| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
ホームで電車を待っているように
未来と待ち合わせをしているんだ
約束もしていないのに 時間通りに
ホームに 到着した行き先のない電車
窓から見える景色は見飽きたよ
昨日と今日が変わらないように
時計がどれだけ回っても歳を重ねても
変わらないものは変わらないままだ
東京の街の地下に張り巡らされた路線
もぐらが作った穴のように入り組んでる
こんがらがることも絡まることもなく
上手くかわしながら道はつながってる
科学の進歩と発展が招いたのは
生活の利便性 でもなくしたものは大きい
メトロの闇に消えていく 鉄の芋虫
蛇行しながら 這うようにレールを走る
時計が刻む同じ時間も 昨日と今日とでは随分違うんだ
同じ一分で何が出来るかな
日暮れの街に きれいな夕焼け空が広がる
水面に浮かぶ白い船の帆が風をつかむ
一息ついて そっと見上げれば満天の星空
見つけたよ僕らが守らなきゃいけない物
一つ一つ 数えきれない宝物が増えてく
失う物より 残された物を指折り数えよう
東京の街の地下に張り巡らされた路線
もぐらが作った穴のように入り組んでる
こんがらがることも絡まることもなく
上手くかわしながら道はつながってる
日暮れの街に きれいな夕焼け空が広がる
水面に浮かぶ白い船の帆が風をつかむ
一息ついて そっと見上げれば満天の星空
見つけたよ僕らが守らなきゃいけない物
小さな子供たちに残さなきゃいけない物。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
行き先のないバス停で貧乏揺すりして
未来と待ち合わせをしているんだ
ドリンクバーで粘る一時間かそこらの退屈
あんなに長い時間も君との会話が あっという間にする
ひらりスカートが風に舞い踊る午後には
宛もなくどこか遠くに行きたくなる
自転車は 走ってゆく見慣れた街並みを
アイスティーのコップが汗をかいている
夏の陽射しが アスファルトをいじめてる
映画を観よう 図書館に行こう
遊園地の観覧車に乗ろう
君が 笑える場所ならどこでもいいさ
油断すると恋をしてしまいそうな景色
リズムをとるテーブルの下の君と僕の足
空は晴れて 雲ひとつない 青い空だよ
急ぎすぎた僕はページを飛ばして
結末だけを知りたい
でも まだまだ 焦らせてほしい
飛ばし読みするのはあまりにもったいない
だから ゆっくり歩いていくんだよ
ひらりスカートが風に舞い踊る午後には
宛もなくどこか遠くに行きたくなる
自転車は 走ってゆく見慣れた街並みを。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
畑を耕すように 僕らのお父さんのお父さんが
世の中を すみよいようにしてくれました
B29が空を飛び 爆弾が降ってきた日に
これで最後にしようと誓ったじゃないか
平和な今を 変えてはいけない
武器を放棄し戦争を憎もう
畑に 実った小さな子供たちが
大人になるまで 見守るよ千の瞳で
えんやこら
えんやこら
鍬を振り上げ
土に降り下ろす
春には たくさんの野菜が収穫されるだろう
僕らは今日も畑を耕す
耕された畑を 荒らさないように
今ある平和な毎日を
子供たちの笑顔を汚さないように。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
遠い昔、運動会でやった二人三脚
要領の悪い僕はパートナーの足を引っ張っていた
でもあなたは 笑って 気にしないでと言っていた
その優しさが 僕をダメにしないで くれたんだろう
一歩また一歩 人生の長い道のりを
歩いていく 時にはつまずいて
雨に降られ 陽射しに焼かれ
あきらめそうになるだろう
時には 喧嘩だってするだろう
でもいつの間にか僕らは手をつないで
悲しささえわけあって 生きている
生きていく。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
沈む夕日を背にして 君は一人泣いている
涙拭くハンカチさえ持ってない僕だけど
そばにいるよ 僕がいるから君は一人になれない
走る 君は夢を追いかけるランナー
風を 切って未来までの道のりを埋める
涙なんて 汗と一緒に流してしまえ
肩を抱いて 笑いあってまた明日。
| 詩人:理恵 | [投票][編集] |
片付かない心の奥から
なけなしの言葉拾って並べる
灰皿にたまってゆく
煙草の灰のような気持ち
わりきれないで 過去からずっと
進めないでループしている
素直になったら何もしないで
ただ波間に浮かんでいたい
人間として生きるということさえ
本当の意味もわからない
働いていること? 友がいること?
必死で繕う毎日
進みたい願い抱えて
どうすれば、という壁にぶつかる
外に出て日を浴びたら
徒な時間があるだけ
繰り返してるパターンに急に
漠然とした不安がよぎる
こうなったらきっと
またあの繰り返しと予感すらしてる
人間として生きるということさえ
本当の意味もわからない
失った記憶と裏切りの中で
生きる意味もわからない
それでもきっと意味を考えているのは
生きていたい 人間になりたいと
思うから
きっと生きていくには向かないけれど
休日の使い方さえも
考えるような日々 正しいのかなんて
わからないけど探してる
H27.5.27
| 詩人:羅憂里 | [投票][編集] |
小さな私がもう失ってしまった
いつの間にか汚れてしまった
あの花のように いつの間にか散ってしまった
さようなら 私
私は 私を 殺して 生きていくから
でも 忘れない きみのことは 忘れない
きみのなかから私は生まれる
生まれる この命 明日も生きる
さようなら 私
私の命をあげる 明日の私に
夜の声に耳を澄ます、それは小さな私の声
夜の暗がりに意味を成さず、それは小さな私の願いだった
もっといい歌が歌えたはず
もっといい人と出会えたはず
もっといい言葉が紡げたはず
なんにもなくなって、からっぽの私
私は 私で なくなる
さようなら 私
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
心と心が お互いに手をつなぐように
ほら 今は隙間もないくらい結ばれてる
君を思って 眠れない夜は 星を数えて
遠い夜明けを 待っている 月と一緒に
涙と笑顔でごちゃ混ぜの 散らかった僕の思い
受け取ってくれるかな
引き出しの奥にしまったラブレター
いつか渡そうと思っていた
空の果てから コウノリトリが運んでくる
命のプレゼント 光に包まれた笑顔
はじめまして僕があなたのパパだよ
手のひらに太陽を描く イメージで
幸せを 空に落書き。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
夜明け前の 光が僕を追い越していく
撫でるように陽射しが水面を走る
渡り鳥は 空を飛ぶ風を味方にして
世の中を上手く泳ぐことも出来ない
ズルをすることも あまり好きじゃない
その翼で切り裂け夜を
くちばしでつまんだ太陽を
空に放って 街に朝を降らせる
君は ハミングバード。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
一分一秒を 刻んでいく時計の針が
またひとつ僕の時間を奪い去ってく
鉛筆を削るように短くなる命
痛みはないが胸が締めつけられる思いだ
忘れられない思い出が 記憶に刻まれて
永遠のない世界で 誰かを愛し そして誰かに愛される 今日も
ふれられないぬくもりを 確かに
この手に 強く握りしめて
大切だと叫ぶ 言葉にもならない思い
朝焼けの街に 雲の隙間から差し込む光
「生きていること」を 当たり前に感じる幸せ
脈打つ鼓動に 垣間見える命
僕は今さら気づいたんだ 命あることの意味に
ありがとうとか 愛しているとか
言葉なら なんとでも言えてしまうね
だから大切なことは言葉にはしないよ
時のレールを走る 電車には 途中下車などないことを 乗る前から教えておきたかった 今はいない人に
ふれられない 思いや気持ちは信じるのに
目の前にいる ふれられる人の ぬくもりを時に嘘だと疑う
なまじ目を開けたままで 見えるものは
時にとても疑わしいから そんな時は目を閉じて手探りで 思考を泳がせる
ぽたり ぽたり
黄色い砂が 硝子の向こうで
落ちてく 一分で砂が落ちきって
また逆さまにして
もう一度、一分を計る
でも 人生には生憎 やり直しはない
だから、後腐れのないように今を 生きる 今日も
ふれられないぬくもりを 確かに
この手に 強く握りしめて
大切だと叫ぶ 言葉にもならない思い
朝焼けの街に 雲の隙間から差し込む光
「生きていること」を 当たり前に感じる幸せ
脈打つ鼓動に 垣間見える命
今を 一生懸命に 生きていることを
声を枯らして 誰かに向けて歌っている。