をした裸足のあし
こんな色とは アンマッチなことを
平気で 脳みそは 考える

泣きながら 目が醒めるわたしと
ペディキュアを 塗るわたしは 同じ
未来なんていらないわたしと
先の心配で 動けないわたしは 同じ

さいごの逃げ場所は いつもそこにあると
そう思って 楽になれるんだと
勘違いの果てに 周りをガラスで覆われた

ガラスの世界を 受け入れること
ずうっと恐れたことが わたしを助けるのかも
そんな不思議が 繋がる糸から
瞬きの間に 溢れて きらめくということ

永遠に 消えない星が
生きるということなのかもしれないということ

檻だと思っていたものが 広い草原で
檻の向こうの憧れは 怖い怖い湖だったこと

死に触れることが
生きるきっかけになること

きょうの涙が 恵みの雨になること

さいごの不思議は
いつ訪れるのだろう
消える灯火は
穏やかであるといい






2016/07/12 00:45



[192123] 星のない夜
詩人:さみだれ [投票][編集]

眩い光の影に足をとられた
どう転んでも痛くないのに
その時だけはたくさん泣いた
誰も手もなく
言葉も与えられない
それが一番辛かったのかもしれない

膝にできた擦り傷は赤いまま
ひとりでに歩き出す
泣いてばかりの僕を引き摺って
光の方へ
目が焼けて見えなくなるなら
この心だけを見ていたい
ずっと

それじゃダメなんだって
彼女は僕の手をとった
君が永遠に変わらなくても
君以外のものは変わり続ける
ひとりでに歩き出した膝も
私ですらそうなんだよ

それでも僕は目を開かなかった
深い闇のなかで
この心まで見失った

2016/07/11 20:30



[192122] アンブレラ
詩人:どるとる [投票][編集]


この世界が たとえばばかでかい
キャンバスなら 何をそこに描こうか

悲しみを描いた人がいる 喜びを描いた人がいる

コインに裏と表があるように
表だけを描くことはできないよ
だから生まれる 光と影

どしゃ降り雨がこの町を濡らすとき
傘を差し出してくれる 人がどれだけいるかな
自分のことだけ考えて生きれたなら楽だろう
でも 誰かのことを思いやれたなら
きっと 大切なことに気づけるだろう
僕は 面倒くさくても誰かのために生きたい

人混みの中に 光輝くもの見つけたよ
宝石なんかよりずっと価値のある光を

愛を知れば憎しみも知ってしまう
避けられない 出会い

僕は 間違ってるかな
それとも正しいのかな
信じるものだけを信じるだけ

立ち止まっている君に 道を指し示してくれるのは
いつでも 誰かの優しさだろう
ちょっとぶっきらぼうかもしれない
でも多目に見てあげて その優しさは不器用なあなたの 精一杯の愛情表現
ありがとうくらいは言ってやるかな
たまには あなたに華を持たせてやるよ

寂しそうに駅の改札のそば
立て掛けられた傘が誰かを待っているように見えた
その日僕は 泣いて帰った
その傘の 気持ちになってしまったから

どしゃ降り雨がこの町を濡らすとき
傘を差し出してくれる 人がどれだけいるかな
自分のことだけ考えて生きれたなら楽だろう
でも 誰かのことを思いやれたなら
きっと 大切なことに気づけるだろう
僕は 面倒くさくても誰かのために生きたい

君に 生きていることは 楽しいことだと
気づかせてあげたい
悲しむ 暇もないくらいに笑わせたいのさ。

2016/07/11 20:05



[192121] 旅立ち
詩人:どるとる [投票][編集]


どこに行くのか 宛もなく 続く旅さ
名前もない 感情に突き動かされている

飛び乗った汽車の 行き先も知らずに
風に名前がないように 明日は闇の中

大事そうに握りしめた気持ち
汽笛が鳴る 待ってはくれない
時計は 戻らず進むだけだ

冷たい雨を避けながら走る 走る
滑走路やレールなんて要らない

心に薪をくべて 燃えろ 燃えろ
運命された 旅がまた始まる

君がくれた自由へのチケット
永遠を旅する 旅人となれという

おかしな 車掌が腕章をなおすよ
ウェイターは硝子の優しい女の子

言葉にできなかった思い
遠い銀河に置いてきたよ
ここからまたあなたに会いに行く

旅立とうと思ったら何度でも
僕は旅人になって 君に会いに行くよ

退廃した町を あとにして 見下ろす
愛をくれた人はそっと目を閉じた

旅立ちを決めたときから 旅人ではなく

生まれたときから 僕は旅人なのだろう

ふいに生まれる 感情が僕を駆り立てる

あの日もらった唇が僕を宇宙に誘う

冷たい雨を避けながら走る 走る
滑走路やレールなんて要らない

心に薪をくべて 燃えろ 燃えろ
運命された 旅がまた始まる。

2016/07/11 19:53

[192120] 時の旅人
詩人:どるとる [投票][編集]


汽車は 汽笛をあげて夜空に飛び立つ
この汽笛はいくつの冒険をしてきたのだろう

どれだけの物語を背負っているのだろう
星の数ほどの惑星を渡り
いくつもの出会いと別れを知っている

悲しみの駅では涙を
喜びの駅では笑顔を
憎しみの駅では裏切りを

窓から見える 名前もない星々に
遠い昔名前をつけた人がいる

僕もまた 名前のない星のひとつ
手のひらを広げればそこに銀河

レールのように 刻まれた線は道となり
新しい旅へと僕らを連れて行くだろう

汽車は再び 汽笛をあげて夜空に飛び立つ

時を旅する 汽笛に乗り窓の向こう
過ぎていく思い出を見送る もうここへは帰らない

どこから来てどこへ向かうのだろう
始まりも終わりもないような旅だから
いつもそこが終わりであり始まりだ

愛の駅では 口づけを
夢の駅では憧れを
希望の駅では 夜明けを

野に咲く花に 名前をつけた人がいる
あなたにも僕にも名前があるように

運命のように 訪れたさよならの日に
あなたは いつものように笑っていたよ

僕を置いて汽車は行く 汽車をあげて

もうあなたの隣には僕はいない
僕の隣にはあなたはいない

あなたにはあなたの旅があり
僕には僕の旅がある

「もう会えないのにどうして口づけをしたの?」
僕はあなたにまた会いたくなる

窓から見える 名前もない星々に
遠い昔名前をつけた人がいる

僕もまた 名前のない星のひとつ
手のひらを広げればそこに銀河

レールのように 刻まれた線は道となり
新しい旅へと僕らを連れて行くだろう

汽車は再び 汽笛をあげて夜空に飛び立つ。

2016/07/11 12:20



[192119] メーテル
詩人:どるとる [投票][編集]


夢を探して旅立った少年の瞳に宿る光

窓に映る星にさえ 物語があるのなら

探しに行こうとあなたは僕の手を引いた

きっと失ったものはもう二度と帰らない

そんな 悲しみさえ
この旅は癒してくれた
あなたが笑うだけで 僕も笑顔になれた

たくさんの夢を乗せて今日も走る
数多の銀河を さまようように宛もなく

金色のあなたの髪が風に揺れた
僕には それがオーロラに見えたよ

人は何かを探すために それぞれの汽車に乗って
旅立つ旅人と あなたは言った

だからさよならを言葉にするにはまだ早すぎる

夢を探して旅立った少年の瞳に宿る光

窓に映る星にさえ 物語があるのなら

探しに行こうとあなたは僕の手を引いた。

2016/07/10 21:55



[192118] 旅人
詩人:どるとる [投票][編集]


いつか 誰かが読み聞かせてくれた物語
本を読んでる間だけは旅人になれる

優しい胸に抱かれて夢の中で
いくつもの旅をした

心を旅させていくのさ 幻の汽車に乗せて

もう帰れないかもしれない それなら星になるさ

時計は必要ない 時間はもう僕を縛れない

レコードと 思い出を鞄に詰め込んで
風のあとを追いかける

心を旅させていくのさ そこに自由があるなら

何も恐れるものなんてない 物語は明日に続いていく

心を旅させていくのさ 幻の汽車に乗せて

もう帰れないかもしれない それなら星になるさ。

2016/07/10 21:03



[192116] 不自由
詩人:猫のあし [投票][編集]

自由に夢を語る

キラキラさせた目を観た

あの時の感覚を

今思い出した

その時は分からなかったんだ

今なら分かるのに

自由に夢をみれない僕は

不幸なんだ

小さくても

大きくても

夢をみれるのは

幸せで自由だ

僕はちっぽけで

いじけた不幸せなヤツだ

今更

何で思い知らされるんだ

未来をまた

語れるからかな

2016/07/10 19:36



[192114] 生きる事
詩人:香奈 [投票][編集]

未来に希望が
持てなかった
将来なんて
考えたくなかった


だから逃げた

好きなだけ食べて
好きなだけ寝て
めんどくさい事なんか
絶対やりたくなくて

運動なんて
これっぽっちも
やらなかった


その結果
100kgを越す肥満に



それでいいと思ってた
これでいいと…

糖尿病とか
病気になって
死ねるならと
思ってた



ある日
親に言われて
ブツクサ思いながら
バイトの面接を受けた


『ニートではない』
という事だけが
受かりたい理由だった

働いているという事実だけが欲しかった


奇跡的に受かり
働き始めた


驚くほど

そこの人達、上司達は

優しかった

何より
褒めてもらえた


『上手く出来てるね』
『綺麗にやるよね』
『作業早いね』

気持ちが落ち込んで
休んでしまった時も

『悩みがあるならいつでも聞くからね』

落ち込んで
それでも頑張って
作業をした時は

『頑張ってくれたね!ありがとう!』
『偉い偉い!』

少しずつ
少しずつ…




そんな時
肥満が原因で
腰痛を患い、更に風邪を引いてしまった


上司と何度も電話で
話をして

『〇〇ちゃんがどうしたいかだよ。
こっちで勝手に決められないから』


私は…


私は……


『私はここで働いていきたいんです

辞めたくありません

続けたいです。

治して、ちゃんと
働いていきたいです』



それから
ダイエットを
本気で始めた
今まで運動なんて
しなかったのに

食事制限もした
ウォーキングをした
チャリで長時間
走った


今はマイナス20kg
でもまだ完全に腰痛は
治っていない

だけど
私は諦めない


『死』しか
望まなかった私を
救ってくれた
手を差し伸べてくれた

上司や皆さんと


私は『生きて』働いていきたい




2016/07/10 09:36
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