詩人:どるとる | [投票][編集] |
夕暮れの道に 置き去りにされたように
たたずむ影が 悲しそうに見えた日は
思わずこつまらないことを考えてしまう
「悲しみのない国に生まれたかったと思ったことがあったんだ」
詩人:どるとる | [投票][編集] |
遠ざかる 車窓の風景に向かって
シャッターを切る ストロボを焚く
切り取られた風景が一枚の写真になる
でも 形には残さない
それはふれられない思い出だ
流れる雲と 青い絵の具を溢した空
どこまでも どこまでも 行けそうな気がしたよ
翼はないけれど僕には 翼にかわるものがある
さあ旅立ちは 迷わないで 飛び立っていくように
踏み出す一歩で世界は広がってゆくよ。
詩人:高級スプーン似 | [投票][編集] |
君が笑っている時
私はどんな顔すればいいのか
わからず無表情
記号化された現代社会に
当て嵌められる
『いまのきもち』が
全然なくって
こないだ買った
可愛いスタンプも
未だ送れずにいる
文字を打つのも面倒だ
記号化された云々かんぬん
だとか
うるせーよバカ
あれこれ小難しく
考えなくていい
君とスタンプの応酬
したいだけなのに
私は既に読んでいる
でも返せない
この気持ち
表すスタンプ
どこにも販売していない
(・_・)
君が好き
伝わりますか
これで私の・・・
(・_・)
怒ってる?
(・_・)
怒ってないよ
(・_・)
眠いの?
(・_・)
ちょっと眠いけど
(・_・)
なんでその顔?
(・_・)
なんでって・・・
(・_・)
ほら
やっぱり
伝わらないなう
私の今の気持ち
鈍感な君にはさあ、
(・_・)
わかんないけど
可愛いね☆
(・_・)
・・・
(//_//)
スタンプ打つの
疲れたから
おやすみ!
www
詩人:どるとる | [投票][編集] |
まだ何も書かれてない地図を 手にどこまで行けるかな
夜明けにはまだ早い街は 静かに朝を待っている
途切れ途切れの物語を つないで
レールを 世界の果てまで伸ばしたら
行けない場所なんてないのになあ
飛び立ちたい 気持ちが 翼になる
遠心力をバネにして
打開策を見つけてく
飛んでみたくなる空 羽ばたく 気持ちを翼にして
「風になるのさ」って 終わらない歌を歌ってく。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
それは来ることもない待ち合わせ
何時になっても 気配さえもない羽ばたき
夜を 吹き抜けてく風が運んだ綿毛
明日に花を咲かせるために旅立ってく
東京の空には星が見えないと思ったでしょう?
でも以外ときれいな星空がおがめるんだよって 笑ったの
渡り鳥の 羽ばたきに似ている 遠ざかる誰かの足音
逃げるんじゃないわ ちょっとだけ 道を変えてみるだけ
朝一番の電車をつかまえて
適当な車両に乗り込む
ありふれた挨拶なんかはしないで さよならも聞きたくない
誰も知らない私だけの旅立ちの朝
それは ほんの少しの下手くそな魔法
誰かがくれる さりげない言葉は呪文
いつか 二人で歌った大好きなあの歌
もう一度歌える日が来るかなと思った
思ったより頑張れるんだってことに気づいたんだよ
だめだって思ってたのは ただの気のせいだったみたいだ
太陽が 降らす 陽射しの雨 カーテンの隙間からのぞく青空
打開策は今はない でも飛び立つ力を温存してるんだ
手のひらに描かれたのは
名前のない誰かの温もり
本編を飛ばし読み
後書きと前書きの往復
盛り上がり場面だけで お腹を満たそう
快速電車の 窓の外に流れる景色を
ファインダーに 閉じ込めて
ストロボ焚いたら シャッターを切る
またひとつ思い出が増えたよ
朝一番の電車をつかまえて
適当な車両に乗り込む
ありふれた挨拶なんかはしないで さよならも聞きたくない
誰も知らない私だけの旅立ちの朝。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
あっという間に過ぎてく季節にも慣れて
それは電車の 窓の外を流れる景色に似て
何かに 動かされているように
時計はなくしたものを取り戻すように回る
また昨日と同じ 今日を繰り返しながら
夜は明ける 句読点のその先へ
他愛ない 僕らのばかばかしい会話も
ありふれた風景の隅にうずくまる猫も
窓辺に咲かせた 名前も知らない花も
新しい物語のドアを開けるカギだ
また明日ね 手を振るいつもの別れ道
迷いながら差し出した手を離してゆく
一瞬の間をおいて 君はもどかしそうに
つないだ手を 離す 次第に冷えてく 手は
まるで さっきまでの温もりを 知らないふりする 薄情な奴だと右手を叱る
黄昏に 追い着いた空が 夜を待たせてる
名前のない切なさに 持てる言葉をなくす
つまらない小説にある一小節だけの光
その時の輝きを僕はなぜか思い出した
誰かの声にもまるで上の空で
聞こえないわけじゃないのに
世界から音が消えたように思ったのは
あまりにもたくさんの涙を抱えすぎたから
他愛ない 僕らのばかばかしい会話も
ありふれた風景の隅にうずくまる猫も
窓辺に咲かせた 名前も知らない花も
新しい物語のドアを開けるカギだ
黄昏に 追い着いた空が 夜を待たせてる
名前のない切なさに 持てる言葉をなくす
つまらない小説にある一小節だけの光
その時の輝きを僕はなぜか思い出した
その輝きは 未来を照らすかなあ
この先に 続いてる道の向こうに
待ち合わせてるはずのLIFE。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
いつまで待っても 言葉にしないと思うよ
君がお望みの 愛してるなんて言葉は
死んでも 僕は言わないよ 世界が終わっても言わないよ
消費税がどれだけ上がっても 死ぬその日まで
君が笑っていることそれが僕の幸せ
大切な言葉は 一番最後まで 言わないよ
愛してるって思わず我慢できずに
言いそうになる日もわざとむすっとして
愛していないふりをする強がりな僕だ
でも あなたには見え見えの 嘘だから
冷たい人になれずに 先に笑ってしまう
まるで あっぷっぷで負けた時みたいに
気持ちは変わる年もとれば気難しくなる
でも多分僕は 変わらないと思うよ
子供のような 素直な気持ちを 持って生まれて来てしまった
そのせいで得をしたこともあった 損をしたこともあった
君が僕を笑わせるように僕も君を笑わせたい
愛はきっと 言葉にしなくても伝わるよ
不器用な僕はただ面倒なだけかもね
それがたまに仲良くいるためのコツになる
嘘をつくのが 苦手で 作り笑いも下手だ
悲しいときは すぐに態度に出てしまう
嬉しいときも すぐに顔に出てしまう
君に幸せになってもらうこと
それが僕の幸せ
僕の人生で 一番大切なこと 叶えたい夢だ
君が笑っていることそれが僕の幸せ
大切な言葉は 一番最後まで 言わないよ
愛してるって思わず我慢できずに
言いそうになる日もわざとむすっとして
愛していないふりをする強がりな僕だ
でも あなたには見え見えの 嘘だから
冷たい人になれずに 先に笑ってしまう
まるで あっぷっぷで負けた時みたいに
たださりげなく言った言葉も
僕には愛の歌に聞こえるんだよ
だから僕らの間に愛してるなんて いらないんだ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
覚めてもまだ覚めない夢の中にいるよ
あなたを思うと胸が苦しくなるんだ
日記帳のページの殆ど埋め尽くすのは
言葉にできない君を思う気持ちだ
ただ君とのささやかな時間を
手にしたいと 思うだけの恋なのに
どうしてだろうそれだけでは
とても足りない 僕は欲張りかな
でももう少しだけこの夢の中にいるよ
僕が見てる夢の続きが知りたいから
すれ違っただけでも嬉しくて嬉しくて
その1日ずっと 幸せな気持ちでいれる
ほかの人がするような 恋はできない
言葉にすればすぐに答えが出てしまう
本当なら交わることもない 僕と君が
すれ違ってしまったときから始まった
勘違いなのかな でも君が好きだよ
この気持ちは 紛れもなく恋だ
うなされるように目を覚ましたよ
でも明日も見たい あなたに会えるから
いつもの踏切 なかなか変わらない信号
横断歩道に落ちた ハンカチを渡した
それは僕なんだよ そこから変わらないかな
二人の 物語はまだ
きっと始まっていないだけ
そんな 都合のいい言い訳でいつまでも
気持ちを 宝箱にしまったまま
僕はまた 泣きながら帰るよ
やけに夕焼けが目にしみるなあ
遠くで踏切が降りる音 電車が レールを走る音
ただ君とのささやかな時間を
手にしたいと 思うだけの恋なのに
どうしてだろうそれだけでは
とても足りない 僕は欲張りかな
でももう少しだけこの夢の中にいるよ
僕が見てる夢の続きが知りたいから
夢の中だけでもいいから
僕だけに 微笑んでほしいから
好きだと言えなくても 伝えないままの恋でも片思いの恋をしたよ
覚めることのない夢の中で。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
この世界で一番 愛する誰かに
同じように愛されることが
ばらばらの思いをひとつに束ねる
ちょうど糸と糸を結びあわせるように
離ればなれの僕の気持ちと君の気持ちが
空と空でつながってる 距離なんてないみたいに
言葉にするまでもないことを
言葉にしたいと思うとき
言葉にしたいと思う気持ちが
そのまま言葉になる
どうしようもないほど愛してる その言葉だけで
笑って 明日も 僕は生きてゆける。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
高架下に潜り込んでで 雨をしのぐ夜
街の光は ここまでは届いてくれない
暗闇の中にいると どんな顔してるかも
見えないから わからない
隠したいことがあるときは都合がいい
涙を見せたくないときの恥ずかしさを
傷痕ごと ごまかしてしまえるから
空を渡る 流れ星に祈りを捧げる 夜は
真っ白なノートのページのように
汚れひとつない心のまま誰かを思える
見つけた一番星は少しだけ輝いて
必要な光だけを街に降らすよ
その明かりだけは僕を見捨てないんだ。