詩人:どるとる | [投票][編集] |
もう頼るものも宛にする人もいないよ
それでも単身旅立ってくことを決めた君
季節は残酷であっという間に二人を引き離しにかかってる
君は悲しいときほど 強がって 笑うところがある
でも今の君は意地っ張りを 貫こうとしている
別れ際、あれだけ離さなかった手を
引き離したのは 君のほうだった
特急のドアが閉まる
硝子越し手を振る君
走り出すともう見えない
余計なことを思い出したよ
まだ温もりが右手に残ってる
言えなかった 気持ちは空にでも くれてやろう
時間が差し迫る 別れの時間まではそれほど長くはない
嘘でもいいから 笑えるといいなあ
つまらないありふれた言葉を用意した
やめたはずの 煙草を吸う 自分に気づく
いつ買ったんだろう 口寂しさもないのに
少しずつ結び目がほどけてくように
ゆっくりとつないでた手が離れていく
その瞬間の切なさと いったら言葉にならない
僕はついに 笑えなかったよ
今日をただのきれいな思い出にしたくない
隠れて流した涙さえちゃんと 足跡になる
君を好きになれたこと それこそが僕がたどり着いた結末
今日はどんなタイトルで 引き出しにしまわれるかな
思いもつかないやだから 余計な名前はつけずに
記憶にしまっておくよ
流した涙と 一緒に伝えられなかった思いも
別れ際、あれだけ離さなかった手を
引き離したのは 君のほうだった
特急のドアが閉まる
硝子越し手を振る君
走り出すともう見えない
余計なことを思い出したよ
まだ温もりが右手に残ってる
言えなかった 気持ちは空にでも くれてやろう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
白い指で空に描いた 未来はやがて 下書きから 清書になるかな
小さな手と足で ここまで歩いてきたよ
よく食べてよく眠り働いて時々休んで
止まない雨とか明けない夜とか
あるにはあるけど今日も口笛吹き鳴らして
歩いていこう
あなたを愛してるこの気持ちを歌にして
寂しさも 風に変えてさあ イッツオーライト
悲しいときには歌ってみよう
嬉しいときにも歌ってみよう
いつの間にか 怒ってた人も笑顔になる
魔法の歌を 歌って 歌っていこう。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
宇宙飛行士に 野球選手 アナウンサー
コックさん 売れっ子アイドル
なりたかった夢を 挙げればきりがないくらい結構あるよね
君はどんな夢を持っていたの?
恥ずかしくなければ僕に教えてくれないか?
叶えたとか叶わなかったとか 考えずに
大人になるのが 楽しみで ずっと 走りながら夢を見ていた
今もまだまだ大人に なれない僕たちは
子供のままの心で
かがやく夢を 追いかけている 夢追いかけるランナーさ
夢のたすきを 明日につなげていけ バトンを渡すその日まで。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
まぶたにぼうっと浮かんだ影を
誰もがぬぐいきれずに抱えてんだ
今日も流されていく 容赦なく人混みに
どこに行くんだろう 行き先はいつも宛もない道程
風が吹いていく先をただ目で追いかけて
立ち止まった道 見上げる空 暮れていくよ
愛してるの言葉より
ただそばにいてほしいと願う僕の心は
きっと欲がないんだろう でも
それ以上望んだら
歯止めが利かなくなるんだ
ここら辺がちょうどいいライン
そしていつの日か今日という日を
思い出して 涙ぐめるのなら 本望
少しでも 笑えるような思い出があればいい
掴んだまま離さない手の中に ギュッと
光を閉じ込めて 宇宙を想像しよう
勿体ぶってたけど 今こそ使おう
いつだって他人には左右されない
独裁者も顔負けの わがままな本性で
牙を抱いた 獣のように 本能の赴くままに 生きれたら いいのになあ
父親と母親と子供の三人家族が
河辺を手をつなぎ歩いている
幸せとは 本来こういうありふれている ものを言うんだろう
でも そんな幸せより 欲に目が眩むのが人間らしくて
握ってくれるあたたかな手を 引き離して 気づくと人生をお金で勘定している
その手にある 小さな小さな物語は
始まりも終わりもなくただ続いてく
誰かが本を読むのを待つように
羊膜に包まれた柔らかなベッドで
寝息を立てながら待っているよ
愛してるの言葉より
ただそばにいてほしいと願う僕の心は
きっと欲がないんだろう でも
それ以上望んだら
歯止めが利かなくなるんだ
ここら辺がちょうどいいライン
そしていつの日か今日という日を
思い出して 涙ぐめるのなら 本望
少しでも 笑えるような思い出があればいい
そしてただ一人の誰かを愛し
その人に 愛されればいいよ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕はあなたの手を離れ一人で歩いてく
もう泣くことも笑うことも一人で出来る
誰かに笑われても冷たい風が吹いても
あなたとの思い出が僕にはあるから
あなたの笑った顔を思い出してみるとき
僕は悲しいことなんて忘れてしまうよ
暮れていく空の色が 淡い橙に滲んだら
まっすぐ帰ろう 明かりを灯したあの家へ
僕が 見たもの聞いたもの そのすべてが
思い出なら きっと歳をとることも幸せだ
目を閉じてつくる スクリーンに映る
大切な場面消えないように 刻むから
あなたのくれたその手の温もりは
今もまだ この手のひらに残ってる
ビルの間に沈んでいく夕日が夜を呼ぶ
月がきれいだね 黄金色に 輝いている
忘れられない 思い出もいつかは
僕の記憶から 消えてしまうかな
たとえばそんな悲しい日が来ても
僕は そんな先のことより今を見つめて
下手くそだってね歩いていけるよ
君と僕との旅に 先を急ぐ理由は必要ない
あなたの笑った顔を思い出してみるとき
僕は悲しいことなんて忘れてしまうよ
暮れていく空の色が 淡い橙に滲んだら
まっすぐ帰ろう 明かりを灯したあの家へ
「ただいま おかえり」
今日も交わす言葉
明日に バトンをつなげていくよ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
空気の椅子を 作りまして
そこに 思想を座らせる
涙目のうさぎは亀にいう
映画のラストを語るように
おとぎ話なら 血潮も可愛いだろう
でも残念ながらこれは現実なのです
倒置法で語る 小説の 置き手紙のように
用意された憎い 付せんの数々
僕らは ただ歌う 思い思いの物語の 喜びや悲しみの 色や形を
そして ほら君を縛る掟は見えない
自由気ままに空も飛べる
誰かが 手を加えた既成の世界は
今、静かに幕を降ろして
今、君の瞳に月が昇る。
詩人:IKUMI | [投票][編集] |
友達って何?
ただお互いに暇つぶしに必要な存在?
お互いがお互いに利用する存在?
段々そう思えてきた。
助けて。と言われれば
幾度となく親身になって話を聞いた。
相談があるんだけど。と言われれば
長電話になって一緒に考えた。
でも…
いざ自分が助けてと、相談があるんだけどと
言えば誰も聞いてはくれない。
ねぇ…
私はあなた達にとってどんな存在
なんですか?
だから、もう上辺だけの付き合いで
構わないよ。
疲れちゃったよ。
友達も恋人も上辺だけの付き合いで
もう構わない。
信用しても助けてもこれなら
必要ないと思う。
それに…
自分勝手なあなた達を見てると
吐き気がする。
あぁ、また利用されたんだと。
彼女や彼氏に夢中な友達。
仕事が忙しい友達。
私はそんな中でもちゃんと
応えていたじゃない…
私がそうすれば
どうして?自分勝手と思う癖に…
もうウンザリだ。
要らない。
要らないよ。
詩人:ゆなぎ | [投票][編集] |
もう、眠りについてもいいかい?
ダメだよ。まだ。
そう、神様が嘯く。
もう、終わりにしてもいいかい?
ダメだよ。あと少し。
そう、誰かが嘯く。
あとどれだけの、私をコロして
あとどれだけの、嘘を重ねて
眠りたいと叫ぶ心に
生きたいを重ねるのだろう。
呼吸を止めて、それでも
朝はくる。夜は堕ちる。
目を閉じても、耳を塞いでも
私は、私でいなきゃいけないのなら
私は私をコロして
生きたいを重ねて
まだダメよ。と嘯く。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
歩道橋から見下ろして見える町
夕暮れの空に 浮かんで消える涙
大切なのは積み重ねた思い出かい
まだ消えない痛みを残したままで
開いた手のひらにそっと咲いた花
風が運んできたのさ
この町の光と影
僕と君の間の距離
埋めるのはなんだろう。
詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
産まれてきてくれて
私と出会ってくれて
ありがとう
人を信じたいのに
信じられなくて
大人たちに頼っても
無駄だと諦めていた
そんな冷めた心に
優しい暖かさをくれた
貴方は良い人
とても良い人
産まれてきてくれて
私と出会ってくれて
ありがとう
周りに愛嬌を振りまいて
良い子のフリをしながら
愛情なんてくだらないと
心底思ってた
そんな心ない私に
日だまりの笑顔をくれた
貴方との日々の中で
自分が少しずつ
変わりつつあることを
実感していたよ
貴方には人を
変えられるだけの
優しさがある
ちょっとしたすれ違い
ボタンの掛け違いの様な
ほんの些細な出来事だった
頑固で疑り深くって臆病で
愛されることの
温かさを知ると
そのぶん失うのが
怖くなる
臆病だから
失う前に壊してしまう
似たもの同士の
二人だったね
近づきすぎて
傷つきすぎて
信じ合えない
優しさや誠意だと
分かっていても
今なら
穏やかな気持ちで
言えるよ
「ありがとう」って
だからお願い
「いつ死んだっていいんだ。オマケの人生だから」
なんて言わないで
貴方には
悲しんでくれる人が居る
貴方の存在を
大切に思う人が居るのだから
産まれてきてくれて
私と出会ってくれて
ありがとう
今思えば貴方との
どんな出来事も
大切な大切な
私だけの宝物でした